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第六章 その祈り、届かなくとも……
460 人の心と神の技
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ミュリアが大聖堂に連れて来られたのは五歳のときだった。
家族を恋しがって泣くミュリア達に、聖者は言った。
「あなた達だけが大切な人達を守れるのです。神の力を汲み出し、人々に届ける。その役目を誇りなさい」
子供だったミュリアは、貧しい自分の故郷の人々を救う力になればと一生懸命修行した。
聖者は嘘は言っていない。
神の盟約から力を直接分けられた神璽を使えるのはミュリア達選ばれた子供達だけだ。
それは、しかし、一つの恐ろしい反動を受け入れることでもあった。
神である生命そのものに触れる行為は、激流に手を突っ込みながら水を汲む行為に似ている。
生命を汲み上げると同時に生命を吸われる。未来が削り取られるのだ。
男である聖人よりも女である聖女のほうが数が多いのは、基本的に内包する未来が女のほうが豊かで長く耐えられるからである。
つまり子供を生む力を犠牲にして他者を癒やすのがミュリア達、聖人と聖女だった。
とは言え、ミュリア達に将来の子供を犠牲にしているという実感はない。
せいぜい成長が遅いことが少し悲しいだけだ。
大聖堂としても完全に未来を奪うことは教義に反するので、聖人も聖女も子供を作れる身体になったら引退して構わない。
家に帰してもらえるのだ。
だがなかには家がない子供もいる。
そんな子供にとっては大聖堂が家だ。
そうして留まって神に全てを捧げた者のなかから選ばれた者が聖者となる。
神の盟約によって多くの人が魔力持ちになった。
その魔力は神の盟約と根源を同じくするものなので、分けられた魔力を持つものが盟約に近づくと強い影響を受ける。
ある者は貪欲に、ある者は乱暴に、ある者は勤勉に偏向するのだ。
誰がどのような影響を受けるのかはわからない。
実際に変化するまで予想することは出来ないのである。
そのため、勇者のように神の影響の強い者は絶対に神の盟約に触れてはならないというのが大聖堂の決まりである。
聖人や聖女になれる者は、神の盟約の影響を受けていない天性の魔力持ちの子供だけなのだ。
「ダスター様……お師匠様、どこにおいでですか?」
今、ミュリアは光り輝く卵のような神の盟約に触れながらダスターを探していた。
光のベールのように見える魔力のうねりが周囲を取り囲み、様々な彩りの光を浮かび上がらせている。
その光が卵の表面に浮かび、波打つように広がって消えて行く。
その飛沫は可憐な花のようにも見えた。
全てが命の瞬き。
神の内包する生きる者達の未来の光だ。
神の盟約にとって、ミュリアの存在もまた、儚い魔力の彩りにすぎない。
だから飲み込まれないように、そうっと触れる。
神は世界の一つの形だ。
そのため、世界全てと繋がっている。
この世界にいるかぎり、見通せない場所はない。
「ダスター様、メルリル様、フォルテ様、……なんて遠い、手が、届かない……」
ミュリアの精一杯伸ばした存在の力がダスター達のところまで到達出来ない。
彼らはあまりにも遠い場所にいるのだ。
ある意味、世界の迷子と言ってもいいだろう。
ミュリアは、必死で彼らとの思い出を思い起こす。
全ての経験は縁であり、縁によって人はつながる。
同じ場所にいて、同じ経験をしたという縁は強い。
それを糸のように伸ばして、目的の相手に触れようとしたのだ。
ふと、盟約の内側から何かの歌が聴こえた。
『精霊の……お……よ、か……しゃ……を』
歌が、ミュリアを導いてくれる。
── ◇◇◇ ──
流れ落ちる滝にキラキラと宝石のような虹が架かる。
「水が……」
巫女の少女が呆然と呟いた。
ほとんどの者は今何が起きているのか把握出来ていないようだった。
「フォルテ、お前なにやったんだ?」
「ピャ!」
フォルテは失礼な! と、抗議するようにダスターの髪を引っ張った。
「いてぇ! やめろ! 叱った訳じゃねえだろうが!」
「うふふ」
メルリルが楽しげに笑う。
「おい! これ、あんたがやったのか? ほ、本当に精霊王様だったのかよ!」
