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第二章『揺り籠に集う者たち』
第三十一話『ダンジョン開き』
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『ダンジョン開き』。『双頭の獅子』に所属している時に何回か小耳にはさんでいたそれは、国や街の手によって普段意図的に封鎖されているダンジョンの区画が期間限定で解放される期間を指す言葉だ。
全国各地に点在するダンジョンは、研究者からしたら貴重な研究材料でもある。そう言った人物からしたら、冒険者の戦闘行為による過剰な環境破壊なんて忌まわしいものでしかない。かといってほったらかしにしても危険になりすぎて研究どころではないので、妥協案としてこの制度を導入するところが増えたんだとか。
「しばらく封鎖されてるってことはダンジョン内の魔物やらもしっかり増えてて、危険度が高い代わりに報酬も申し分ないってわけだ。……まあ、そんなイベントをクラウスが見逃すわけもないってな」
「要は書き入れ時ってわけだね。……冒険者の世界にも、中々面白い行事があるものだ」
手元のドリンクをすすりながら、ツバキは興味深そうに呟く。三人で囲んだ机の真ん中に置かれた書類に目を通しながら、俺たちは仕事終わりの食事会としゃれこんでいた。
天引きがあるとはいえ十分な資金は得られているので、クエスト終わりに近くで食事をとるのはもはや恒例と言った感じだ。すっかりなじみになった肉料理を口に運ぶと、豊富な肉汁が口の中でこれでもかと広がった。……うん、今日も安定の美味しさだな
「……この行事、明日からなのよね。一部の冒険者限定とはいえそうやってアナウンスがされるってことは、早い者勝ちのクエストとはまた違うってことで良いの?」
手の込んだ料理に俺が舌鼓を打っていると、リリスがそんな問いを投げかけてくる。あのパーティにいた時の記憶を思い返しながら、俺はゆっくりと頷いた。
「ああ、確かそうだったはずだ。『双頭の獅子』にいたころに何回か説明を受けたけど、たくさんのギルドが一度にダンジョンに潜って探索を行うって話だったからさ」
ちなみに、俺はダンジョン開きには同行したことがない。一度受けたらのんびりできるクエストとは違ってスピーディさが求められる以上、戦闘能力のない俺を守ることは無駄でしかないとかなんとか。だから全部伝え聞きになってしまうのだが、一応間違ったことは言ってない……と、思う。
「ということは、他のいろんなパーティと競い合う形になるのか。……それなら、出来るだけ準備を入念にしたいと思うのも納得できる話だね」
「そこで成績が残せれば、パーティとしての実力を知らしめる形にもなるんだものね。……まあ、そんな指標があるかどうかは分からないけど」
「競い合いが問題じゃねえし、そういうシステムはねえな……まあ、ダンジョンの中で活躍してればいやでも印象には残るけどさ」
『双頭の獅子』の戦い方はとにかく派手なものだ。大型パーティの花形のような後方からの強力な魔法射撃と、クラウス達を筆頭にする前衛の殲滅攻撃の連携は見事としか言いようがないだろう。……まあ、その連携は絆によるものでは決してないのが悲しいところだが。
「逆に言えば、あいつらより目立つ活躍が出来ればその噂は俺たちに持っていかれる。……だから、このタイミングでのダンジョン開きは中々にチャンスなんだよな」
「へえ、良いじゃない。あの時食い下がって正解だったわね」
チャンスという言葉を聞いて、リリスの青い眼が興味深そうに光る。その隣で、ツバキも楽しそうにあごに手を当てていた。
「命綱がないチャレンジにはなるけど、そのリターンはあまりにも大きいね……当然、ボクたちもそれに照準を合わせるってことで良いのかい?」
「ああ、お前らさえよければ……って言おうとしたけど、わざわざ聞くまでもなさそうだな」
俺もそこそこ積極的に動いているつもりではあるが、最近の二人はともすれば俺よりも好戦的だ。すっかりノリノリの二人を見つめて、俺の口から思わず笑みがこぼれた。
「それじゃ、次の目標はそのダンジョンで結果を残すってことで。区画が解放されるまでに半日はあるし、その間に色々と対策はしとかねえと」
「そうね、レインがちゃんと警告してくるのって初めてだったし。……まあ、『タルタロスの大獄』より危険なんてことはないでしょうけど」
「ああ、それは確かだね。あれほど過酷な環境がそんなホイホイとあってほしくはないな」
あの激闘を思い出したのか、二人はどこか疲れた表情を浮かべながら手元の料理に手を伸ばす。今までかなりハイペースでクエストを受けて来たつもりではあるが、あの迷宮以上に追い込まれたことはないと言ってもよかった。
