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第三十二章 新入生
千百九十四話 さっそく治療を始めます
僕は、ティナおばあさまとプリンと共にワーナー君のおばあさまの部屋に向かいます。
他の人たちも、それぞれ動き始めました。
僕たちも、ガントル侯爵家の使用人の後をついていきました。
コンコン。
「失礼いたします。治癒師の方がお見えになりました」
「入って頂戴」
部屋の中から女性の声が聞こえたので、僕たちも使用人と一緒に入ります。
すると、部屋のベッドにおばあさんが横になっていて、部屋の中に入ってきたティナおばあさまを見てかなり驚いた表情をしていた。
「ふふ、久しぶりね。お加減はどうかしら?」
「ティナ様! な、なぜこの様なところに」
治癒師が入ってくると聞いて、入ってきたのが学園の同級生で当時は王女様だったティナおばあさまです。
突然の訪問にビックリしていたけど、確かにおばあさんの顔色はとても良くないし体も痩せ細っていますね。
「今日は、特別上手な治癒師を連れていたのよ。私の孫だけど、中々の腕前よ」
「アレクサンダーと言います。どうぞ、アレクと呼んで下さい」
僕は、おばあさんに近づいて直ぐに体の状態を確認するために軽く魔力を流しました。
シュイン。
うーん、おばあさんはあんまり体の状態が良くないなあ。
この感じだと、全身が悪い上に加齢による体調不良も重なっています。
先ずは、一回全力で治療をしてどうなるかをみてみましょう。
僕は、プリンと共に魔力を溜め始めました。
シュイン、シュイン、ぴかー!
全身から嫌な感じがするので、先ずは均等に回復魔法を流していきます。
徐々に体の悪いところが限定的になってきて、お腹や胸に嫌な感じが集まってきました。
今度は、そのお腹や胸に集中して回復魔法をかけます。
でも、回復魔法の反動でおばあさんの体力の方が心配なので、今日の治療はここまでですね。
「すみません、おばあさんの体力を考えて今日の治療はここまでです。だいぶ体調は良くなったと思いますので、しっかり食事をして体力をつけてから再治療します」
「凄いわ、『双翼の天使様』の治療はこんなにも凄いのね」
おばあさんは、体の調子がかなり良くなってかなりビックリしていました。
僕としては完治させたかったけど、やっぱり回復魔法はリズの方が上だね。
「では、今度はリズちゃんに依頼を受けてもらいましょう。アレク君は副宰相としての仕事があるから、リズちゃんの方が冒険者として動きやすいでしょうね」
ティナおばあさまは直ぐに手をうってくれたけど、リズなら張り切って治療するだろうね。
そして、共通の話題であるワーナー君の話をすることになりました。
「あの子は少し意地っ張りというか、負けず嫌いなところがあるのよ。身内にはとても優しい子なんだけどね」
「いいじゃない、あったけどあのくらいなら全然平気よ。それに、同じクラスになるイヨも普通に相手をしているし、心配いらないと思うわ」
「首席を取った女の子ね。とても凄い子だと聞いていたけど、その理由も納得したわ」
ワーナー君は、僕の中ではイジられキャラのイメージがついちゃったんだよね。
イヨは気に入らない人には本当に塩対応だし、僕も友人関係は全然大丈夫だと思います。
ティナおばあさまはもう少し孫のことで話をするそうなので、僕はそのワーナー君のいるところに向かいました。
「うーん、これがあーで、あれがこーで……」
「あっ、間違みっけ」
「だー!」
ワーナー君はルーシーお姉様から問題を指摘されて勉強していたけど、間違いを見つける度にイヨが指摘していた。
でも、勉強は普通にできているし、全然問題ないと思うけどなあ。
すると、ルーシーお姉様が僕にあることを言ってきた。
「弟くん、ワーナー君も生徒会にスカウトしたわ。成績は問題ないし、家柄もいいから未来の生徒会長候補ね」
「えー、ワーナーが生徒会長?」
「お前が決めたんだないぞ!」
なんというか、イヨとワーナー君の漫才は息ぴったりだね。
まるで、夫婦漫才みたいです。
何故か生徒会は女性が多いし、男手が増えるのはとても助かります。
となると、別の事に気が付きました。
「ルーシーお姉様、ワーナー君を早いうちにルーカスお兄様たちにも紹介した方が良いですね」
「なら、明日いい依頼をする予定だから指名依頼にしておくわ」
ルーシーお姉様はニシシって悪巧みをしている表情をしたけど、なんというかいきなりあの仕事をお願いするのは大変だと思うよ。