風舞う翼の族長の息子ナルボックの声が、滝の音に紛れながらも大きく響く。
ほぼ全員の視線がダスター達に集中した。
「おお、我らの救いの王よ」
最初にひざまずいたのは、あの最年長っぽい白いヒゲの老人だった。
次に年老いた巫女、その巫女の後継らしい少女と、次々と人々がその場に膝を突き、頭を垂れる。
俺はマズいと察して、慌てて疑惑を否定しようと手を上げた。
と、その瞬間だ。
天上に七色の光の輪が浮かび上がったかと思うと、そこから地上に光が下りた。
遠くからは、それはまるで七色の光の柱がそびえ立ったようにも見えたことだろう。
あっという間もなく、その光は俺とフォルテとメルリルを包んだ。
内部から見ると、幾重にも重なった光のベールのように見える。
「この光景、なんか見覚えが……」
そう考えた瞬間、いきなり水のなかにいた。
驚きと同時に、メルリルの姿を探す。
メルリルはびっくりした顔で水中を漂っている。
水面からの光がその横顔を照らして、まるで幻想のなかの女神のように美しかった。
思わず見とれてしまったが、うっかり水を吸い込んで我に返る。
メルリルの手を掴んで水を蹴り、光の差す方向へと浮かび上がった。
「ガハッ! ゲホッ、ゲッ、グハッ」
飲んだ水を吐き出し、空気を吸いながら水面に顔を出す。
「風よ」
耳に心地いい声が歌うように言葉を紡ぎ、風が俺とメルリルを浮かび上がらせる。
メルリルはあの集落で精霊の使い方の幅を確実に広げたようだ。
優しい風が俺たちをそっと地上に下ろす。
落ち着いて見てみれば、俺たちがいた水は、花を浮かべ、きれいに整えられた池のようだった。
「何がどうなった?」
周囲には大連合の多くの部族の代表者はもちろん、耳元で鈴のように囁いていた精霊の気配もない。
さらに敵意のあるものの存在も感じられなかった。
魔力の感覚に少し遅れて肉眼で周囲を見る。
「師匠!」
そこには、俺達よりよほど驚いた顔をした勇者がいた。
あ、モンクの姿も見えるな。
聖女と聖騎士の姿はないが、何か危険が迫っている様子でもない。
というかこの場所、見覚えがあるんだが。
「……ここはもしかして大聖堂か?」
厳しい自然のなかから一転して人の手で整えられた楽園に。
正直、何が何やらわからずに呆然とする以外出来ることはなかった。
家族を恋しがって泣くミュリア達に、聖者は言った。
「あなた達だけが大切な人達を守れるのです。神の力を汲み出し、人々に届ける。その役目を誇りなさい」
子供だったミュリアは、貧しい自分の故郷の人々を救う力になればと一生懸命修行した。
聖者は嘘は言っていない。
神の盟約から力を直接分けられた神璽を使えるのはミュリア達選ばれた子供達だけだ。
それは、しかし、一つの恐ろしい反動を受け入れることでもあった。
神である生命そのものに触れる行為は、激流に手を突っ込みながら水を汲む行為に似ている。
生命を汲み上げると同時に生命を吸われる。未来が削り取られるのだ。
男である聖人よりも女である聖女のほうが数が多いのは、基本的に内包する未来が女のほうが豊かで長く耐えられるからである。
つまり子供を生む力を犠牲にして他者を癒やすのがミュリア達、聖人と聖女だった。
とは言え、ミュリア達に将来の子供を犠牲にしているという実感はない。
せいぜい成長が遅いことが少し悲しいだけだ。
大聖堂としても完全に未来を奪うことは教義に反するので、聖人も聖女も子供を作れる身体になったら引退して構わない。
家に帰してもらえるのだ。
だがなかには家がない子供もいる。
そんな子供にとっては大聖堂が家だ。
そうして留まって神に全てを捧げた者のなかから選ばれた者が聖者となる。
神の盟約によって多くの人が魔力持ちになった。
その魔力は神の盟約と根源を同じくするものなので、分けられた魔力を持つものが盟約に近づくと強い影響を受ける。
ある者は貪欲に、ある者は乱暴に、ある者は勤勉に偏向するのだ。
誰がどのような影響を受けるのかはわからない。
実際に変化するまで予想することは出来ないのである。
そのため、勇者のように神の影響の強い者は絶対に神の盟約に触れてはならないというのが大聖堂の決まりである。
