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第三十三章 二年生
千二百四十二話 強制捜査開始
お店の周囲を兵が取り囲み、万が一の逃走に備えます。
そして、僕たちは開店準備中のお店の中に入りました。
「「おはようございます」」
「あら、二人ともまた来てくれたのね。もう少しで開店出来るから、ちょっと待っていてね」
挨拶をしたサンディとイヨにニコリとしながら話しかけたのは、ルーカスお兄様と同じくらいの歳で青髪セミロングの背の高いお姉さんだった。
エプロンを身に着けて忙しそうに開店準備をしている姿は、普通の店員さんって感じですね。
こっそりと鑑定しても全く問題ないし、リズの勘でもシロと判定されました。
やはり、普通に店員として採用されたみたいですね。
「お姉さんって、いつから働いているんですか?」
「まだ一週間なのよ。このお店も、一週間前にできたばかりなのよ」
リズは、当たり障りのない話をして情報を引き出そうとしています。
店先に店員募集の張り紙があって、それで応募したらしい。
しかも、お姉さんは陳列、接客、会計のみで、焼き菓子の製造には携わっていないそうです。
そして、お姉さんが僕たちの側の棚の陳列を始めたタイミングで、いよいよ動くことになりました。
「お姉さん、ちょっとその場動かないで下さいね」
「こっち」
「うん? どうしたのかしら」
お姉さんは、疑問に思いながらもサンディとイヨの話を聞きながらその場で陳列を続けていました。
この分なら大丈夫だと思い、僕、リズ、エレノア、ルーシーお姉様は、カウンダ―の近くに歩みよりました。
「すみません、お店の責任者はいますか?」
「誰だ、呼んでいるのは?」
僕の掛け声に面倒くさそうにお店の奥から現れたのは、無精ひげを蓄えた頭にバンダナをまいた中年男性だった。
こっそり鑑定をするが、この人物が店長で犯罪組織の構成員だということも判明した。
僕は、胸元から強制捜査の命令書を取り出して無精ひげの中年男性に突きつけた。
「王国副宰相のアレクサンダーです。これより、麻薬取締法違反でこの焼き菓子店の強制捜査に入ります」
「あっ!?」
「えっ?」
僕が突きつけた強制捜査命令書を見た無精ひげの中年男性は、ヤバいという表情に変わって店の奥に急いで引き返しました。
すぐさまリズ、エレノア、ルーシーお姉様が木剣を手にして店の奥に入り、あっという間にどんちゃん騒ぎが始まりました。
兵も多数店内に突入し、店の奥や二階に入っていきます。
一方、お姉さんは周囲をキョロキョロしながら何が何だか分からないでいますね。
「あの、これはどういうことなの?」
店員のお姉さんは、いきなり目の前で繰り広げられている大捕り物にかなり狼狽えていました。
僕は、サンディに店員のお姉さんを店の外に案内するように伝えた。
というのも、イヨも店の奥に突入して大捕り物に参加したからだ。
流石に僕はこの場から動く事はできないし、サンディの肩にはミケちゃんがいるから護衛もばっちりです。
そして、僕は改めて店内に陳列されている様々な焼き菓子を鑑定して通信用魔導具で各所に連絡しました。
店内の全ての焼き菓子に、麻薬の成分が含まれていると。
そして、僕たちは開店準備中のお店の中に入りました。
「「おはようございます」」
「あら、二人ともまた来てくれたのね。もう少しで開店出来るから、ちょっと待っていてね」
挨拶をしたサンディとイヨにニコリとしながら話しかけたのは、ルーカスお兄様と同じくらいの歳で青髪セミロングの背の高いお姉さんだった。
エプロンを身に着けて忙しそうに開店準備をしている姿は、普通の店員さんって感じですね。
こっそりと鑑定しても全く問題ないし、リズの勘でもシロと判定されました。
やはり、普通に店員として採用されたみたいですね。
「お姉さんって、いつから働いているんですか?」
「まだ一週間なのよ。このお店も、一週間前にできたばかりなのよ」
リズは、当たり障りのない話をして情報を引き出そうとしています。
店先に店員募集の張り紙があって、それで応募したらしい。
しかも、お姉さんは陳列、接客、会計のみで、焼き菓子の製造には携わっていないそうです。
そして、お姉さんが僕たちの側の棚の陳列を始めたタイミングで、いよいよ動くことになりました。
「お姉さん、ちょっとその場動かないで下さいね」
「こっち」
「うん? どうしたのかしら」
お姉さんは、疑問に思いながらもサンディとイヨの話を聞きながらその場で陳列を続けていました。
この分なら大丈夫だと思い、僕、リズ、エレノア、ルーシーお姉様は、カウンダ―の近くに歩みよりました。
「すみません、お店の責任者はいますか?」
「誰だ、呼んでいるのは?」
僕の掛け声に面倒くさそうにお店の奥から現れたのは、無精ひげを蓄えた頭にバンダナをまいた中年男性だった。
こっそり鑑定をするが、この人物が店長で犯罪組織の構成員だということも判明した。
僕は、胸元から強制捜査の命令書を取り出して無精ひげの中年男性に突きつけた。
「王国副宰相のアレクサンダーです。これより、麻薬取締法違反でこの焼き菓子店の強制捜査に入ります」
「あっ!?」
「えっ?」
僕が突きつけた強制捜査命令書を見た無精ひげの中年男性は、ヤバいという表情に変わって店の奥に急いで引き返しました。
すぐさまリズ、エレノア、ルーシーお姉様が木剣を手にして店の奥に入り、あっという間にどんちゃん騒ぎが始まりました。
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一方、お姉さんは周囲をキョロキョロしながら何が何だか分からないでいますね。
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店内の全ての焼き菓子に、麻薬の成分が含まれていると。
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