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コミカライズ記念 特別番外編【宮ノ入シリーズ①:恋人編】
4 呼び戻されたライバル(4)
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――なんだか、普段の仕事より今日は疲れたわ。
仕事を終え、マンションへ戻ってきた。
マンション前はグレーに統一された重厚感あふれる車寄せ。
すでに入り口だけで、高級ホテルのような雰囲気があるけどマンションで、そこまで送ってくれた運転手さんに会釈をし、車を降りた。
本社から近いマンションは、とても便利で、引っ越したくても引っ越せないという方が多いという。
大抵の用事を周辺で済ませることができるため、老後の住まいとして購入される方もいて、人気のマンションなのだとか。
それはいいとして、今晩の夕食は瑞生さんが『すき焼きにしよう』と提案してきた。
『鍋物は一人で食べても美味しくない』そうで、瑞生さんは八木沢さんが部屋へやってくるだろうと予想している。
そして、たぶん、八木沢さんが好きな鍋物がすき焼きなのだと思う。
「八木沢さん、今日は沖重の出勤初日だものね……」
大抵のことは八木沢さん一人でなんでもできてしまうけど、瑞生さんが関わっていないとやる気のスイッチが入らない。
『頼む、直真』と一言言われたら、八木沢さんはどんな手段を使ってでも沖重を再建させるだろう。
信頼できるといえば、信頼できるけど、瑞生さんがいてこそである。
それで、瑞生さんは八時までには必ず帰宅すると、私に約束した。
なお、宮ノ入の運転手さんに、『夕食の買い物をしたいのですが』と伝えると、連れていってくれたのは百貨店だった。
運転手さんから『宮ノ入の奥様たちがよくご利用されます』と言われ、それに従ったわけだけど……
マダム風な女性が私の横を通り過ぎ、値札を見ずに買っていくのを目にして固まった。
沖重の家ではお客様を呼ぶ時は高級スーパーを使うこともあったけど、普段は普通のスーパーである。
なんなら、私はお買い得品だって購入する。
私がしばらく食品売り場で、茫然と立ち尽くしていると、すかさずバイヤーさんがやってきて、商品の説明をしてくれた。
――どれを買ったらいいか、迷ってたわけじゃないんです!
高価すぎるとは言えず、おススメされたものを購入した。
おかげで、食材はいいものが手に入ったけど、一つ一つが高価でこだわりの品。
私の料理の腕で、この食材を生かしきれるかどうか……
沖重家もお金持ちだったと思うけど、宮ノ入家は格が違うお金持ち。
贅沢な暮らしをしていた父や義母、異母妹の散財ぶりが霞んでしまうくらいだった。
――食材の買い物をするだけで、人がやってくるなんて。宮ノ入の奥様たちはどんな生活をしているのかしら。
そんなことを考えながら、マンションの中へ入った。
私が入っていくと、一階のカフェでお茶をしていた奥様たちが、タイミング良くカフェから出てきた。
――私を待っていたとか……? ま、まさかね……?
「あらぁ、瑞生さんの恋人の……?」
「沖重美桜です」
カフェから出てきたのは、常務夫人とその取り巻きの奥様たち。
私の服装を頭からつま先まで、すばやくチェックしたのを見逃さなかった。
奥様たちの中心にいるのは、常務夫人だった。
会長には二人の息子がいて、瑞生さんの父親、常務の二人だ。
瑞生さんのお父様の弟が常務である。
当然のことながら、取り巻きの奥様たちは常務夫人の顔色をうかがい、びくびくしている。
社内での力関係が、ここでの力関係に繋がっているのだ。
誰も常務夫人に逆らえない。
「そうそう、沖重美桜さん!」
常務夫人はわざとらしく両手を合わせ、ぱんっと手を叩いた。
そして、その視線は私のエコバックの中身へ向けられた。
「美桜さん、お買い物へ行くのはいいですけれど……ねえ?」
――な、なに?
常務夫人は他の奥様に目配せし、私のエコバックを指差す。
耳打ちし、ひそひそ話している。
――すき焼きの材料がなにか!? 運転手さんは『宮ノ入家御用達のデパートです』と言っていたし、食材を買って帰ること自体に問題はないはず!
