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第三十二章 新入生
千百七十一話 ドラちゃんのお母さんと義妹がやってきた
今日は安息日で学園もお休み、仕事もありません。
だけど、前々から決まっていた辺境伯領の教会で奉仕活動を行うために朝から準備をしていました。
残念ながら王家の面々は全員何かしらの公務があるそうで、絶対に奉仕活動の方が良かったと愚痴をこぼしていました。
ここは、王家の義務ということで頑張ってもらいましょう。
「ドラちゃん、このテーブルを運んでね」
「グルル」
教会の前ではリズがドラちゃんに荷物運びをお願いしているけど、先日のサボりの罰がまだ続いているみたいです。
今も、レイカちゃんの従魔の雲さんがドラちゃんの事をバッチリと監視していました。
ルーカスお兄様の従魔の真面目なマジカルラットがいなくても、誰かがドラちゃんを監視していますね。
そんな中、何とドラちゃんにとって一番怖いものが現れたのです。
バサッ、バサッ。
バサッ、バサッ。
「「グルル……」」
「グ、グル?」
教会の前に現れたのは、何とドラちゃんのお母さんでした。
ドラちゃんのお母さんは度々辺境伯領に来てドラちゃんの様子を見ているので、僕達も町の人もすっかり顔馴染みです。
そして、一緒にやってきたのはドラちゃんの妹で、みんながリボンちゃんって呼んでいる女の子の飛竜です。
でも、本当はドラちゃんの実の妹ではなく、知り合いの飛竜の子どもらしいです。
なので、義妹なのかもしれません。
そこに、トトトっと辺境伯家の幼児のシェファードちゃんがやってきて、ドラちゃんのお母さんにある事をバラしてしまったのです。
「ドラ、さぼたー! おこー!」
「グル!?」
たまに、幼児の純粋さは残酷な時があります。
シェファードちゃんは、ニコニコとしながら先日冒険者活動の時にドラちゃんがサボってルーカスお兄様のマジカルラットに積極されていたのをバラしてしまったのです。
更に、意外なところから追撃がありました。
「ニャー」
「ドラちゃんは、いつも野良猫と一緒に寝ているって」
「グ、グル……」
イヨの従魔のミケちゃんが、ドラちゃんの生活態度を話してしまったのです。
とはいえ、ドラちゃんはいつも野良猫とお昼寝をしているのは周知の事実です。
ドラちゃんは、更にヤバイと焦りだしていました。
ドラちゃんのお母さんはグルリとドラちゃんの方を向いたけど、当のドラちゃんは思いっきり顔を背けていました。
とはいえ、ヤバいという表情をしながら滝のような汗を流していました。
ドラちゃん、それだと自白しているのと同じだよ。
僕は、炊き出しの仕込みをしながら思わず苦笑しちゃいました。
「グルッ」
くいっ。
「グルル……」
バサッ、バサッ。
ドラちゃんのお母さんは、指をくいっとしてちょっとこっちに来いと睨んでいました。
そして、項垂れるドラちゃんを引き連れて森に飛んで行きました。
間違いなく、説教タイムが始まりますね。
因みに、ドラちゃんのお母さんは毎回誰かにドラちゃんの様子を聞いていて、どうやらシェファードちゃんは誰かの真似をしていたんですね。
シェファードちゃんが喋らなくても、間違いなく誰かが先日の冒険者活動体験の時の事を話したでしょうね。
トトト。
「リボー!」
ガシッ。
「グルル」
そして、シェファードちゃんは、笑顔でリボンちゃんの足に抱きついていました。
リボンちゃんも、シェファードちゃんは知り合いなので優しくシェファードちゃんの頭を撫でていました。
この辺の子どもの扱いの違いは、種族が違っても女の子って感じですね。
多分ドラちゃんが教会に戻ってくるのはもう少し先なので、その間に炊き出しと無料治療の続きをしておきましょう。
「ほほほ、アレク君の周囲はいつも賑やかじゃのう」
ドラちゃんとお母さんのやり取りを見ていた司祭様がにこやかに笑っていたけど、普通に考えると飛竜がこうして僕達と仲良くするってあり得ないもんね。
