1,022 / 1,191
第三十二章 新入生
千二百十八話 卒園式の日です
しおりを挟む
こうして準備を整えつつ、卒園式の日になりました。
僕は学園担当の副宰相だけど、今日は生徒会役員として卒園式の手伝いをします。
朝早くから学生服に袖を通し、準備を整えます。
プリンは、まだ眠たそうな表情をしていますね。
「もぐもぐもぐ。お兄ちゃん、今日はルーカスお兄ちゃんは来ないんだよね?」
食堂で朝食を食べていると、同じく制服に見を包んだリズがパンを食べながら僕に話しかけてきた。
ルカちゃんとエドちゃんも大きくなってきたので、来賓として頑張ろうということになりました。
入園式にはルーカスお兄様が来賓で来る予定で、その際にはアイビー様も一緒に来賓としてくるそうです。
「じゃあ、僕は王城に行ってから学園に行くね。リズとサンディも、遅れないようにしてね」
「「はーい」」
リズだけでなく、サンディも僕に手を振っていました。
今日は生徒会役員が登校するのだけど、いつもの受付担当としてドラちゃんとリボンちゃんの飛竜コンビもやってきます。
移動はスラちゃんが行うし、ジンさんたちの移動もマジカルラット部隊として参加予定のポッキーが行います。
僕も、みんなに手を振ってからまだ眠そうなプリンを頭の上に乗せて王城にゲートを繋ぎました。
「「おはよー!」」
「はよー」
王城に到着すると、綺麗な貴族服に着替えているルカちゃんとエドちゃんだけでなく、同じくドレスに着替えているエリちゃんの姿がありました。
この分だと、エリちゃんもお兄ちゃんたちと一緒に王城について行くみたいですね。
エリちゃんは剣術大会の時に来賓として学園に来たことがあるので、特に問題ないと思います。
「私も一緒について行くから大丈夫よ。小さいといってもアレク君なら大丈夫だと思うけど、流石にこの子たちには保護者は必要よ」
これまた綺麗なドレスに着替えたティナおばあさまが、ちびっ子三人の引率者としてついてくるという。
席に座っていて、おめでとうって言えば大丈夫だもんね。
因みに、四人の学園への移動はエリちゃんのマジカルラットが行うそうです。
「おはよう、弟くん」
「アレクお兄ちゃん、おはようなの」
ルーシーお姉様とエレノアも、制服に身を包んで姿を現しました。
二人の準備はバッチリみたいなので、僕は学園にゲートを繋ぎます。
「それじゃあ、また後で」
「ええ、後で会いましょうね」
「「「じゃーねー」」」
僕、ルーシーお姉様、エレノアは、見送りをする四人に手を振ってゲートを潜りました。
学園に着いたら、さっそく卒園式の準備を始めます。
と言っても体育館の準備は昨日のうちに済ませていて、必要な書類なども準備を終えています。
既に軍の兵などもやってきていて、警備について話をしていました。
「じゃあ、ステージの方に行って卒園式の段取りの確認をしましょうか」
「「はい」」
僕とエレノアは、ルーシーお姉様の先導で体育館の中に入りました。
司会進行はサンディが行うけど、エレノアも司会進行の補助を行います。
真面目なサンディは、昨晩も屋敷で今日の進行の復習を念入りに行っていました。
僕はまたまた来賓対応だけど、多分心配ないかなって思っていました。
「警備が厳重なだけで、やることは変わらないですね」
「変わった何かをする予定はないし、特別な来賓もいないからね」
ルーシーお姉様と最終チェックを進めるけど、特に問題はなさそうです。
エレノアのところにはいつの間にかやってきたサンディもいて、一緒に進行表を確認しています。
僕は学園担当の副宰相だけど、今日は生徒会役員として卒園式の手伝いをします。
朝早くから学生服に袖を通し、準備を整えます。
プリンは、まだ眠たそうな表情をしていますね。
「もぐもぐもぐ。お兄ちゃん、今日はルーカスお兄ちゃんは来ないんだよね?」
食堂で朝食を食べていると、同じく制服に見を包んだリズがパンを食べながら僕に話しかけてきた。
ルカちゃんとエドちゃんも大きくなってきたので、来賓として頑張ろうということになりました。
入園式にはルーカスお兄様が来賓で来る予定で、その際にはアイビー様も一緒に来賓としてくるそうです。
「じゃあ、僕は王城に行ってから学園に行くね。リズとサンディも、遅れないようにしてね」
「「はーい」」
リズだけでなく、サンディも僕に手を振っていました。
今日は生徒会役員が登校するのだけど、いつもの受付担当としてドラちゃんとリボンちゃんの飛竜コンビもやってきます。
移動はスラちゃんが行うし、ジンさんたちの移動もマジカルラット部隊として参加予定のポッキーが行います。