お肉だって、霜降りの美味しそうなお肉で、かなりのお値段。
瑞生さんが口にするお肉のクラスとして、まったく問題ない。
でも、奥様たちは耳打ちしながら、くすくす笑っていて、特に常務夫人は口元に手をあてて吹き出すのをこらえていた。
「ねえ、美桜さん。失礼を承知で言うのだけど、あなたは沖重の家で、使用人同然の暮らしぶりだったそうね」
「そ、れは……」
「学校でも暗くて、友達もいなかったそうじゃない。妹さんの彼氏を取ったっていう噂もあったけど、本当?」
「そんなことしてません」
否定したけれど、信じていないのか、私に向ける目は冷ややかだ。
――いったい私のことをどこまで知ってるの? もしかして……調べたとか?
動揺して立ち尽くす私に、奥様たちはここぞとばかりに畳みかける。
「お育ちがお育ちでしょうから、気配りができなくても仕方のないことかもしれませんわね」
「瑞生さんも大変な方とお付き合いなさったわねぇ」
使用人として扱われていたのは本当のこと。
だから、否定できなかった。
でも、私は夕食の買い物をしただけで、ここまで言われるほどのことをしてしまっただろうか。
私には、自分のどこか悪かったのかわからなかった。
「あの……。このマンションには買い物をするのに、なにか特別なきまりがあるのでしょうか?」
尋ねた私に、常務夫人はますます不快そうな顔をし、取り巻きの奥様たちは眉をひそめた。
「おわかりにならないなら、教えて差し上げるわ。エコバックからネギの匂いがするでしょう?」
「はい、ネギを買いましたから」
「このマンションのエントランスやエレベーター内に、そのネギの香りを漂わせるつもり?」
――香り!? そ、そういうこと!?
言われて、ハッとした。
私がエコバックに食材を入れて帰ろうとした時、宮ノ入家を担当する外商さんが駆けつけた理由が、ここでようやく理解できた。
『よろしければ、すべての食材を包装いたします』
運転手さんが伝えてくれたのか、やってきた外商さんは、宮ノ入家に昔から出入りしている外商さんだった。
『そんな私相手に気遣わなくても……』と思っていたけど、あれは違う。
外商さんは私の噂を耳にしていて、私が失敗しないよう気遣い、申し出てくれたのだとわかった。
すべて包装すると言ったのは、彼女らの目に留まらないというだけでなく、ネギや食材の香りを防ぐためでもあったのだ。
――あの時、断らずに、まず理由を聞くべきだったわ。
「遊び半分の恋人であっても、宮ノ入家の品格を守っていただきたいの」
「遊びじゃありません!」
「あら、ごめんなさい。あなたはそうだったわね」
「瑞生さんも……遊びなんかじゃ……」
遊び――あくまで、私を瑞生さんの恋人として認めないつもりらしい。
普通の女性であれば、この威圧感で四方から言われたら泣き出していたかもしれない。
でも、残念ながら、今まで義母や義妹から嫌がらせを受けてきた身としては、『うまくやりすごす』ほうが楽だった。
ぐっと怒りを堪え、淡々とした口調で言った。
「常務夫人。夕食の支度がありますので、これで失礼します」
丁寧にお辞儀し、これで解放されると思っていると、奥様たちは甘くなかった。
「常務夫人? 今、常務夫人ってお呼びになった?」
「ええ。皆様、しっかり聞こえましたわよね?」
「ちょっと……ねえ?」
チラチラと奥様たちは常務夫人へ視線をやる。
常務夫人は不快だとばかりに、ムッとした顔をしていた。
――え? 次はなにを失敗してしまった?
「私の名前をご存じないの?」
「今朝が初対面でしたし、名前までは……」
常務夫人は額に手をあて、はぁっとため息をついた。
「このマンションは宮ノ入の名字ばかりでしょう? 名前で呼ぶのが暗黙のルールなのよ」
「美桜さん、せめて親族の名前だけでも覚えてから、こちらへ引っ越すべきだったわね」
「顔を合わせる方の名前もわからないなんて、お相手に失礼ですよ」
――私の名前を知っていて、知らないフリをするのはいいの?
