異世界転移するも"ただの人"だった私、掘っ建て小屋で神官様に監視されてます
杏仁豆腐を食べようとして口を開けた瞬間、私こと五味時子(ゴミトキコ)は異世界に落ちた。
そしてなぜか――目の前の美青年神官の髪を食べていた。
その後騎士に捕まり、散々調べられた結果、定期的に異世界人が落ちてくるらしいこの国で、私は「なんどめだ異世界人」と言わんばかりに王宮の庭の小屋に追いやられて暮らすことになる。
王宮暮らしと言っても、どう見ても小屋は掘っ建て小屋だし、実態は監視付きの隔離生活。
外に出れば視線、夜になれば巡回の足音。
そんな私の唯一の楽しみは、二日に一度書類を届けに来る神官――トラニ様。
白いローブに長い白髪、整いすぎた顔立ち、神殿にいるのが当然のような美しい人…そして私が髪を喰った人。
どう見ても神様みたいなその人に、私は毎回こう言っている。
「大好きです!トラニ様!!!」
もちろん毎回ドン引きされている。
これは、
異世界に迷い込んだ推し活女子と、クールで真面目な美貌の神官の、ちょっとおかしな監視生活の物語。
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