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感想ありがとうございます。
男爵家出身の男が、侯爵となることについては、前の感想のお返事として書かせていただきましたのでご参照いただければと思います。
古い貴族には軽くみられるため、古い貴族の家柄(伯爵家)の娘と結婚して箔をつける感じです。
それから、宴会についてですが。
古い価値観を保った貴族の家なので、宴は遅い時間になれば男が楽しむためのものです。
なので、まあちょっとエロめの催し物もあります。表向きはガチエロではないのが貴族的なところです。
古い時代には、女性もちょっとエロい催し物も娯楽として楽しんでいて、大人になったらそういう催し物がある宴にも出るようになる、なんてこともあったとお考えいただければ。
もちろん、そういう宴を嫌ったり、男ってやつは……と呆れる女性もいます。
感想ありがとうございます。
設定に関することなので、ちょっと長くなりますが解説させていただきます。
話の中では触れないままになっていますが、この国の貴族は大きく分けると2種類に分かれます。
(1)建国以前からその土地を支配していた旧国時代からの貴族。初代国王に味方する代わりに旧来からの支配領地をそのまま受け継いでいる。
(2)初代国王を支えた功績で貴族となったが、元々は貴族階級ではなかった「新興貴族」
(1)の代表がメリオス伯爵家で、歴史が浅くてかつては庶民とか戦士階級でしかなかった(2)を新興貴族と呼んでいます。
血統主義で、考え方も暮らし方も古い時代を引きずっている人々です。
元々のグロイン侯爵家は(1)とも(2)とも明記していないと思いますが、後継者が途絶えたということで、領地と爵位が王家の預かりになっていました。
それを、戦功のあった武人に褒賞として爵位(と領地)を与えました。
そのため「血統による代々の継承を行ってはいない貴族」=「新興貴族」であると古い貴族はみなしています。
元々の生家が男爵家で、古い家柄ではあるけれども昔は土豪でしかなかった、ということもあります。
ご指摘のとおり、実際の領地の大きさや軍事力はグロイン侯爵の方が上です。
しかし、血統や伝統を加味した家格では、成り上がりでしかないということで嘲笑しています。
(5)気まずい婚儀の序盤辺りに、誤用が有ります。
『庶民の間に流行している小説には、こう言う悪人は良く出てきます。確信犯というそうですよ。』
確信犯とは、『(政治や宗教的に)それが正しいと信じて行うこと(世間・法的には犯罪でも本人は悪事とは思っていない)』です。
『それが悪い事と自覚しつつも行うこと』は、故意犯と言うので、この場合は『故意犯』の方が作者様が書かれたい内容に合っているかと思います。
ご指摘ありがとうございます。
ここは誤用でしたね。悪いことをしていると思っていないのでそのままにしていましたが、混乱を避けるために修正させていただこうと思います。ありがとうございました!