【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

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「だから、辞めたんだって……。　俺がもし運転してて隣りでゲームしてられるの、めっちゃ腹立つもん！」
「確かにそうだね」

　純一はそう言うと車を走らせる。　次の目的場所は司が言っていた遊園地だ。

　司は何かを思い出したのか、手をポンと叩き、

「あ！　そうだ！　今は先生って呼んだらマズイんだよなー？　なら、純一さんって呼んだらいいのかな？」

　司からいきなりそんなことを言われて純一は一瞬驚いた顔をする。

　こんなにも早く自分に慣れてくれるとは思ってなかったのであろう。

　今一瞬、司の言葉に驚いたが、その後直ぐにクスリとすると、

「司が呼びたいように私のことを呼んだらいいよ」

　と優しく返すのだ。

「ほなら、純ちゃん……とかは？」

　多分、司はふざけて言っているのであろうシートベルトを付けたまま体を純一の方に向けて、笑顔のまま目をキラキラとさせていた。

「別に私は構わないけど、学校ではちゃんと先生だからね」
「ほなら、純ちゃんがいいかもー！　純一さんだと長いしね」
「ま、そうだねー」

　純一はそこまで言うと窓を開けポケットに入れておいたタバコを一本だけ取り出しタバコに火を付ける。

「なんだー……純ちゃんってタバコ吸ってたんだねぇ」
「あ、ああ、まぁね。　流石に学校じゃ生徒の前じゃ吸えないけど、休みの日は吸ってしまうんだよね……嫌か？　嫌なら、司の前では吸わないけど？」