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第四章『因縁、交錯して』
第二百四十五話『覚悟の質』
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「覚悟……か」
「ええ、父さまがはっきりと口にしたのをわたくしは今でも覚えていますわ。そうして施された術式によって私の魔力はほとんどないも同然になり、アルフォリア家に伝わる魔剣もその切れ味を失ってしまいました。……その意図を、わたくしは今もなおつかみかねています」
不服の感情を隠すことなく、バルエリスは魔剣にまつわる事情を打ち明ける。……それを聞いて、少しだけ納得いくことが増えたような気がした。
例えば、初めてバルエリスと遭遇した時のこと。バルエリス自身の力量もあって俺たちは揃って気配に気づけなかったものだとばかり思っていたが、それでも説明がつかない部分はあったのだ。リリスは単純な気配だけじゃなく、魔力の気配も探り当てることができるのだから。
だが、今の説明が正しいのであればそのことにも納得がいく。封印されたことによって魔力を扱えなくなっていることが、リリスにも探知できないぐらいに魔力の気配を稀薄なものにしていたのだ。……そのことに対して、バルエリスはメリットだと気づいてもいなさそうだが。
「わたくしは騎士になると決め、それ以外の道にわき目を振ることなく修練を積み重ねてきましたわ。……その姿をいくら見せようと、わたくしの魔力が魔剣から解き放たれることはありませんでしたが――」
一度打ち明けたことで今まで内側で押し込めていた不満が一気に流れ出してきたのか、少しずつ自らの境遇を語るバルエリスの口調は熱を帯びていく。確かにそれはバルエリスにとって理不尽で、夢への道筋を妨げる邪魔でしかなかっただろう。……だけど、俺にはそれ以外の意味があるように思えてならなかった。
「――熱を帯びたところ悪いけど、ちょっとだけ待ってくれ。お前の父さんが言ってること、実はそんなに間違ってないと思うからさ」
「……え?」
だからこそ、俺はバルエリスの言葉を遮ってそう告げる。……その瞬間、まるで期待を裏切られたかのようにバルエリスはまん丸く目を見開いた。
「安心しろ、お前の修練が間違ってたとかいうつもりはねえ。むしろそれはちゃんとお前の中で結果を出してるし、騎士にだって負けないぐらいの力はあると思う。……だから、お前の父さんが言ってる『覚悟』ってのはきっとほかのところであると思うんだよ」
わずかな失望が広がっていくよりも早く、俺はバルエリスに対してフォローの言葉を付け加える。……また少し厳しいことを言わなければならなくなってしまうが、俺の予想が正しければバルエリスの父さんの主張はひどく真っ当なものに思えた。
確かに、バルエリスはとても剣士として完成されている。魔力を縛られ、魔剣の性能も封じられている状況下でこれだけ強いのならば、フルパワーで戦ったときにどんなことが起こるかは想像できないレベルだ。……ポテンシャルだけで言えば、ツバキやリリスにだって魔剣込みのバルエリスは劣っていないだろう。
だが、今二人が敵対したのだとしたらその勝敗は火を見るよりも明らかだ。組手だったら五分五分まで行けるかもしれないが、命の取り合いになった瞬間リリスが全勝することになるだろう。……その領域まで踏み込んだ瞬間に、双方の差は如実に表れるのだ。
騎士としての力が足りないわけでも、修練が間違っていたわけでもない。……ただ、勝敗の差を分けるのはたった一つの覚悟をどれだけ強く持てているかという事だ。……それはきっと、バルエリスの父さんも娘に対して足りていないと感じているもので――
「……率直に、素直な答えを聞かせてくれ。……もしお前が騎士として悪人に向き合ったとき、一切の慈悲もなく殺しに行けるだけの覚悟はあるか?」
「…………それ、は…………」
俺が投げかけた質問に、バルエリスは動揺した様子で視線を泳がせる。何か言いたげに口が動いているがそれが言語化されることはなく、答えはバルエリスの中で空転しているようだった。
「ちなみにだけど、リリスとツバキ――ついでに言えば俺にもその躊躇はねえよ。俺の大切な物を踏み荒らそうって言うなら、その時は容赦なく殺しに行く。……たとえそれが、お前であっても」
「ッ……‼」
ダメ押しとしてはなった俺の宣言に、バルエリスは一瞬身を跳ねさせる。……それからしばらくして、バルエリスは観念したかのように背筋を丸めた。
「……それは、あなたの言う通りかもしれませんわ。……眼の前の死に怯える人間が、誰かに死を与えることなんて平然とできるわけがありませんもの」
「ああ、だと思ってたよ。……というか、あの時に魔剣がなまくらじゃなかったらお前は全力で剣を振れてなかったと思うし」
切れ味を失うという事は、どうあっても剣戟が峰打ち同然になるという事だ。もちろん当たり所が悪ければ命に係わるだろうが、それでも安全性――というか、相手の命を奪う可能性は大幅に下がる。そんな剣だからこそ、きっとバルエリスはためらわずに振り抜くことができたのだ。
