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第三章『叡智を求める者』
第百九十七話『立ちはだかる信仰』
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「……そこにいる狼を殺せれば、証明としては十分だろ?」
――わなわなと体を震わせるアゼルを見つめながら、俺は堂々と宣言する。一切の迷いも不安も悟られないように、強気なままに。……勝者として、賭けに敗北した者を見下すかのように。
正直、他人を煽ることに関して俺はそこまで適性があるわけじゃない。クラウスの時は自然に言葉が出てきてくれたが、今回は多少意識的に言葉を選ばなくてはいけないからな。……だからこそ、そこに作為があることを悟られてはいけないのだ。
アゼルのもとにたどり着くまでに最たる障害が現れなかったことは、そういう意味ではとても幸いだった。アイツに何を言ってやるべきか、おかげで何となくは事前に考えておけたからな。
「お前が支えにしていたものは、俺らが今から全部ぶっ壊す。……それが嫌なら、全力で俺たちにぶつかってくるこった」
一歩前ににじり寄って、俺は重ねてそう告げる。それは宣戦布告であり、アゼルからの提案を聞き入れることはないという絶対的な決裂の宣言だ。俺たちの思惑はお互いに真っ向から敵対するものであり、何があっても交わることはない。……一時間もしないうち、どちらかの思惑は完全に潰えているのだろう。
「……さあ、来いよアゼル。お前が頑張って守らなきゃ、本当に神様は死んじまうぞ?」
最後通牒と言わんばかりに、俺は軽く手招きするように指先を動かす。それでもなお動かないのであれば、俺たちが先手を取って制圧する手はずだ。そうなった場合、搦め手の可能性が排除しきれないのが苦しいところではあるが――
「…………口を慎め、愚物風情がッ‼」
――あれだけ信仰深い村人たちの上に立つ男が、繰り返される否定の言葉に耐えられる道理なんてあるはずもなかった。
苛立ちを爆発させたかのようなアゼルの叫びとともに、空中に紙切れのようなものが何枚もまき散らされる。……瞬きの後、それは種々様々な魔術へと一斉に形を変えた。
「なるほど、あれがアイツの戦闘手段ってことか」
「ええ、そうみたいね。お疲れ様マルク、ここからは私がやるわ」
呪印の特性を最大限生かしているのであろうその魔術展開を見て、リリスが背後から俺を守るように進み出る。それと入れ替わるように俺は背後に立つノアやツバキと合流して、迎え撃つように氷の槍を展開したリリスの姿を見守った。
「おや、貴女が前に出るのですか。……あの愚物は、やはり口だけの男だったと?」
まるで俺たちを煽り返すかのように、様々な魔術を展開するアゼルは嘲笑交じりにリリスへと問いかける。ここまでさんざん言われてきたし、言い返したくなるのはまあ分からなくもない話だ。……だが、いつだって煽る相手とは間違えてはいけないもので。
「……ええ、あなたの相手は私よ。マルクの手を煩わせるほど、あなたに実力があると思うの?」
――二十メートルは開いていた彼我の距離が、不満げなリリスの回答とともに一瞬にして詰められる。……気が付けば、リリスの足元に向かってツバキの手から影が伸ばされていた。
「な……ッ⁉」
「たとえ遠距離戦の構えを見せてても、接近されることにはいつも警戒しなくちゃ。……虚を突かれた方が負けるのは、基本中の基本なのよ?」
氷の剣を上段に構え、渾身の一撃をリリスは準備する。そこに一切の容赦はなく、そして一切の寄り道はない。最短最速で、リリスはアゼルとの闘いにけりをつけようとしている。――その速度の前には、ド派手に展開した魔術の数々も飾りでしかなかった。
「悪いけど、あなたは準備運動の仕上げでしかないの。……わかったら、さっさと寝てて頂戴」
アゼルの肩口を狙いすましている一撃は、決着をつけるにはあまりに十分すぎる。老体ではその速度に満足に反応できるはずもなく、リリスの剣閃はアゼルの体に刻まれるだろう。
「……詰めが甘いな、貴女も」
――俺たち四人が見ていたそんな未来は、アゼルの袖口から滑り出てきた一枚の紙切れによって覆された。
それは瞬時に鉄の壁へと変じ、氷の剣撃を受け止める。想定していない地点で剣をはじき返されたことによって、リリスの体が一瞬だけぐらついた。
「呪印とはあらゆる魔術を保存する英知の結晶であり、すべてを可能にする万能の魔術。……その深淵を極めた私に、まさか労せず勝てるとでも?」
