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拒否

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葉山福太郎。
Ω嫌い、Ωの匂いに反応しない。
俺にとっては救いだった。


もうなにも求められない存在に俺はなんだかホッとした気分になった。


しかし本当に勃起しないもので、俺の匂い落ちたかなって心配になる。
さすがに発情期の時は勃起してたけどでもまだ意思があった。

本当にすごいことだと思う。

だからかな~ちょっと気になってるのは。

それにいつも助けてくれる。

「あ、気づいたyumeさん大丈夫?」
たしか壬生さんに抱かれていたような。

「っつ頭痛い」

「もしかして今回のことは覚えてる?」
「………福太郎、そんな気負わなくていい、これは俺の問題だから」
「…………」
「なら」
と福太郎を押し倒した。

「福太郎が俺を抱いてあいつのことを忘れさせてくれるの?」

「……前にも言ったけど俺はもうΩを抱けないんだ」
「でも、それは福太郎の心だろ? 体に聞いて見る」
「やめろ!! 俺はyumeさんとは体の関係になりたくないっ」

拒否

それってつまり俺と番になりたくない。
…………そうだろうな、αにとってΩと番になる理由の一つは、優秀な子を産むこと、なら俺はいらない。

「ごめん、強く言ってでも分かってほしい」

「分かった」
すくっと立ち上がり福太郎を後にした。

家につくなり体が重い。

「あ、yume、おかえり」
「ただいま、慌ててどうした?」

「あのね、僕αの人に番ってもらえたの」
「良かったじゃん」
「うん、とても優しい人でね、僕嬉しいよ」

羨ましい。

体を洗い、ベッドに寝転がり、さっきの続きを思い出す。

番ったΩはその人の元に行くだからkentaも卒業だ。
良いなとは思わない。

俺はここでαの相手して優越になれればいい。
きっとそうだ。


少し寝たらたたき起こされ仕事についた。
今日も疲れた顔をしたαが来て満足するまで俺を抱く。

「yumeちゃん、今日は俺からね」

腰をもたれさっそく挿入し中を弄られる。
「あんあん// そう、そこ!!」
気持ちいい、気持ちよくない、気持ちいい、気持ちよくない…………。
そんな感情がぐるぐると掻き乱し俺をおかしくさせた。

頭を麻痺させながら俺はαに抱かれる。
「2輪行きます」
簡単にそういうと腹が圧迫されるのを感じた。

「あっああああ”あ”」
「おい、腹見ろよ、こりゃ俺のかな」
触られると敏感に反応する。

「うひょーいいね」
ぐぽぐぽと抜き差しされ次から次へと交代に欲望が入ってきた。

カラーはしているもののそれだけで安全なのかは分からない。
もしかしたら誰かの子を産むかもしれない。

臓器がないわけじゃないし避妊薬だって飲んでる、そんなこと考えても俺の終わった人生に後腐れなんてないんだけど。
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