ことばの繋ぎ手
―日常を守る言葉と秩序をめぐる、静かな戦いの物語―
わたしたちのまわりには、普通の日常があふれている。
学校、駅、カフェ、花屋、テーマパーク。
でも──その日常は、言葉の力によって守られているとしたら?
駅のアナウンス、神社の祝詞(のりと)、花のならびかた、カフェで交わされる何気ないひとこと……。
それらすべてが、実は世界を守るための結界だったとしたら?
神社の娘・こころ、電車好きの蒼(あおい)、カフェの娘・みなみ、花屋の息子・春(はる)、テーマパークに通う叶多(かなた)。
それぞれの場所で起こる、小さな違和感。
目に見えないさけめの影が、少しずつ日常を食いはじめる──。
やがて彼らは、大人たちが「見えない世界」を相手に、言葉の祈りで静かに戦っていることを知る。
「まもられる側」から、「まもる側」へ。
ことばを学び、結界を張り、異界のさけめへと足をふみいれる決意をする。
これは、当たり前の日々を守るために立ちあがった子どもたちの物語。
そして、未来へとつないでいく、ことばの継承者(つなぎて)たちの記録である。
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