当のワーナー君は目の前の問題を解くので精一杯だったけど、ルーシーお姉様は通信用魔導具を使ってあれこれ連絡していました。
他の人たちも、それぞれ動き始めました。
僕たちも、ガントル侯爵家の使用人の後をついていきました。
コンコン。
「失礼いたします。治癒師の方がお見えになりました」
「入って頂戴」
部屋の中から女性の声が聞こえたので、僕たちも使用人と一緒に入ります。
すると、部屋のベッドにおばあさんが横になっていて、部屋の中に入ってきたティナおばあさまを見てかなり驚いた表情をしていた。
「ふふ、久しぶりね。お加減はどうかしら?」
「ティナ様! な、なぜこの様なところに」
治癒師が入ってくると聞いて、入ってきたのが学園の同級生で当時は王女様だったティナおばあさまです。
突然の訪問にビックリしていたけど、確かにおばあさんの顔色はとても良くないし体も痩せ細っていますね。
「今日は、特別上手な治癒師を連れていたのよ。私の孫だけど、中々の腕前よ」
「アレクサンダーと言います。どうぞ、アレクと呼んで下さい」
僕は、おばあさんに近づいて直ぐに体の状態を確認するために軽く魔力を流しました。
シュイン。
うーん、おばあさんはあんまり体の状態が良くないなあ。
この感じだと、全身が悪い上に加齢による体調不良も重なっています。
先ずは、一回全力で治療をしてどうなるかをみてみましょう。
僕は、プリンと共に魔力を溜め始めました。
シュイン、シュイン、ぴかー!
全身から嫌な感じがするので、先ずは均等に回復魔法を流していきます。
徐々に体の悪いところが限定的になってきて、お腹や胸に嫌な感じが集まってきました。
今度は、そのお腹や胸に集中して回復魔法をかけます。
でも、回復魔法の反動でおばあさんの体力の方が心配なので、今日の治療はここまでですね。
「すみません、おばあさんの体力を考えて今日の治療はここまでです。だいぶ体調は良くなったと思いますので、しっかり食事をして体力をつけてから再治療します」
「凄いわ、『双翼の天使様』の治療はこんなにも凄いのね」
おばあさんは、体の調子がかなり良くなってかなりビックリしていました。
僕としては完治させたかったけど、やっぱり回復魔法はリズの方が上だね。
「では、今度はリズちゃんに依頼を受けてもらいましょう。アレク君は副宰相としての仕事があるから、リズちゃんの方が冒険者として動きやすいでしょうね」
ティナおばあさまは直ぐに手をうってくれたけど、リズなら張り切って治療するだろうね。
そして、共通の話題であるワーナー君の話をすることになりました。
「あの子は少し意地っ張りというか、負けず嫌いなところがあるのよ。身内にはとても優しい子なんだけどね」
「いいじゃない、あったけどあのくらいなら全然平気よ。それに、同じクラスになるイヨも普通に相手をしているし、心配いらないと思うわ」
「首席を取った女の子ね。とても凄い子だと聞いていたけど、その理由も納得したわ」
ワーナー君は、僕の中ではイジられキャラのイメージがついちゃったんだよね。
イヨは気に入らない人には本当に塩対応だし、僕も友人関係は全然大丈夫だと思います。
ティナおばあさまはもう少し孫のことで話をするそうなので、僕はそのワーナー君のいるところに向かいました。
「うーん、これがあーで、あれがこーで……」
「あっ、間違みっけ」
「だー!」
ワーナー君はルーシーお姉様から問題を指摘されて勉強していたけど、間違いを見つける度にイヨが指摘していた。
でも、勉強は普通にできているし、全然問題ないと思うけどなあ。
すると、ルーシーお姉様が僕にあることを言ってきた。
「弟くん、ワーナー君も生徒会にスカウトしたわ。成績は問題ないし、家柄もいいから未来の生徒会長候補ね」
「えー、ワーナーが生徒会長?」
「お前が決めたんだないぞ!」
なんというか、イヨとワーナー君の漫才は息ぴったりだね。
まるで、夫婦漫才みたいです。
何故か生徒会は女性が多いし、男手が増えるのはとても助かります。
となると、別の事に気が付きました。
「ルーシーお姉様、ワーナー君を早いうちにルーカスお兄様たちにも紹介した方が良いですね」
「なら、明日いい依頼をする予定だから指名依頼にしておくわ」
ルーシーお姉様はニシシって悪巧みをしている表情をしたけど、なんというかいきなりあの仕事をお願いするのは大変だと思うよ。
当のワーナー君は目の前の問題を解くので精一杯だったけど、ルーシーお姉様は通信用魔導具を使ってあれこれ連絡していました。
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