これが切れ味抜群だったならば、あの場にいた二人は間違いなく一刀両断されて死んでいたはずだ。……それを分かっていた場合、バルエリスは躊躇なく剣をふるえただろうか。……どうしてもできなかったんじゃないかと、俺は何となく想像してしまう。
「騎士になるってことは、王国を守るために手を尽くすってことだ。その間には誰かを殺す必要があるかもしれないし、それはお前にとって面識のある人間かもしれない。……そうなったときに殺せないってなっちゃ、どれだけ強くても騎士としての役割は果たしてないも同然だろ?」
そういう意味では、護衛として生きてきたリリスとツバキの覚悟は見事なものなのだ。最初からそれが全てではないにしろ、殺すという選択肢は常に頭の片隅に置かれている。だからこそ、命のやり取りにおいて二人は何も臆さないのだ。その差があるから、リリスたちは何回やってもバルエリスとの命の取り合いに敗北することはない。……まあ、こればかりは年季の差ってところも大きいんだけどな。
「お前の父さんだって、お前の実力を疑ってそんな封印を施してるんじゃないさ。……というか、『封印されててもある程度は大丈夫だ』って分かってなきゃいろんなところに向かう娘の力を封印するなんて気が気じゃないだろうし」
「……そう、かもしれませんわね」
幸い俺の主張はすとんと腑に落ちてくれたのか、バルエリスは素直に首を縦に振る。それが分かってくれたなら、父さんに対するバルエリスの感情も少しは柔らかくなってくれるだろう。家族関係がどうなってるかは分かったもんじゃないけど、仲がいいならそれが一番だからな。
「……それでは、その覚悟はどうやって身に着ければいいんですの? それがなければ騎士として足りないのであれば、それを習得する以外の選択肢はありませんわ」
これで封印の話も一段落――かと思いきや、かえってバルエリスは俺の方に身を乗り出してさらに質問を投げかけてくる。……だが、そればかりは人によってきっかけが違うものだ。だからなんて答えるべきか分からなくて、今度は俺が逃げるように視線をさまよわせていると――
「簡単な話よ。何が大事で何が大事じゃないのか、自分の中で優先順位をつければいいの」
――俺のものでもましてやバルエリスのものでもない凛とした声が前から聞こえてきて、俺は思わず視線をそちらに向ける。……するとそこには、いつの間にやら目覚めたリリスがどこか不満げな表情で立っていて。
「……朝早くから二人だけで面白いこと話してるじゃない。……それ、私も混ぜてくれない?」
そう言って、リリスはにこりと微笑む。……友愛の情を示されているはずなのに、その背筋に一瞬冷たいものが走った――ような、気がした。
「ええ、父さまがはっきりと口にしたのをわたくしは今でも覚えていますわ。そうして施された術式によって私の魔力はほとんどないも同然になり、アルフォリア家に伝わる魔剣もその切れ味を失ってしまいました。……その意図を、わたくしは今もなおつかみかねています」
不服の感情を隠すことなく、バルエリスは魔剣にまつわる事情を打ち明ける。……それを聞いて、少しだけ納得いくことが増えたような気がした。
例えば、初めてバルエリスと遭遇した時のこと。バルエリス自身の力量もあって俺たちは揃って気配に気づけなかったものだとばかり思っていたが、それでも説明がつかない部分はあったのだ。リリスは単純な気配だけじゃなく、魔力の気配も探り当てることができるのだから。
だが、今の説明が正しいのであればそのことにも納得がいく。封印されたことによって魔力を扱えなくなっていることが、リリスにも探知できないぐらいに魔力の気配を稀薄なものにしていたのだ。……そのことに対して、バルエリスはメリットだと気づいてもいなさそうだが。
「わたくしは騎士になると決め、それ以外の道にわき目を振ることなく修練を積み重ねてきましたわ。……その姿をいくら見せようと、わたくしの魔力が魔剣から解き放たれることはありませんでしたが――」
一度打ち明けたことで今まで内側で押し込めていた不満が一気に流れ出してきたのか、少しずつ自らの境遇を語るバルエリスの口調は熱を帯びていく。確かにそれはバルエリスにとって理不尽で、夢への道筋を妨げる邪魔でしかなかっただろう。……だけど、俺にはそれ以外の意味があるように思えてならなかった。
「――熱を帯びたところ悪いけど、ちょっとだけ待ってくれ。お前の父さんが言ってること、実はそんなに間違ってないと思うからさ」
「……え?」
だからこそ、俺はバルエリスの言葉を遮ってそう告げる。……その瞬間、まるで期待を裏切られたかのようにバルエリスはまん丸く目を見開いた。
「安心しろ、お前の修練が間違ってたとかいうつもりはねえ。むしろそれはちゃんとお前の中で結果を出してるし、騎士にだって負けないぐらいの力はあると思う。……だから、お前の父さんが言ってる『覚悟』ってのはきっとほかのところであると思うんだよ」
わずかな失望が広がっていくよりも早く、俺はバルエリスに対してフォローの言葉を付け加える。……また少し厳しいことを言わなければならなくなってしまうが、俺の予想が正しければバルエリスの父さんの主張はひどく真っ当なものに思えた。