だが、だからと言ってダンジョン開きが楽にクリアできるかと聞かれたら答えはノーだ。……この行事は、普段取り組むようなクエストとは事情が違いすぎるからな。
「確かに、ダンジョン自体は『タルタロスの大獄』よりも危険度は低いだろうさ。……だけど、ダンジョンには他の冒険者たちもいる。……それだけは、注意しないとな」
「間違って巻き添えになんてしたら問題だものね……成果を競い合うのに冒険者同士で直接傷つけるような行為は禁止されてるの、システムとして破綻してるんじゃない?」
「まあ、それは否定できねえな。……だけど、条件さえ整ってしまえばそんなのをすり抜けてくる奴らはいくらでもいる。……俺が警戒しているのは、どっちかっていえば俺たちが巻き込まれる方だ」
冒険者ギルドの鉄則の一つとして、『冒険者同士の直接対決を禁ずる』というものがある。同業者たちで戦うことはギルドにとっても損失になりかねないから仕方がないルールなのだが、問題は『直接戦闘以外を禁じられていない』ということなのだ。
「たくさんの冒険者が一堂に会してて、ダンジョンといういつもとは違う環境。……そんな中で、直接攻撃かそうじゃないかを判別する方法なんてあるわけがないだろ?」
「「……っ」」
俺の言葉に、リリスとツバキの眼が軽く見開かれる。俺が何を警戒しているか、その表情を見る限りではどうやら理解してくれたようだった。
ダンジョン開きとは、ただ期間限定で探索できる場所が増えるだけのイベントじゃない。冒険者たちしかいないダンジョンの中というのは、誰も真実を除けないブラックボックスなのだ――なんてのは、『双頭の獅子』の副リーダーの受け売りだけどな。それにしたって、この行事がただ平和な協力だけで終わらないということだけは間違いなかった。
「……なるほどね。ダンジョン開き、思った以上に穏やかじゃない行事じゃないか」
「上等じゃない。……相手がもしも動いてくるなら、その時は返り討ちにしてやるだけよ」
しかし、その現状を前にしても二人の眼からは戦意が消えていない。……というか、その話を聞いたことでむしろ好戦的になっているようにも思えた。
商会の護衛を務めてたこともあったし、そういう荒事には慣れっこなんだろうな……。二人が揃っていて負けることもそうないだろうし、よっぽどのことがなければ大丈夫だとは思ってるんだけどな。
「だけど、油断しないことに越したことはない。……折角のチャンスだ、取りこぼしのないようにいこうぜ」
俺がそう言ってこぶしを握り締めると、二人は強く頷く。……そんな感じで、俺たちの次の目的地は『ダンジョン開き』に定まったのだった。
全国各地に点在するダンジョンは、研究者からしたら貴重な研究材料でもある。そう言った人物からしたら、冒険者の戦闘行為による過剰な環境破壊なんて忌まわしいものでしかない。かといってほったらかしにしても危険になりすぎて研究どころではないので、妥協案としてこの制度を導入するところが増えたんだとか。
「しばらく封鎖されてるってことはダンジョン内の魔物やらもしっかり増えてて、危険度が高い代わりに報酬も申し分ないってわけだ。……まあ、そんなイベントをクラウスが見逃すわけもないってな」
「要は書き入れ時ってわけだね。……冒険者の世界にも、中々面白い行事があるものだ」
手元のドリンクをすすりながら、ツバキは興味深そうに呟く。三人で囲んだ机の真ん中に置かれた書類に目を通しながら、俺たちは仕事終わりの食事会としゃれこんでいた。
天引きがあるとはいえ十分な資金は得られているので、クエスト終わりに近くで食事をとるのはもはや恒例と言った感じだ。すっかりなじみになった肉料理を口に運ぶと、豊富な肉汁が口の中でこれでもかと広がった。……うん、今日も安定の美味しさだな
「……この行事、明日からなのよね。一部の冒険者限定とはいえそうやってアナウンスがされるってことは、早い者勝ちのクエストとはまた違うってことで良いの?」
手の込んだ料理に俺が舌鼓を打っていると、リリスがそんな問いを投げかけてくる。あのパーティにいた時の記憶を思い返しながら、俺はゆっくりと頷いた。
「ああ、確かそうだったはずだ。『双頭の獅子』にいたころに何回か説明を受けたけど、たくさんのギルドが一度にダンジョンに潜って探索を行うって話だったからさ」
ちなみに、俺はダンジョン開きには同行したことがない。一度受けたらのんびりできるクエストとは違ってスピーディさが求められる以上、戦闘能力のない俺を守ることは無駄でしかないとかなんとか。だから全部伝え聞きになってしまうのだが、一応間違ったことは言ってない……と、思う。
「ということは、他のいろんなパーティと競い合う形になるのか。……それなら、出来るだけ準備を入念にしたいと思うのも納得できる話だね」
