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4章 『獸魔王国家 ザラニア』

デュークの心の内

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デュークside

_どうちたの?いたいの?
「うるさい、放っておけ」

_痛いの、痛いの、飛んでけなの
「うるさいぞ、童!」

_帰るところ、無いの?ねこちゃん
「、、、先の一線で無くした。」

_ならさ、うちにくる?ねこちゃんならかんげいだよ!

「何を言っている、童」

_ぼく、りーあ、よろしくね、ねこちゃん!








目をゆっくり開けると、そこには見なれた天井。約500年見た天井があった

ゆっくり起き上がると、そこは昔俺の使っていた部屋であった

「、、、なぜ俺がここに。」

帰りたくもない、ここに。





「お目覚めになられたのですね!!デューク様!」

見慣れた顔、見知った顔、知らぬ顔。
俺の唯一が居ない。どうしてだ?
先程までいたはずだ。
一緒に、ケルベロスに乗っていたはずだ

「オイ、小さい童は」

「嗚呼、あのものなら、暗部が殺すと言っておりました。」

「なんだと!?」

「獣王国には人間を入れるだけで死刑なのです。」

「そのような律は我は作っておらぬ。嗚呼、21代目が作ったのか。あのグズめ。」

「そう仰らないでくださいまし。貴方様が帰ってくれば貴方様をまた皇帝へと推す方がたくさんおりますれば、、」

「我は皇帝になぞならぬ。童が死ぬまで我はあのものの執事だ。どこへ行った。答えぬのなら貴様の首ごと刈る。」

睨みつけ、剣を抜くと、獣人はビクッと耳を立てて、喉から威嚇の声が聞こえた。

「お教え致しません!!」

目がランランと揺れている。

「、、、チッ。」

俺は手がかりを探したいのに。
、、、愛しの、童。愛しの、リーア様、、。


あの日、第5次獣人戦争のとき、裏切り者が獣人軍から出てしまい、俺は切られた。みなに撤退を申しつけて、俺は死ぬ覚悟をした。

その時、近くに来ていたらしき童が、こちらへ来る。
子供とは思えないほど冷静で。

「ぼく、りーあ!よろしくね、ねこちゃん!」

猫ではない。と言いたかったが、俺はホワイトタイガーなので一応ネコ科だ。
否定できなくいると、そこに父親らしき男が現れた

「リーア?どうしたんだい?あれ?獣人、、?ここら辺じゃ珍しいけど」

「あのね!けがいっぱいしてるの!おとうたま!たすけたいの!だからね、おうちつれていっていい?」

「んー、、おかあさんは極度の獣人嫌いだからな、、、。どうするか。ふむ、、、そうだ。獣人は確か高魔力保持者は人間に化けることが出来るはずだ!」

「ほんとお!?」

「嗚呼、出来るか?えぇと」
「ねこちゃんなの!」

「、、、」

命令、ではなくお願い
初めてされた感覚に胸踊り、この小さき愛しい童に尽くそうと決めた。

「、、、よいだろう、、」

俺は人間に化けた。

「これでよろしいか?童」

「うん!よろちい!」

可愛らしい童を守るために、力を使おうと決めた。


のに











「、、、?嫌いなものが死ねばあなたがたは楽になるでしょう。僕はこの世にいらない子なのでしょう?」

いわせてしまったのだ、俺は。
大事な方に、大事な、人に。
大事な、童に。
俺は目の前が真っ暗になり、倒れそうだった。

俺が弱いせいで、弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで弱いせいで!!!!!

その後の記憶は全くと言っていいほどなく、童が家を出たと聞いて、俺は童の父に直談判した

「なぜ追い出したのですか!?」

聞けば王子との結婚が破談になったらしく、その責任を問うべくして追い出したと言われた

それから何ヶ月かたってから、ケルベロスを童が守ったと聞いた。

ケルベロスは我等肉球類グリフォンの始祖である。それを守ってくれたと聞いて嬉しかった。







童との思い出は沢山ある。
俺はこんなでかくて何も役に立たない城で激務をこなすより。
あの童の近くで、愛するものの近くで激務をこなす方が良い

あの童と一緒になら、死んでもいい
我は、俺は、私は。



あの方のために生きてるのだから
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みんなの感想(1件)

咲綺
2024.04.15 咲綺

二章の一話まで読みました。

誤字や脱字が多いのはまぁ脳内で補えば読むことができるのでいいのですが、途中から登場人物の名前が変わっているので読みづらく感じました。

私が気づいた点は
・作品紹介では“ゆうき”である主人公の前世での名前が作中では“ゆうじ”になっている
・始まりでは“リーア”と呼ばれている主人公の名前が二章一話後半では“ルーア”になっている
です。


お忙しいとは思いますが、一度修正をお願いしたいです。

解除
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