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2,魔王、ヤラれる。
しおりを挟む部屋を見渡すと奥に天蓋付きのベッドがあった。
そこへ横抱きのまま歩いて行き魔王をベッドへ放り投げた。
「うう…」
勇者は『伝説の防具』と言われる鎧を乱暴に脱ぎ捨て、上半身裸になった。鎧など床に脱ぎ捨てた時ドスンと音がした。
「この鎧重いんだよなー。無料で貰ったけど」
見ると床にヒビが入っていた。
「さてと…」
勇者は魔王を見、ギシリとベッドへ乗って来た。魔王は動けないが震えながら勇者を睨んでいた。
「いいねぇ…、その目。俺に“絶対に屈しません”ってか?」
勇者は魔王の服を小型のナイフで切り裂いた。
「んん!」
顔を背ける魔王。
「ん?思ったより体つきが若いな…」
しなやかな白い魔王の身体を見て勇者は言った。
そっと指を首筋から鎖骨へ滑らせた。
ビクッ!
「あれ?もしかしてまだ経験ないとか?」
カッ!と顔を赤くし勇者を見る魔王。震えている。
口にベルトを咥えて、艶やかな黒髪は乱れナイフで切られた服からは綺麗な色の乳首が見えていた。細い白い足は少し開かれ太ももまで見えた。
ゴクリと勇者は喉を鳴らした。
魔王は動けない。
勇者は魔王の耳を甘噛みした。魔王は顔をしかめ、震え耐えている。勇者はふと顔を見て
「やっぱり声が聞けないのはつまらねえな」
カチャリとベルトを外した。
「うぅ…」
「跡になったな。ごめんな?」
「こ…殺せ!」
「まだ言うか?…そんな事言えない位、気持ち良くしてやるよ」
そう言うと勇者は魔王の頬を撫でてゆっくりキスをした。
「! 」
最初は軽く触れるだけのキス。
だんだん激しく、舌を入れ口内を犯していく。逃げたくても身体に魔法を掛けられていて動けない。キスされている内に頭の芯が溶けていく…。
はぁ…はぁ…。
二人は息を荒くし、勇者は少し離れ魔王を見た。
「気持ち良いだろう?」
にやり…と笑い、魔王の口の端から垂れた唾液を指で拭った。
「気持ち…良く…無い」
はぁはぁと魔王はまだ荒く息を吐いている。
「強情だな…。まあ、まだ時間はある。これからたっぷり可愛がってやるよ」
拭った唾液を魔王の乳首に指で塗りつける。
乳首を指でくるくると円形にこねくる。
「何をする!やめろ…!」
もう片方の乳首に甘噛みする。
「う!」
コリコリと歯で乳首を軽く噛み、片方の手で乳首をいじる。
「うう!」
真っ赤にして顔を左右に振る。
「乳首いじったこと、いじられたこと無さそうだな…」反応を見て勇者は魔王に耳元で囁いた。
「そんな事するわけ無いだろ!」
真っ赤な顔をして睨みながら怒鳴ってきた。
「ふうん?じゃお尻の穴は処女なんだ?」
魔王はあまりにも直球で聞いてきたのでびっくりしている。
「我を何だと思っている?女ではないぞ!」
勇者は魔王がまだ初心なんだなと笑った。
「何を笑っている?もう止めて出て行くがよい」
魔王は勇者に真面目にそう言った。
…逆に勇者を煽っている事も知らずに。
「今更やめられるかよ!」
ガバリと勇者は魔王を組み伏せ、残っていた服を破き魔王を全裸にした。
仰向けに大の字にされ、身体には隠す物は何も無くなってしまった。
「覚悟しろ」
勇者を見ると、その青い眼にはギラギラと欲情を見せていた。
「ひっ!」
身体中には赤いキスマークが所々に付けられて愛撫され、両足をガバリと左右に広げられた。
後孔には勇者の指がすでに三本目が入り、抜き入れされている。
「あ…う、ん…。ぐ…うぅ!」
チュッ…と勇者は魔王にキスし、
「気持ち良い?」と聞いた。
くちゅくちゅと指を動かす度に卑猥な音が聞こえる。
「はぁぁ…。気持ち…良く…。ない…」
魔王は何度か自分のモノから射精している。
勇者はカッ!と怒りがこみ上げ、後孔から指を乱暴に抜き勇者の太いモノをねじり混んだ!
「あああああああ!」
一気に奥まで突き進む。
ピクピクと魔王は痙攣して首をのけ反る。
「快楽に身を任せればいいのに」
魔王の目から涙が流れる。
「それとも俺がそんなに嫌いか?」
勇者は腰をゆっくり動かし始める。
「ま、嫌いでも抱くから構わないが」
ガツガツと勇者は腰を振り続けた…。
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