貴方、恋愛に興味が無いって言ってましたよね!?密かに想いを寄せていた幼馴染が、何故か私の好きな人を暴こうと迫ってくるのですが。
「自分に想いを寄せている人が分かる魔法ですって!?」
魔導研究所に勤めるアイリーンは、同僚であり幼馴染であるジョセフの言葉を聞いて驚愕する。優秀な魔導師である彼は、画期的な恋愛魔法を開発したというのだ。
「凄いだろう!? この魔法があれば、僕を好いている人が分かるんだ」
子供のようにはしゃぐジョセフをよそに、アイリーンは大量の冷や汗を掻いていた。なぜなら、アイリーンが長年好意を寄せていた人物こそ、このジョセフだったのである。
貴族生まれで真面目なアイリーンとは違い、平民のジョセフは自由奔放で魔法の研究ばかり。恋愛に無関心な男を愛してしまったばっかりに、彼女は恋人ができず、結婚の適齢期を過ぎてしまっていた。
せっかく育ててきた恋心を、そんな魔法で台無しにされては困る。慌てて止めようとするも、ジョセフはその“恋愛魔法”を発動してしまう。失恋を覚悟するアイリーンだったが、その魔法は予想外の結果をもたらした。はたしてアイリーンの恋の行方はどうなってしまうのか――
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