僕のテディベアは恋を知っている
「君はきっと良いテディベア作家になるよ」
安定した仕事を辞め、祖父の工房でテディベア作家を目指す藤代樹。
そこで待っていたのは、幼い頃から工房にいた英国人、アンディだった。
祖父の孫としてではなく、自分の作品を見てほしい。
けれど、心を込めたベアは売れず、自信は揺らぐばかり。
そんな樹を、アンディはいつも当たり前のように迎えてくれる。
はちみつのお菓子に喜び、ベアとお揃いの服を欲しがる。
無邪気な彼のために食事を作り、服を縫い、一緒に出かけるうち、樹は少しずつ彼に惹かれていく。
ただ、アンディは時々、不思議なことを言う。
樹さえ忘れていた、遠い日のことまで。
ダージリンの香る工房で紡ぐ、作家としての歩みと、優しくもどこか不穏な恋の物語。
※本作は、pixiv・ムーンライトノベルズ掲載作品の改稿版です。
表紙イラスト:あさちゃ様
X:@asacya96che
xfolio:https://xfolio.jp/portfolio/asacya96che
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