文字の大きさ
大
中
小
933 / 1,396
第三十二章 新入生
千百二十九話 襲撃者の撃退完了
そして、商会の物陰に隠れていると周囲に動きがありました。
気配の察知に優れているリズとスラちゃんが、直ぐに周囲を気にしていました。
探索魔法を使ってみると、二十人くらいが商会の周囲を囲んでいます。
「恐らく指揮官役もいるだろう。襲撃者の動きを確認しつつ、指揮官役も捕まえよう」
僕がルーカスお兄様に周囲の状況を伝えると、ルーカスお兄様も直ぐに近衛騎士などに指示を出していました。
これだけ人数が多い犯罪組織なら、襲撃の際にも指揮官がいるはずらしいです。
僕もジンさんも同じ考えなので、周囲の襲撃者の様子をよく観察するようにします。
サササッ。
そして、直ぐに襲撃者たちの大半が商会の裏口に集まりました。
二人だけ、周囲にある建物の物陰に隠れてこちらの様子を伺っていますね。
レイナさんたちもその二人の襲撃者の存在に気がついていて、直ぐにその二人の方に動いて行った。
準備ができたところで、敢えてルーカスお兄様が大声で指示を出しました。
「確保!」
「「「おー!」」」
「「「えっ!?」」」
突然の大声に、襲撃者達は体をビクッとさせていました。
大声を出すことによって、身をすくませて動きを止める作戦です。
ものの見事に作戦は成功し、襲撃者は体を動かせないでいた。
その隙に、一気に動いて襲撃者を制圧します。
うん、一瞬で決着しました。
全員怪我もありませんし、作戦は大成功です。
襲撃者をゲートで軍の施設に送っていると、レイナさんたちも二人の指揮官役を拘束してこちらに引きずってきました。
「コイツラも、元冒険者だわ。どうせ、借金で身を崩して犯罪者になったのでしょう。冒険者として得た知識を悪用して、今回の事件を企てたのかもしれないわね」
「ぐっ……」
指揮官役が悔しそうな表情をしているけど、逆にレイナさんの予想が当たっていることを示していました。
何れにせよ、冒険者崩れが犯行に関与しているのは間違いなかった。
後は、軍の厳しい取り調べの結果を待つばかりですね。
僕達は一度軍の施設に集合してから、それぞれ解散することになりました。
「サキちゃん、また明日ね!」
「皆さん、おやすみなさいませ」
リズ達は先に屋敷に帰るので、サキさん達を先に孤児院に送ってから屋敷にゲートを繋げました。
いつの間にか明日の湖で遊ぶ件にサキさんを誘っていたみたいだけど、特に問題ないですね。
僕はスラちゃんと一緒に王城に戻る面々と共に、報告のために向かいました。
「冒険者崩れが犯罪組織の中にいたからこそ、冒険者視点での動きをしていたのだろう。兵崩れの犯罪者もいるだろうから、今後はそういう視点にも気をつけないといけないな」
報告を受けた陛下がさらなる手を考えていたけど、何らかの理由で犯罪者になった人が元々得ていた知識を悪用する可能性は否定できない。
現に、今回は冒険者の知識を悪用した犯罪だったもんね。
「いずれにせよ、暫くは軍が動くことになる。アレクたちはまだ学生なのだから、明日思いっきり遊ぶことも大切だぞ」
明日は軍が取り調べを行うので、僕たちは予定通りケイマン男爵領に行って湖で遊ぶことになりました。
陛下もゆっくりするのが大切だと言ってくれたので、ご厚意に甘えることにしました。
さてさて、明日はどんな日になるのかな。
ちょっと楽しみだったりしています。
気配の察知に優れているリズとスラちゃんが、直ぐに周囲を気にしていました。
探索魔法を使ってみると、二十人くらいが商会の周囲を囲んでいます。
「恐らく指揮官役もいるだろう。襲撃者の動きを確認しつつ、指揮官役も捕まえよう」
僕がルーカスお兄様に周囲の状況を伝えると、ルーカスお兄様も直ぐに近衛騎士などに指示を出していました。
これだけ人数が多い犯罪組織なら、襲撃の際にも指揮官がいるはずらしいです。
僕もジンさんも同じ考えなので、周囲の襲撃者の様子をよく観察するようにします。
サササッ。
そして、直ぐに襲撃者たちの大半が商会の裏口に集まりました。
二人だけ、周囲にある建物の物陰に隠れてこちらの様子を伺っていますね。
レイナさんたちもその二人の襲撃者の存在に気がついていて、直ぐにその二人の方に動いて行った。
準備ができたところで、敢えてルーカスお兄様が大声で指示を出しました。
「確保!」
「「「おー!」」」
「「「えっ!?」」」
突然の大声に、襲撃者達は体をビクッとさせていました。
大声を出すことによって、身をすくませて動きを止める作戦です。
ものの見事に作戦は成功し、襲撃者は体を動かせないでいた。
その隙に、一気に動いて襲撃者を制圧します。
うん、一瞬で決着しました。
全員怪我もありませんし、作戦は大成功です。
襲撃者をゲートで軍の施設に送っていると、レイナさんたちも二人の指揮官役を拘束してこちらに引きずってきました。
「コイツラも、元冒険者だわ。どうせ、借金で身を崩して犯罪者になったのでしょう。冒険者として得た知識を悪用して、今回の事件を企てたのかもしれないわね」
「ぐっ……」
指揮官役が悔しそうな表情をしているけど、逆にレイナさんの予想が当たっていることを示していました。
何れにせよ、冒険者崩れが犯行に関与しているのは間違いなかった。
後は、軍の厳しい取り調べの結果を待つばかりですね。
僕達は一度軍の施設に集合してから、それぞれ解散することになりました。
「サキちゃん、また明日ね!」
「皆さん、おやすみなさいませ」
リズ達は先に屋敷に帰るので、サキさん達を先に孤児院に送ってから屋敷にゲートを繋げました。
いつの間にか明日の湖で遊ぶ件にサキさんを誘っていたみたいだけど、特に問題ないですね。
僕はスラちゃんと一緒に王城に戻る面々と共に、報告のために向かいました。
「冒険者崩れが犯罪組織の中にいたからこそ、冒険者視点での動きをしていたのだろう。兵崩れの犯罪者もいるだろうから、今後はそういう視点にも気をつけないといけないな」
報告を受けた陛下がさらなる手を考えていたけど、何らかの理由で犯罪者になった人が元々得ていた知識を悪用する可能性は否定できない。
現に、今回は冒険者の知識を悪用した犯罪だったもんね。
「いずれにせよ、暫くは軍が動くことになる。アレクたちはまだ学生なのだから、明日思いっきり遊ぶことも大切だぞ」
明日は軍が取り調べを行うので、僕たちは予定通りケイマン男爵領に行って湖で遊ぶことになりました。
陛下もゆっくりするのが大切だと言ってくれたので、ご厚意に甘えることにしました。
さてさて、明日はどんな日になるのかな。
ちょっと楽しみだったりしています。
感想 306
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。