探偵は黒猫詐欺師を愛したくない
「世界で一番嫌いな相手に愛されなければ、本物の猫になる」
王家に伝わる「魔法のダイヤ」盗難事件で、堅物探偵ジャクスが容疑者として捕らえたのは、美貌の魔法使いにして詐欺師のルイシー。証拠不十分で釈放された彼が再び現れた時、その頭には黒い猫耳、腰には尻尾が生えていた。
厄介な呪いをかけられたルイシーが、世界で一番嫌っている相手。それは、よりによってジャクスだった。
秘密を明かすことと引き換えに解呪への協力を約束し、規則正しい堅物探偵と、だらしなく人を食った詐欺師の奇妙な同居生活が始まる。
あの手この手で誘惑するルイシーと、絶対に騙されまいと拒み続けるジャクス。けれど盗まれたダイヤと隣国のスパイを追ううち、ジャクスはルイシーの嘘の奥に隠された傷に触れてしまい――。
こんな男、愛せるはずがない。
そう思っていたはずなのに。
堅物探偵×黒猫詐欺師。
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