聖人や聖女になれる者は、神の盟約の影響を受けていない天性の魔力持ちの子供だけなのだ。
「ダスター様……お師匠様、どこにおいでですか?」
今、ミュリアは光り輝く卵のような神の盟約に触れながらダスターを探していた。
光のベールのように見える魔力のうねりが周囲を取り囲み、様々な彩りの光を浮かび上がらせている。
その光が卵の表面に浮かび、波打つように広がって消えて行く。
その飛沫は可憐な花のようにも見えた。
全てが命の瞬き。
神の内包する生きる者達の未来の光だ。
神の盟約にとって、ミュリアの存在もまた、儚い魔力の彩りにすぎない。
だから飲み込まれないように、そうっと触れる。
神は世界の一つの形だ。
そのため、世界全てと繋がっている。
この世界にいるかぎり、見通せない場所はない。
「ダスター様、メルリル様、フォルテ様、……なんて遠い、手が、届かない……」
ミュリアの精一杯伸ばした存在の力がダスター達のところまで到達出来ない。
彼らはあまりにも遠い場所にいるのだ。
ある意味、世界の迷子と言ってもいいだろう。
ミュリアは、必死で彼らとの思い出を思い起こす。
全ての経験は縁であり、縁によって人はつながる。
同じ場所にいて、同じ経験をしたという縁は強い。
それを糸のように伸ばして、目的の相手に触れようとしたのだ。
ふと、盟約の内側から何かの歌が聴こえた。
『精霊の……お……よ、か……しゃ……を』
歌が、ミュリアを導いてくれる。
── ◇◇◇ ──
流れ落ちる滝にキラキラと宝石のような虹が架かる。
「水が……」
巫女の少女が呆然と呟いた。
ほとんどの者は今何が起きているのか把握出来ていないようだった。
「フォルテ、お前なにやったんだ?」
「ピャ!」
フォルテは失礼な! と、抗議するようにダスターの髪を引っ張った。
「いてぇ! やめろ! 叱った訳じゃねえだろうが!」
「うふふ」
メルリルが楽しげに笑う。
「おい! これ、あんたがやったのか? ほ、本当に精霊王様だったのかよ!」
風舞う翼の族長の息子ナルボックの声が、滝の音に紛れながらも大きく響く。
ほぼ全員の視線がダスター達に集中した。
「おお、我らの救いの王よ」
最初にひざまずいたのは、あの最年長っぽい白いヒゲの老人だった。
次に年老いた巫女、その巫女の後継らしい少女と、次々と人々がその場に膝を突き、頭を垂れる。
俺はマズいと察して、慌てて疑惑を否定しようと手を上げた。
と、その瞬間だ。
天上に七色の光の輪が浮かび上がったかと思うと、そこから地上に光が下りた。
遠くからは、それはまるで七色の光の柱がそびえ立ったようにも見えたことだろう。
あっという間もなく、その光は俺とフォルテとメルリルを包んだ。
内部から見ると、幾重にも重なった光のベールのように見える。
「この光景、なんか見覚えが……」
そう考えた瞬間、いきなり水のなかにいた。
驚きと同時に、メルリルの姿を探す。
メルリルはびっくりした顔で水中を漂っている。
水面からの光がその横顔を照らして、まるで幻想のなかの女神のように美しかった。
思わず見とれてしまったが、うっかり水を吸い込んで我に返る。
メルリルの手を掴んで水を蹴り、光の差す方向へと浮かび上がった。
「ガハッ! ゲホッ、ゲッ、グハッ」
飲んだ水を吐き出し、空気を吸いながら水面に顔を出す。
「風よ」
耳に心地いい声が歌うように言葉を紡ぎ、風が俺とメルリルを浮かび上がらせる。
メルリルはあの集落で精霊の使い方の幅を確実に広げたようだ。
優しい風が俺たちをそっと地上に下ろす。
落ち着いて見てみれば、俺たちがいた水は、花を浮かべ、きれいに整えられた池のようだった。
「何がどうなった?」
周囲には大連合の多くの部族の代表者はもちろん、耳元で鈴のように囁いていた精霊の気配もない。
さらに敵意のあるものの存在も感じられなかった。
魔力の感覚に少し遅れて肉眼で周囲を見る。
「師匠!」
そこには、俺達よりよほど驚いた顔をした勇者がいた。
あ、モンクの姿も見えるな。
聖女と聖騎士の姿はないが、何か危険が迫っている様子でもない。
というかこの場所、見覚えがあるんだが。
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