つまり、最初に私の名前を知らないフリしたのはわざとで、名乗らせたかったということになる。
奥様たちから猛攻撃を受けて、私は作り笑いを浮かべるしかなかった。
「気をつけます……」
これ以上刺激しないように言って、奥様たちに会釈した。
速やかにエレベーターへ乗り込んだけれど、彼女たちはまだなにかひそひそ話していた。
――これが宮ノ入の洗礼。
ずっしり重く感じたのは、食材だけのせいじゃないと思う。
宮ノ入の奥様たちが決めた決まり事を瑞生さんが知っているとは思えない。
よそ者の私を追い出したい空気を感じた――
仕事を終え、マンションへ戻ってきた。
マンション前はグレーに統一された重厚感あふれる車寄せ。
すでに入り口だけで、高級ホテルのような雰囲気があるけどマンションで、そこまで送ってくれた運転手さんに会釈をし、車を降りた。
本社から近いマンションは、とても便利で、引っ越したくても引っ越せないという方が多いという。
大抵の用事を周辺で済ませることができるため、老後の住まいとして購入される方もいて、人気のマンションなのだとか。
それはいいとして、今晩の夕食は瑞生さんが『すき焼きにしよう』と提案してきた。
『鍋物は一人で食べても美味しくない』そうで、瑞生さんは八木沢さんが部屋へやってくるだろうと予想している。
そして、たぶん、八木沢さんが好きな鍋物がすき焼きなのだと思う。
「八木沢さん、今日は沖重の出勤初日だものね……」
大抵のことは八木沢さん一人でなんでもできてしまうけど、瑞生さんが関わっていないとやる気のスイッチが入らない。
『頼む、直真』と一言言われたら、八木沢さんはどんな手段を使ってでも沖重を再建させるだろう。
信頼できるといえば、信頼できるけど、瑞生さんがいてこそである。
それで、瑞生さんは八時までには必ず帰宅すると、私に約束した。
なお、宮ノ入の運転手さんに、『夕食の買い物をしたいのですが』と伝えると、連れていってくれたのは百貨店だった。
運転手さんから『宮ノ入の奥様たちがよくご利用されます』と言われ、それに従ったわけだけど……
マダム風な女性が私の横を通り過ぎ、値札を見ずに買っていくのを目にして固まった。
沖重の家ではお客様を呼ぶ時は高級スーパーを使うこともあったけど、普段は普通のスーパーである。
なんなら、私はお買い得品だって購入する。
私がしばらく食品売り場で、茫然と立ち尽くしていると、すかさずバイヤーさんがやってきて、商品の説明をしてくれた。
――どれを買ったらいいか、迷ってたわけじゃないんです!
高価すぎるとは言えず、おススメされたものを購入した。
おかげで、食材はいいものが手に入ったけど、一つ一つが高価でこだわりの品。
私の料理の腕で、この食材を生かしきれるかどうか……
沖重家もお金持ちだったと思うけど、宮ノ入家は格が違うお金持ち。
贅沢な暮らしをしていた父や義母、異母妹の散財ぶりが霞んでしまうくらいだった。
――食材の買い物をするだけで、人がやってくるなんて。宮ノ入の奥様たちはどんな生活をしているのかしら。
そんなことを考えながら、マンションの中へ入った。
私が入っていくと、一階のカフェでお茶をしていた奥様たちが、タイミング良くカフェから出てきた。
――私を待っていたとか……? ま、まさかね……?
「あらぁ、瑞生さんの恋人の……?」
「沖重美桜です」
カフェから出てきたのは、常務夫人とその取り巻きの奥様たち。
私の服装を頭からつま先まで、すばやくチェックしたのを見逃さなかった。
奥様たちの中心にいるのは、常務夫人だった。
会長には二人の息子がいて、瑞生さんの父親、常務の二人だ。
瑞生さんのお父様の弟が常務である。
当然のことながら、取り巻きの奥様たちは常務夫人の顔色をうかがい、びくびくしている。
社内での力関係が、ここでの力関係に繋がっているのだ。
誰も常務夫人に逆らえない。
「そうそう、沖重美桜さん!」
常務夫人はわざとらしく両手を合わせ、ぱんっと手を叩いた。
そして、その視線は私のエコバックの中身へ向けられた。
「美桜さん、お買い物へ行くのはいいですけれど……ねえ?」
――な、なに?
常務夫人は他の奥様に目配せし、私のエコバックを指差す。
耳打ちし、ひそひそ話している。
――すき焼きの材料がなにか!? 運転手さんは『宮ノ入家御用達のデパートです』と言っていたし、食材を買って帰ること自体に問題はないはず!