そんな事を思いながら、僕は野菜を切っていました。
だけど、前々から決まっていた辺境伯領の教会で奉仕活動を行うために朝から準備をしていました。
残念ながら王家の面々は全員何かしらの公務があるそうで、絶対に奉仕活動の方が良かったと愚痴をこぼしていました。
ここは、王家の義務ということで頑張ってもらいましょう。
「ドラちゃん、このテーブルを運んでね」
「グルル」
教会の前ではリズがドラちゃんに荷物運びをお願いしているけど、先日のサボりの罰がまだ続いているみたいです。
今も、レイカちゃんの従魔の雲さんがドラちゃんの事をバッチリと監視していました。
ルーカスお兄様の従魔の真面目なマジカルラットがいなくても、誰かがドラちゃんを監視していますね。
そんな中、何とドラちゃんにとって一番怖いものが現れたのです。
バサッ、バサッ。
バサッ、バサッ。
「「グルル……」」
「グ、グル?」
教会の前に現れたのは、何とドラちゃんのお母さんでした。
ドラちゃんのお母さんは度々辺境伯領に来てドラちゃんの様子を見ているので、僕達も町の人もすっかり顔馴染みです。
そして、一緒にやってきたのはドラちゃんの妹で、みんながリボンちゃんって呼んでいる女の子の飛竜です。
でも、本当はドラちゃんの実の妹ではなく、知り合いの飛竜の子どもらしいです。
なので、義妹なのかもしれません。
そこに、トトトっと辺境伯家の幼児のシェファードちゃんがやってきて、ドラちゃんのお母さんにある事をバラしてしまったのです。
「ドラ、さぼたー! おこー!」
「グル!?」
たまに、幼児の純粋さは残酷な時があります。
シェファードちゃんは、ニコニコとしながら先日冒険者活動の時にドラちゃんがサボってルーカスお兄様のマジカルラットに積極されていたのをバラしてしまったのです。
更に、意外なところから追撃がありました。
「ニャー」
「ドラちゃんは、いつも野良猫と一緒に寝ているって」
「グ、グル……」
イヨの従魔のミケちゃんが、ドラちゃんの生活態度を話してしまったのです。
とはいえ、ドラちゃんはいつも野良猫とお昼寝をしているのは周知の事実です。
ドラちゃんは、更にヤバイと焦りだしていました。
ドラちゃんのお母さんはグルリとドラちゃんの方を向いたけど、当のドラちゃんは思いっきり顔を背けていました。
とはいえ、ヤバいという表情をしながら滝のような汗を流していました。
ドラちゃん、それだと自白しているのと同じだよ。
僕は、炊き出しの仕込みをしながら思わず苦笑しちゃいました。
「グルッ」
くいっ。
「グルル……」
バサッ、バサッ。
ドラちゃんのお母さんは、指をくいっとしてちょっとこっちに来いと睨んでいました。
そして、項垂れるドラちゃんを引き連れて森に飛んで行きました。
間違いなく、説教タイムが始まりますね。
因みに、ドラちゃんのお母さんは毎回誰かにドラちゃんの様子を聞いていて、どうやらシェファードちゃんは誰かの真似をしていたんですね。
シェファードちゃんが喋らなくても、間違いなく誰かが先日の冒険者活動体験の時の事を話したでしょうね。
トトト。
「リボー!」
ガシッ。
「グルル」
そして、シェファードちゃんは、笑顔でリボンちゃんの足に抱きついていました。
リボンちゃんも、シェファードちゃんは知り合いなので優しくシェファードちゃんの頭を撫でていました。
この辺の子どもの扱いの違いは、種族が違っても女の子って感じですね。
多分ドラちゃんが教会に戻ってくるのはもう少し先なので、その間に炊き出しと無料治療の続きをしておきましょう。
「ほほほ、アレク君の周囲はいつも賑やかじゃのう」
ドラちゃんとお母さんのやり取りを見ていた司祭様がにこやかに笑っていたけど、普通に考えると飛竜がこうして僕達と仲良くするってあり得ないもんね。
そんな事を思いながら、僕は野菜を切っていました。
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