俺たちをあざ笑うかのように、アゼルは呪印術式をそう説明する。その声色を見る感じまだ頭に血が上った状態ではあるようだが、それでもテクニカルなやり方を忘れているわけではないらしい。……これは、少しだけ状況認識を改めた方がよさそうだ。
「さあ、反撃開始と参りましょう。……世界を新たな領域へと進める神に、曇りがあってはいけませんからな」
催促にして必殺の一撃が防ぎ切られたことによって、飾りになっていた魔術たちも武装としての本来の意義を取り戻す。リリスの背後には氷の槍が装填されてはいるが、打ち合いになれば当然魔力の消耗は避けられない。……ここでリリスが予想以上に手間取るのは、そのまま狼への勝利確率が下がることも意味していた。
「……食らい尽くせ、我らの栄誉にかけて」
そんな俺の懸念など知ったことではなく、アゼルは宙に浮いていた魔術たちに命令を下す。……まるでその一言を待ちわびていたかのように、属性も規模もてんで統一性のない魔術たちが一斉にリリスへと襲い掛かった。
それら一つ一つをまともに相手取るのは、いくらリリスと言えど苦戦を極めるだろう。どれ一つとってもまともに被弾していい攻撃などなく、おまけに呪印が尽きない限りアゼルの攻撃が止むことはない。奇襲に失敗したことも相まって、状況はかなり芳しくないはずだ。
「……ツバキ、もしリリスが厳しそうだったらもう少しだけ支援を強くかけてやってくれ。……ここでリリスが倒れることだけは、絶対に回避しないと」
「ああ、了解だ。……だけど、その必要はないと思うよ?」
とっさにツバキへと視線をやった俺の要請を、ツバキはどこか余裕をにじませた笑みとともに受け入れる。それに俺が少しばかり戸惑っていると、視線を戻せと言わんばかりにツバキはまっすぐリリスたちが立つ方を指さした。
その指につられて俺も正面を向き直った瞬間、俺は自分の認識が間違っていたことを理解する。……それと同時に、俺は強く確信した。
「……っはは。確かに、こりゃその必要はねえな」
「だろう? 言ったじゃないか、守る物が増えたリリスは強いってさ」
こみあげてきた笑みを隠さないままに答えを返すと、ツバキは誇らしげに胸を張ってみせる。……そんな俺たちの視線の先には、紛うことなき最強の魔術師がいた。
土塊も氷も鋼ですらも、飛来してくる弾丸は両手に持った氷の剣が全てはじき返す。剣では受け止めづらい雷魔術は空中に精製した氷の大盾で受け止め、足元を掬おうと迫り来る水の蛇はリリスの足踏みを合図として一瞬で凍結した。
氷を溶かしてくる炎の魔術だけが少しばかり厄介だが、今も狼を閉じ込めている氷の檻を壊すのにも炎魔術は必要なのだろう。それもあってか弾数は少なく、四方八方から飛来してくる魔術攻撃をさばきながらでも回避することに成功している。……反転攻勢に出られたことへの焦りなど、少しもありはしなかった。
「……悪いけど、私も負けられないのよ。あなたが掲げてる世界、どうしようもなく気持ち悪いもの」
挙句の果てには防御しながら言葉まで紡ぎはじめ、いかにも余裕たっぷりといった様子だ。……そして、そうなってさえしまえばどっちが優位かなんて明白なわけで。
「……なぜだ。愚物風情が、使命を受けた私の呪印魔術をなぜ凌ぎ切れる……‼」
「なぜ……ねえ」
分かりやすい歯噛みしながら、今展開している魔術を使い切ったアゼルはまた懐から呪印が刻まれた触媒ともいうべきものを取り出そうと身を軽く捩る。矢をつがえ直す瞬間にも似た刹那の隙を目視した瞬間、リリスはまるで四足歩行の獣のように身を低くして――
「……その疑問を解き明かすのが、あなたみたいな人間のやることじゃないのかしら?」
――次の呪印が宙を舞うよりも早く、顎に掌底を叩きこまれたアゼルの体が宙を舞った。
防御するにつれて次第にまた開いていった距離を唐突にゼロにして放たれたリリスの一撃は、防御行動すら許さずにアゼルを打ち上げる。それだけでも意識を刈り取るには十分すぎる威力を持っているように見えたが、そこでリリスは手を抜かなかった。
「……あなたの信仰が死ぬところ、ちゃんと見せなきゃいけないから。……だから、どうか死なないで頂戴ね?」
――本気で殺そうとしてるなら、あなたの体は今頃穴だらけですもの。
いつかのやり取りの意趣返しのような言葉とともに、待ち伏せするかのように展開されていた氷の棘たちが落ちてきたアゼルの体にぐるぐると絡みつく。……そのまましばらく放置していれば、自力では絶対に解除できない氷の拘束具の完成だ。
「……さ、これで最後の障害も消え去ったわ。どうせだし、思いっきりやっちゃいましょう?」