「そこで成績が残せれば、パーティとしての実力を知らしめる形にもなるんだものね。……まあ、そんな指標があるかどうかは分からないけど」
「競い合いが問題じゃねえし、そういうシステムはねえな……まあ、ダンジョンの中で活躍してればいやでも印象には残るけどさ」
『双頭の獅子』の戦い方はとにかく派手なものだ。大型パーティの花形のような後方からの強力な魔法射撃と、クラウス達を筆頭にする前衛の殲滅攻撃の連携は見事としか言いようがないだろう。……まあ、その連携は絆によるものでは決してないのが悲しいところだが。
「逆に言えば、あいつらより目立つ活躍が出来ればその噂は俺たちに持っていかれる。……だから、このタイミングでのダンジョン開きは中々にチャンスなんだよな」
「へえ、良いじゃない。あの時食い下がって正解だったわね」
チャンスという言葉を聞いて、リリスの青い眼が興味深そうに光る。その隣で、ツバキも楽しそうにあごに手を当てていた。
「命綱がないチャレンジにはなるけど、そのリターンはあまりにも大きいね……当然、ボクたちもそれに照準を合わせるってことで良いのかい?」
「ああ、お前らさえよければ……って言おうとしたけど、わざわざ聞くまでもなさそうだな」
俺もそこそこ積極的に動いているつもりではあるが、最近の二人はともすれば俺よりも好戦的だ。すっかりノリノリの二人を見つめて、俺の口から思わず笑みがこぼれた。
「それじゃ、次の目標はそのダンジョンで結果を残すってことで。区画が解放されるまでに半日はあるし、その間に色々と対策はしとかねえと」
「そうね、レインがちゃんと警告してくるのって初めてだったし。……まあ、『タルタロスの大獄』より危険なんてことはないでしょうけど」
「ああ、それは確かだね。あれほど過酷な環境がそんなホイホイとあってほしくはないな」
あの激闘を思い出したのか、二人はどこか疲れた表情を浮かべながら手元の料理に手を伸ばす。今までかなりハイペースでクエストを受けて来たつもりではあるが、あの迷宮以上に追い込まれたことはないと言ってもよかった。
だが、だからと言ってダンジョン開きが楽にクリアできるかと聞かれたら答えはノーだ。……この行事は、普段取り組むようなクエストとは事情が違いすぎるからな。
「確かに、ダンジョン自体は『タルタロスの大獄』よりも危険度は低いだろうさ。……だけど、ダンジョンには他の冒険者たちもいる。……それだけは、注意しないとな」
「間違って巻き添えになんてしたら問題だものね……成果を競い合うのに冒険者同士で直接傷つけるような行為は禁止されてるの、システムとして破綻してるんじゃない?」
「まあ、それは否定できねえな。……だけど、条件さえ整ってしまえばそんなのをすり抜けてくる奴らはいくらでもいる。……俺が警戒しているのは、どっちかっていえば俺たちが巻き込まれる方だ」
冒険者ギルドの鉄則の一つとして、『冒険者同士の直接対決を禁ずる』というものがある。同業者たちで戦うことはギルドにとっても損失になりかねないから仕方がないルールなのだが、問題は『直接戦闘以外を禁じられていない』ということなのだ。
「たくさんの冒険者が一堂に会してて、ダンジョンといういつもとは違う環境。……そんな中で、直接攻撃かそうじゃないかを判別する方法なんてあるわけがないだろ?」
「「……っ」」
俺の言葉に、リリスとツバキの眼が軽く見開かれる。俺が何を警戒しているか、その表情を見る限りではどうやら理解してくれたようだった。
ダンジョン開きとは、ただ期間限定で探索できる場所が増えるだけのイベントじゃない。冒険者たちしかいないダンジョンの中というのは、誰も真実を除けないブラックボックスなのだ――なんてのは、『双頭の獅子』の副リーダーの受け売りだけどな。それにしたって、この行事がただ平和な協力だけで終わらないということだけは間違いなかった。
「……なるほどね。ダンジョン開き、思った以上に穏やかじゃない行事じゃないか」
「上等じゃない。……相手がもしも動いてくるなら、その時は返り討ちにしてやるだけよ」
しかし、その現状を前にしても二人の眼からは戦意が消えていない。……というか、その話を聞いたことでむしろ好戦的になっているようにも思えた。
商会の護衛を務めてたこともあったし、そういう荒事には慣れっこなんだろうな……。二人が揃っていて負けることもそうないだろうし、よっぽどのことがなければ大丈夫だとは思ってるんだけどな。
「だけど、油断しないことに越したことはない。……折角のチャンスだ、取りこぼしのないようにいこうぜ」
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