僕も、みんなに手を振ってからまだ眠そうなプリンを頭の上に乗せて王城にゲートを繋ぎました。
「「おはよー!」」
「はよー」
王城に到着すると、綺麗な貴族服に着替えているルカちゃんとエドちゃんだけでなく、同じくドレスに着替えているエリちゃんの姿がありました。
この分だと、エリちゃんもお兄ちゃんたちと一緒に王城について行くみたいですね。
エリちゃんは剣術大会の時に来賓として学園に来たことがあるので、特に問題ないと思います。
「私も一緒について行くから大丈夫よ。小さいといってもアレク君なら大丈夫だと思うけど、流石にこの子たちには保護者は必要よ」
これまた綺麗なドレスに着替えたティナおばあさまが、ちびっ子三人の引率者としてついてくるという。
席に座っていて、おめでとうって言えば大丈夫だもんね。
因みに、四人の学園への移動はエリちゃんのマジカルラットが行うそうです。
「おはよう、弟くん」
「アレクお兄ちゃん、おはようなの」
ルーシーお姉様とエレノアも、制服に身を包んで姿を現しました。
二人の準備はバッチリみたいなので、僕は学園にゲートを繋ぎます。
「それじゃあ、また後で」
「ええ、後で会いましょうね」
「「「じゃーねー」」」
僕、ルーシーお姉様、エレノアは、見送りをする四人に手を振ってゲートを潜りました。
学園に着いたら、さっそく卒園式の準備を始めます。
と言っても体育館の準備は昨日のうちに済ませていて、必要な書類なども準備を終えています。
既に軍の兵などもやってきていて、警備について話をしていました。
「じゃあ、ステージの方に行って卒園式の段取りの確認をしましょうか」
「「はい」」
僕とエレノアは、ルーシーお姉様の先導で体育館の中に入りました。
司会進行はサンディが行うけど、エレノアも司会進行の補助を行います。
真面目なサンディは、昨晩も屋敷で今日の進行の復習を念入りに行っていました。
僕はまたまた来賓対応だけど、多分心配ないかなって思っていました。
「警備が厳重なだけで、やることは変わらないですね」
「変わった何かをする予定はないし、特別な来賓もいないからね」
ルーシーお姉様と最終チェックを進めるけど、特に問題はなさそうです。
エレノアのところにはいつの間にかやってきたサンディもいて、一緒に進行表を確認しています。
610
あなたにおすすめの小説
豊穣の巫女から追放されたただの村娘。しかし彼女の正体が予想外のものだったため、村は彼女が知らないうちに崩壊する。
下菊みこと
ファンタジー
豊穣の巫女に追い出された少女のお話。
豊穣の巫女に追い出された村娘、アンナ。彼女は村人達の善意で生かされていた孤児だったため、むしろお礼を言って笑顔で村を離れた。その感謝は本物だった。なにも持たない彼女は、果たしてどこに向かうのか…。
小説家になろう様でも投稿しています。
大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。
下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。
ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。
小説家になろう様でも投稿しています。
放逐された転生貴族は、自由にやらせてもらいます
長尾 隆生
ファンタジー
旧題:放逐された転生貴族は冒険者として生きることにしました
★第2回次世代ファンタジーカップ『痛快大逆転賞』受賞★
★現在4巻まで絶賛発売中!★
「穀潰しをこのまま養う気は無い。お前には家名も名乗らせるつもりはない。とっとと出て行け!」
苦労の末、突然死の果てに異世界の貴族家に転生した山崎翔亜は、そこでも危険な辺境へ幼くして送られてしまう。それから十年。久しぶりに会った兄に貴族家を放逐されたトーアだったが、十年間の命をかけた修行によって誰にも負けない最強の力を手に入れていた。
トーアは貴族家に自分から三行半を突きつけると憧れの冒険者になるためギルドへ向かう。しかしそこで待ち受けていたのはギルドに潜む暗殺者たちだった。かるく暗殺者を一蹴したトーアは、その裏事情を知り更に貴族社会への失望を覚えることになる。そんな彼の前に冒険者ギルド会員試験の前に出会った少女ニッカが現れ、成り行きで彼女の親友を助けに新しく発見されたというダンジョンに向かうことになったのだが――
俺に暗殺者なんて送っても意味ないよ?
※22/02/21 ファンタジーランキング1位 HOTランキング1位 ありがとうございます!
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。