そこまでしてようやくリリスは俺たちの方を振り返り、強気な言葉で俺たちを鼓舞する。……その背後で、狼が氷の檻から抜け出さんとしきりに体を動かしていた。
――わなわなと体を震わせるアゼルを見つめながら、俺は堂々と宣言する。一切の迷いも不安も悟られないように、強気なままに。……勝者として、賭けに敗北した者を見下すかのように。
正直、他人を煽ることに関して俺はそこまで適性があるわけじゃない。クラウスの時は自然に言葉が出てきてくれたが、今回は多少意識的に言葉を選ばなくてはいけないからな。……だからこそ、そこに作為があることを悟られてはいけないのだ。
アゼルのもとにたどり着くまでに最たる障害が現れなかったことは、そういう意味ではとても幸いだった。アイツに何を言ってやるべきか、おかげで何となくは事前に考えておけたからな。
「お前が支えにしていたものは、俺らが今から全部ぶっ壊す。……それが嫌なら、全力で俺たちにぶつかってくるこった」
一歩前ににじり寄って、俺は重ねてそう告げる。それは宣戦布告であり、アゼルからの提案を聞き入れることはないという絶対的な決裂の宣言だ。俺たちの思惑はお互いに真っ向から敵対するものであり、何があっても交わることはない。……一時間もしないうち、どちらかの思惑は完全に潰えているのだろう。
「……さあ、来いよアゼル。お前が頑張って守らなきゃ、本当に神様は死んじまうぞ?」
最後通牒と言わんばかりに、俺は軽く手招きするように指先を動かす。それでもなお動かないのであれば、俺たちが先手を取って制圧する手はずだ。そうなった場合、搦め手の可能性が排除しきれないのが苦しいところではあるが――
「…………口を慎め、愚物風情がッ‼」
――あれだけ信仰深い村人たちの上に立つ男が、繰り返される否定の言葉に耐えられる道理なんてあるはずもなかった。
苛立ちを爆発させたかのようなアゼルの叫びとともに、空中に紙切れのようなものが何枚もまき散らされる。……瞬きの後、それは種々様々な魔術へと一斉に形を変えた。
「なるほど、あれがアイツの戦闘手段ってことか」
「ええ、そうみたいね。お疲れ様マルク、ここからは私がやるわ」
呪印の特性を最大限生かしているのであろうその魔術展開を見て、リリスが背後から俺を守るように進み出る。それと入れ替わるように俺は背後に立つノアやツバキと合流して、迎え撃つように氷の槍を展開したリリスの姿を見守った。
「おや、貴女が前に出るのですか。……あの愚物は、やはり口だけの男だったと?」
まるで俺たちを煽り返すかのように、様々な魔術を展開するアゼルは嘲笑交じりにリリスへと問いかける。ここまでさんざん言われてきたし、言い返したくなるのはまあ分からなくもない話だ。……だが、いつだって煽る相手とは間違えてはいけないもので。
「……ええ、あなたの相手は私よ。マルクの手を煩わせるほど、あなたに実力があると思うの?」
――二十メートルは開いていた彼我の距離が、不満げなリリスの回答とともに一瞬にして詰められる。……気が付けば、リリスの足元に向かってツバキの手から影が伸ばされていた。
「な……ッ⁉」
「たとえ遠距離戦の構えを見せてても、接近されることにはいつも警戒しなくちゃ。……虚を突かれた方が負けるのは、基本中の基本なのよ?」
氷の剣を上段に構え、渾身の一撃をリリスは準備する。そこに一切の容赦はなく、そして一切の寄り道はない。最短最速で、リリスはアゼルとの闘いにけりをつけようとしている。――その速度の前には、ド派手に展開した魔術の数々も飾りでしかなかった。
「悪いけど、あなたは準備運動の仕上げでしかないの。……わかったら、さっさと寝てて頂戴」
アゼルの肩口を狙いすましている一撃は、決着をつけるにはあまりに十分すぎる。老体ではその速度に満足に反応できるはずもなく、リリスの剣閃はアゼルの体に刻まれるだろう。
「……詰めが甘いな、貴女も」
――俺たち四人が見ていたそんな未来は、アゼルの袖口から滑り出てきた一枚の紙切れによって覆された。
それは瞬時に鉄の壁へと変じ、氷の剣撃を受け止める。想定していない地点で剣をはじき返されたことによって、リリスの体が一瞬だけぐらついた。
「呪印とはあらゆる魔術を保存する英知の結晶であり、すべてを可能にする万能の魔術。……その深淵を極めた私に、まさか労せず勝てるとでも?」
俺たちをあざ笑うかのように、アゼルは呪印術式をそう説明する。その声色を見る感じまだ頭に血が上った状態ではあるようだが、それでもテクニカルなやり方を忘れているわけではないらしい。……これは、少しだけ状況認識を改めた方がよさそうだ。