確かに、バルエリスはとても剣士として完成されている。魔力を縛られ、魔剣の性能も封じられている状況下でこれだけ強いのならば、フルパワーで戦ったときにどんなことが起こるかは想像できないレベルだ。……ポテンシャルだけで言えば、ツバキやリリスにだって魔剣込みのバルエリスは劣っていないだろう。
だが、今二人が敵対したのだとしたらその勝敗は火を見るよりも明らかだ。組手だったら五分五分まで行けるかもしれないが、命の取り合いになった瞬間リリスが全勝することになるだろう。……その領域まで踏み込んだ瞬間に、双方の差は如実に表れるのだ。
騎士としての力が足りないわけでも、修練が間違っていたわけでもない。……ただ、勝敗の差を分けるのはたった一つの覚悟をどれだけ強く持てているかという事だ。……それはきっと、バルエリスの父さんも娘に対して足りていないと感じているもので――
「……率直に、素直な答えを聞かせてくれ。……もしお前が騎士として悪人に向き合ったとき、一切の慈悲もなく殺しに行けるだけの覚悟はあるか?」
「…………それ、は…………」
俺が投げかけた質問に、バルエリスは動揺した様子で視線を泳がせる。何か言いたげに口が動いているがそれが言語化されることはなく、答えはバルエリスの中で空転しているようだった。
「ちなみにだけど、リリスとツバキ――ついでに言えば俺にもその躊躇はねえよ。俺の大切な物を踏み荒らそうって言うなら、その時は容赦なく殺しに行く。……たとえそれが、お前であっても」
「ッ……‼」
ダメ押しとしてはなった俺の宣言に、バルエリスは一瞬身を跳ねさせる。……それからしばらくして、バルエリスは観念したかのように背筋を丸めた。
「……それは、あなたの言う通りかもしれませんわ。……眼の前の死に怯える人間が、誰かに死を与えることなんて平然とできるわけがありませんもの」
「ああ、だと思ってたよ。……というか、あの時に魔剣がなまくらじゃなかったらお前は全力で剣を振れてなかったと思うし」
切れ味を失うという事は、どうあっても剣戟が峰打ち同然になるという事だ。もちろん当たり所が悪ければ命に係わるだろうが、それでも安全性――というか、相手の命を奪う可能性は大幅に下がる。そんな剣だからこそ、きっとバルエリスはためらわずに振り抜くことができたのだ。
これが切れ味抜群だったならば、あの場にいた二人は間違いなく一刀両断されて死んでいたはずだ。……それを分かっていた場合、バルエリスは躊躇なく剣をふるえただろうか。……どうしてもできなかったんじゃないかと、俺は何となく想像してしまう。
「騎士になるってことは、王国を守るために手を尽くすってことだ。その間には誰かを殺す必要があるかもしれないし、それはお前にとって面識のある人間かもしれない。……そうなったときに殺せないってなっちゃ、どれだけ強くても騎士としての役割は果たしてないも同然だろ?」
そういう意味では、護衛として生きてきたリリスとツバキの覚悟は見事なものなのだ。最初からそれが全てではないにしろ、殺すという選択肢は常に頭の片隅に置かれている。だからこそ、命のやり取りにおいて二人は何も臆さないのだ。その差があるから、リリスたちは何回やってもバルエリスとの命の取り合いに敗北することはない。……まあ、こればかりは年季の差ってところも大きいんだけどな。
「お前の父さんだって、お前の実力を疑ってそんな封印を施してるんじゃないさ。……というか、『封印されててもある程度は大丈夫だ』って分かってなきゃいろんなところに向かう娘の力を封印するなんて気が気じゃないだろうし」
「……そう、かもしれませんわね」
幸い俺の主張はすとんと腑に落ちてくれたのか、バルエリスは素直に首を縦に振る。それが分かってくれたなら、父さんに対するバルエリスの感情も少しは柔らかくなってくれるだろう。家族関係がどうなってるかは分かったもんじゃないけど、仲がいいならそれが一番だからな。
「……それでは、その覚悟はどうやって身に着ければいいんですの? それがなければ騎士として足りないのであれば、それを習得する以外の選択肢はありませんわ」
これで封印の話も一段落――かと思いきや、かえってバルエリスは俺の方に身を乗り出してさらに質問を投げかけてくる。……だが、そればかりは人によってきっかけが違うものだ。だからなんて答えるべきか分からなくて、今度は俺が逃げるように視線をさまよわせていると――
「簡単な話よ。何が大事で何が大事じゃないのか、自分の中で優先順位をつければいいの」
――俺のものでもましてやバルエリスのものでもない凛とした声が前から聞こえてきて、俺は思わず視線をそちらに向ける。……するとそこには、いつの間にやら目覚めたリリスがどこか不満げな表情で立っていて。
「……朝早くから二人だけで面白いこと話してるじゃない。……それ、私も混ぜてくれない?」
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