お肉だって、霜降りの美味しそうなお肉で、かなりのお値段。
瑞生さんが口にするお肉のクラスとして、まったく問題ない。
でも、奥様たちは耳打ちしながら、くすくす笑っていて、特に常務夫人は口元に手をあてて吹き出すのをこらえていた。
「ねえ、美桜さん。失礼を承知で言うのだけど、あなたは沖重の家で、使用人同然の暮らしぶりだったそうね」
「そ、れは……」
「学校でも暗くて、友達もいなかったそうじゃない。妹さんの彼氏を取ったっていう噂もあったけど、本当?」
「そんなことしてません」
否定したけれど、信じていないのか、私に向ける目は冷ややかだ。
――いったい私のことをどこまで知ってるの? もしかして……調べたとか?
動揺して立ち尽くす私に、奥様たちはここぞとばかりに畳みかける。
「お育ちがお育ちでしょうから、気配りができなくても仕方のないことかもしれませんわね」
「瑞生さんも大変な方とお付き合いなさったわねぇ」
使用人として扱われていたのは本当のこと。
だから、否定できなかった。
でも、私は夕食の買い物をしただけで、ここまで言われるほどのことをしてしまっただろうか。
私には、自分のどこか悪かったのかわからなかった。
「あの……。このマンションには買い物をするのに、なにか特別なきまりがあるのでしょうか?」
尋ねた私に、常務夫人はますます不快そうな顔をし、取り巻きの奥様たちは眉をひそめた。
「おわかりにならないなら、教えて差し上げるわ。エコバックからネギの匂いがするでしょう?」
「はい、ネギを買いましたから」
「このマンションのエントランスやエレベーター内に、そのネギの香りを漂わせるつもり?」
――香り!? そ、そういうこと!?
言われて、ハッとした。
私がエコバックに食材を入れて帰ろうとした時、宮ノ入家を担当する外商さんが駆けつけた理由が、ここでようやく理解できた。
『よろしければ、すべての食材を包装いたします』
運転手さんが伝えてくれたのか、やってきた外商さんは、宮ノ入家に昔から出入りしている外商さんだった。
『そんな私相手に気遣わなくても……』と思っていたけど、あれは違う。
外商さんは私の噂を耳にしていて、私が失敗しないよう気遣い、申し出てくれたのだとわかった。
すべて包装すると言ったのは、彼女らの目に留まらないというだけでなく、ネギや食材の香りを防ぐためでもあったのだ。
――あの時、断らずに、まず理由を聞くべきだったわ。
「遊び半分の恋人であっても、宮ノ入家の品格を守っていただきたいの」
「遊びじゃありません!」
「あら、ごめんなさい。あなたはそうだったわね」
「瑞生さんも……遊びなんかじゃ……」
遊び――あくまで、私を瑞生さんの恋人として認めないつもりらしい。
普通の女性であれば、この威圧感で四方から言われたら泣き出していたかもしれない。
でも、残念ながら、今まで義母や義妹から嫌がらせを受けてきた身としては、『うまくやりすごす』ほうが楽だった。
ぐっと怒りを堪え、淡々とした口調で言った。
「常務夫人。夕食の支度がありますので、これで失礼します」
丁寧にお辞儀し、これで解放されると思っていると、奥様たちは甘くなかった。
「常務夫人? 今、常務夫人ってお呼びになった?」
「ええ。皆様、しっかり聞こえましたわよね?」
「ちょっと……ねえ?」
チラチラと奥様たちは常務夫人へ視線をやる。
常務夫人は不快だとばかりに、ムッとした顔をしていた。
――え? 次はなにを失敗してしまった?
「私の名前をご存じないの?」
「今朝が初対面でしたし、名前までは……」
常務夫人は額に手をあて、はぁっとため息をついた。
「このマンションは宮ノ入の名字ばかりでしょう? 名前で呼ぶのが暗黙のルールなのよ」
「美桜さん、せめて親族の名前だけでも覚えてから、こちらへ引っ越すべきだったわね」
「顔を合わせる方の名前もわからないなんて、お相手に失礼ですよ」
――私の名前を知っていて、知らないフリをするのはいいの?
つまり、最初に私の名前を知らないフリしたのはわざとで、名乗らせたかったということになる。
奥様たちから猛攻撃を受けて、私は作り笑いを浮かべるしかなかった。
「気をつけます……」
これ以上刺激しないように言って、奥様たちに会釈した。
速やかにエレベーターへ乗り込んだけれど、彼女たちはまだなにかひそひそ話していた。
――これが宮ノ入の洗礼。
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