「さあ、反撃開始と参りましょう。……世界を新たな領域へと進める神に、曇りがあってはいけませんからな」
催促にして必殺の一撃が防ぎ切られたことによって、飾りになっていた魔術たちも武装としての本来の意義を取り戻す。リリスの背後には氷の槍が装填されてはいるが、打ち合いになれば当然魔力の消耗は避けられない。……ここでリリスが予想以上に手間取るのは、そのまま狼への勝利確率が下がることも意味していた。
「……食らい尽くせ、我らの栄誉にかけて」
そんな俺の懸念など知ったことではなく、アゼルは宙に浮いていた魔術たちに命令を下す。……まるでその一言を待ちわびていたかのように、属性も規模もてんで統一性のない魔術たちが一斉にリリスへと襲い掛かった。
それら一つ一つをまともに相手取るのは、いくらリリスと言えど苦戦を極めるだろう。どれ一つとってもまともに被弾していい攻撃などなく、おまけに呪印が尽きない限りアゼルの攻撃が止むことはない。奇襲に失敗したことも相まって、状況はかなり芳しくないはずだ。
「……ツバキ、もしリリスが厳しそうだったらもう少しだけ支援を強くかけてやってくれ。……ここでリリスが倒れることだけは、絶対に回避しないと」
「ああ、了解だ。……だけど、その必要はないと思うよ?」
とっさにツバキへと視線をやった俺の要請を、ツバキはどこか余裕をにじませた笑みとともに受け入れる。それに俺が少しばかり戸惑っていると、視線を戻せと言わんばかりにツバキはまっすぐリリスたちが立つ方を指さした。
その指につられて俺も正面を向き直った瞬間、俺は自分の認識が間違っていたことを理解する。……それと同時に、俺は強く確信した。
「……っはは。確かに、こりゃその必要はねえな」
「だろう? 言ったじゃないか、守る物が増えたリリスは強いってさ」
こみあげてきた笑みを隠さないままに答えを返すと、ツバキは誇らしげに胸を張ってみせる。……そんな俺たちの視線の先には、紛うことなき最強の魔術師がいた。
土塊も氷も鋼ですらも、飛来してくる弾丸は両手に持った氷の剣が全てはじき返す。剣では受け止めづらい雷魔術は空中に精製した氷の大盾で受け止め、足元を掬おうと迫り来る水の蛇はリリスの足踏みを合図として一瞬で凍結した。
氷を溶かしてくる炎の魔術だけが少しばかり厄介だが、今も狼を閉じ込めている氷の檻を壊すのにも炎魔術は必要なのだろう。それもあってか弾数は少なく、四方八方から飛来してくる魔術攻撃をさばきながらでも回避することに成功している。……反転攻勢に出られたことへの焦りなど、少しもありはしなかった。
「……悪いけど、私も負けられないのよ。あなたが掲げてる世界、どうしようもなく気持ち悪いもの」
挙句の果てには防御しながら言葉まで紡ぎはじめ、いかにも余裕たっぷりといった様子だ。……そして、そうなってさえしまえばどっちが優位かなんて明白なわけで。
「……なぜだ。愚物風情が、使命を受けた私の呪印魔術をなぜ凌ぎ切れる……‼」
「なぜ……ねえ」
分かりやすい歯噛みしながら、今展開している魔術を使い切ったアゼルはまた懐から呪印が刻まれた触媒ともいうべきものを取り出そうと身を軽く捩る。矢をつがえ直す瞬間にも似た刹那の隙を目視した瞬間、リリスはまるで四足歩行の獣のように身を低くして――
「……その疑問を解き明かすのが、あなたみたいな人間のやることじゃないのかしら?」
――次の呪印が宙を舞うよりも早く、顎に掌底を叩きこまれたアゼルの体が宙を舞った。
防御するにつれて次第にまた開いていった距離を唐突にゼロにして放たれたリリスの一撃は、防御行動すら許さずにアゼルを打ち上げる。それだけでも意識を刈り取るには十分すぎる威力を持っているように見えたが、そこでリリスは手を抜かなかった。
「……あなたの信仰が死ぬところ、ちゃんと見せなきゃいけないから。……だから、どうか死なないで頂戴ね?」
――本気で殺そうとしてるなら、あなたの体は今頃穴だらけですもの。
いつかのやり取りの意趣返しのような言葉とともに、待ち伏せするかのように展開されていた氷の棘たちが落ちてきたアゼルの体にぐるぐると絡みつく。……そのまましばらく放置していれば、自力では絶対に解除できない氷の拘束具の完成だ。
「……さ、これで最後の障害も消え去ったわ。どうせだし、思いっきりやっちゃいましょう?」
そこまでしてようやくリリスは俺たちの方を振り返り、強気な言葉で俺たちを鼓舞する。……その背後で、狼が氷の檻から抜け出さんとしきりに体を動かしていた。
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