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急ぎたいけど丁寧に

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早く先輩と一緒に食べたいなぁ。
多少急いでも大丈夫だろうけど崩れたら嫌だから、丁寧に丁寧に運ばないと。
なんだか競歩みたいだ。
先輩とサンドイッチィ。
何事もなく先輩のマンションに着いた。
エレベーターの前に来た瞬間少し恐怖心が生まれた。
ぎゅっとサンドイッチの入った箱を抱き締めた。
ボタンを押し、開くまで安心できなかった。

ポーン

扉が開けば…俺と同じくらいの身長の男の人がいた。
よかった、アイツじゃない。
彼が降り俺がエレベーターに乗り込んだ。
すれ違い様、顔から全身を確認されたような視線を感じた。
先輩の部屋の階のボタンを押し扉が閉まっていく。
早く先輩に会いたいなぁと考えていた俺に、先程の彼が振り返り凝視していたことには気付かなかった。
先輩の家に着いた。
鍵を使って開けた。
合鍵で。
あっ、インターフォン押した方が良かったかな?
でも、心のどこかで寝ている先輩を眺めたいなって気持ちもあった。

「お邪魔しまーす」

小さな声で確認した。
リビングにサンドイッチの入った箱を置いて、まだ先輩が起きていないことを知り先輩の部屋に向かった。
静かに扉を開けベッドに横になっている大きな塊を発見。

「せぇんぱぁぃ…おきてますかぁ」

小さな声で確認しベッド脇にしゃがみこんだ。
規則正しく寝息を立てていた。
先輩の寝ている姿はずっと見ていられる。
頬をツンツンとしてみた。

「起きちゃうかな?」

先輩には反応がなく寝続けていた。
こうなってくると沢山イタズラしたくなる。
今度は鼻をツンツンとした。
まだ、先輩は起きなかった、ウフフ次は何しようかなぁ。
軽くチュッと頬にキスした。
キスだよキス。
口付けじゃなくてキスの方。
キスって言葉には、その後エッチを期待してますって意味もあると思う。
俺は先輩の頬にキスをした。
それでも先輩は起きなかった。
なので、唇にキスした。
軽めのやつ触れるだけのキス。
先輩はまだまだ寝てる。
王子さまのキスでお姫様が起きるのは嘘だよ。
キスだけじゃ絶対起きないと思う。
もっと…じゃないと。
今度は先輩の唇を舌でなぞってみた。
反応を確認するため離れようかな?と思ったけどそのまま続け舌を潜り込ませた。

「ふぅんんん」

先輩の吐息が聞こえた。
それでも止めなかった…けど、反応がいまいち。
離れ先輩を確認するもまだ起きてくれない。
全然起きない。

「む゛ー」

こうなってくるとなんだか悔しい。
キスで起きるって決まってるのに。
こうなったらとベッドに乗り上げ掛けていた布団を剥ぎ取り先輩に跨がった。
先輩に一方的なキスを贈り顎から首筋を舐める。
唇は離さず先輩のTシャツを捲りあげ胸を舐めまくった。
チュッチュッとわざと音を立てたりした。
腹筋の筋を舌で辿り臍の周りにキスマークを付けた。
ズボンの紐を緩めズルズルと力業で脱がしにかかった。
ズボンとパンツをズラし先輩のが現れた。
付け根を舐めながら指で刺激すれば反応が直ぐに返ってきた。
こっちの方が反応がよく素直で良い子。
ご褒美あげないとね。
両手の指で支え揉みこみ、裏筋を舐め上げる。
また根本まで戻り口を開けハムっと咥えた。




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