文字の大きさ
大
中
小
972 / 1,396
第三十二章 新入生
千百六十八話 入園合格者への説明会の日です
文化祭の前に来年入園する、入園試験合格者への説明会があります。
特別な準備は特にないし、教室見学も普通の授業中に行なわれます。
あるとすれば出張冒険者登録だけど、こちらもリズとエレノアが張り切って準備をしていました。
サンディもいるし、イヨも冒険者登録時の説明の補助をするみたいですね。
「イヨ、準備は出来ている?」
「バッチリ」
「ニャー」
僕は説明会に向かうためにイヨに声をかけたけど、そのイヨの肩の上に猫がぶら下がっていた。
いつもドラちゃんと一緒にいる野良猫が赤ちゃんを産んで、一匹の三毛猫がイヨに懐いていた。
マチネコというとても大人しい魔物らしく、スラちゃんが魔法を教えたら複数魔法を使える存在だと分かった。
イヨはミケと名付けて可愛がっていて、スラちゃんやマジカルラットともとても仲が良かった。
因みに、美味しいご飯が食べられるのでわざわざネズミとかを食べる必要はないと言っていたが、屋敷に侵入している普通の野ネズミは捕まえていた。
とても賢い猫ちゃんなので、他の家族からもとても慕われていました。
でも、ミケちゃんはまだ空間魔法が使えないので、僕と一緒に移動します。
因みに、リズとサンディ、それにスラちゃんは一足先に学園に向かいました。
「うう、とうとうイヨも学園生になるのね。おいおいおーい」
「ウザい」
学園に着くと既にオカマさんが着いていて、イヨの姿を見るなりバスタオルを顔に覆って号泣していた。
最初からハンカチじゃない辺り、ナイス判断でしょう。
あと、今日は入園者への説明会であって入園式ではないので、オカマさんは若干気が早いとおもうよ。
イヨも辛辣な言葉を発していたけど、オカマさんの思いは分かっているので特にそれ以上は言わなかった。
「それにしても、首席合格でトリプル特待生だなんて。イヨも良く頑張ったわね」
「勉強頑張った」
ティナおばあさまもエレノアとルーシーお姉様と共に馬車で早めに学園に来ていて、ニンマリしながらイヨのことを褒めていた。
イヨも、見た目は無愛想な表情だけどとても喜んでいますね。
では、僕は体育館前の受付に行って準備状況を確認しましょう。
「僕は生徒会の準備をします。後で受付にお願いします」
「分かった」
「アレク君も、お仕事頑張ってね」
「おーいおいおい」
オカマさん、いい加減泣き止みましょう。
メイクが崩れて、とんでもない事になっていますよ。
イヨはともかくとしてティナおばあさまはオカマさんのメイクの事も分かっていて、直ぐに側にいた近衛騎士に指示を出していた。
僕は、思わず苦笑しながら頭の上にいるプリンと共に体育館前に向かいました。
「ドラちゃん、こっちの書類も運んでね」
「グルル」
体育館前では、リズや生徒会役員と共にドラちゃんも受付の準備をしていた。
ドラちゃんは入園試験時も手伝いをしていたけど、あの時は教会で役目を忘れて小さい子どもと遊んだ罰だったもんね。
今日は、勿論僕の屋敷でスケートボードもどきに乗って生垣に突入して破壊した罰です。
最近のドラちゃんは、失敗ばかりして生徒会の手伝いをしているんだよなあ。
しかも、ドラちゃんは手慣れた手つきで書類の準備をしています。
「レシステンシアさん、準備は順調そうですね」
「ええ、特にトラブルは起きていませんわ」
真面目なレシステンシアさんは、キチッと書類を整理していました。
こう見ると、書類の並べ方にも性格が出るんだね。
受付の準備は順調そうなので、僕は体育館の中に入りました。
特別な準備は特にないし、教室見学も普通の授業中に行なわれます。
あるとすれば出張冒険者登録だけど、こちらもリズとエレノアが張り切って準備をしていました。
サンディもいるし、イヨも冒険者登録時の説明の補助をするみたいですね。
「イヨ、準備は出来ている?」
「バッチリ」
「ニャー」
僕は説明会に向かうためにイヨに声をかけたけど、そのイヨの肩の上に猫がぶら下がっていた。
いつもドラちゃんと一緒にいる野良猫が赤ちゃんを産んで、一匹の三毛猫がイヨに懐いていた。
マチネコというとても大人しい魔物らしく、スラちゃんが魔法を教えたら複数魔法を使える存在だと分かった。
イヨはミケと名付けて可愛がっていて、スラちゃんやマジカルラットともとても仲が良かった。
因みに、美味しいご飯が食べられるのでわざわざネズミとかを食べる必要はないと言っていたが、屋敷に侵入している普通の野ネズミは捕まえていた。
とても賢い猫ちゃんなので、他の家族からもとても慕われていました。
でも、ミケちゃんはまだ空間魔法が使えないので、僕と一緒に移動します。
因みに、リズとサンディ、それにスラちゃんは一足先に学園に向かいました。
「うう、とうとうイヨも学園生になるのね。おいおいおーい」
「ウザい」
学園に着くと既にオカマさんが着いていて、イヨの姿を見るなりバスタオルを顔に覆って号泣していた。
最初からハンカチじゃない辺り、ナイス判断でしょう。
あと、今日は入園者への説明会であって入園式ではないので、オカマさんは若干気が早いとおもうよ。
イヨも辛辣な言葉を発していたけど、オカマさんの思いは分かっているので特にそれ以上は言わなかった。
「それにしても、首席合格でトリプル特待生だなんて。イヨも良く頑張ったわね」
「勉強頑張った」
ティナおばあさまもエレノアとルーシーお姉様と共に馬車で早めに学園に来ていて、ニンマリしながらイヨのことを褒めていた。
イヨも、見た目は無愛想な表情だけどとても喜んでいますね。
では、僕は体育館前の受付に行って準備状況を確認しましょう。
「僕は生徒会の準備をします。後で受付にお願いします」
「分かった」
「アレク君も、お仕事頑張ってね」
「おーいおいおい」
オカマさん、いい加減泣き止みましょう。
メイクが崩れて、とんでもない事になっていますよ。
イヨはともかくとしてティナおばあさまはオカマさんのメイクの事も分かっていて、直ぐに側にいた近衛騎士に指示を出していた。
僕は、思わず苦笑しながら頭の上にいるプリンと共に体育館前に向かいました。
「ドラちゃん、こっちの書類も運んでね」
「グルル」
体育館前では、リズや生徒会役員と共にドラちゃんも受付の準備をしていた。
ドラちゃんは入園試験時も手伝いをしていたけど、あの時は教会で役目を忘れて小さい子どもと遊んだ罰だったもんね。
今日は、勿論僕の屋敷でスケートボードもどきに乗って生垣に突入して破壊した罰です。
最近のドラちゃんは、失敗ばかりして生徒会の手伝いをしているんだよなあ。
しかも、ドラちゃんは手慣れた手つきで書類の準備をしています。
「レシステンシアさん、準備は順調そうですね」
「ええ、特にトラブルは起きていませんわ」
真面目なレシステンシアさんは、キチッと書類を整理していました。
こう見ると、書類の並べ方にも性格が出るんだね。
受付の準備は順調そうなので、僕は体育館の中に入りました。
感想 306
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。