推しが青い

 僕の推しは、入学した高校で隣の席になった青井くん。青井くんはイケメンな上にダンスがとても上手で、ネットに動画を投稿していて沢山のファンがいる。

 とはいえ男子の僕は、取り巻きの女子に混ざることもできず、それどころか気持ち悪がられて、入学早々ぼっちになってしまった。

 青井くんにとって僕は迷惑なクラスメイトだろう。ぼっちのくせに、誘いは断るし、その割に図々しくファンサを欲しがる。なぜか僕には青井くんが触れたところがなんでも青く染まって見えるんだけど、僕が一番青い。青井くんにたくさん面倒をかけてる証拠だ。

 ダンスの他メンバーと別れて2人きりになった帰り道、青井くんは僕の手を取って─


高校生男子の、甘くて優しくてピュア~なお話です。全年齢。
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