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第六章『主なき聖剣』
第四百八十七話『今ここで戦う意味』
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「……ッ、何をいきなり言い出すのですか、貴方は⁉」
カルロの提案に真っ先に反応したケラーが、少し裏返った声を挙げながらそれを非難する。信じられないようなものを見るかのようなその瞳は、とても同じ陣営の人間を見ているとは思えなかった。
「いや言ったろ、これは皇帝サマからの頼みでもあるんだって。オイラ一人のワガママじゃねえし、皇帝サマなりの狙いがあるはずだ。……それを止めたいってんなら、お前にもそれ相応の理由が必要なんじゃねえか?」
「それ相応の理由も何もないでしょう、今は真夜中ですよ⁉ 一夜を明かしてからならまだしも、移動を終えたばかりの今提案することに何の意味があるって言うんですか!」
呆れたように肩を竦めるカルロに対して、ケラーは身を乗り出しながらさらに身を乗り出す。移動中変化に乏しかった表情がカルロの前では目まぐるしいほどに変化していて、こんな状況だというのにリリスはある種の新鮮さを感じずにはいられなかった。――今回に限ってカルロを指名したのは、ケラーの存在が関係しているのではと思わざるを得ないぐらいに。
「成程、そりゃまあ正論だな……。けどよ、お客人方は出来るだけ早く帝国に着きたいんだろ? オイラはまだ詳しく話を聞けてないからな、そこんところもう少し説明してくれねえか」
そんなケラーの反論にカルロは小さく唸り声を上げ、唐突に視線をリリスたちの方へと戻す。いきなり水を向けられたことに一瞬だけたじろぎながらも、戦線を代表してガリウスが口を開いた。
「そうだね、先ずはそのあたりを知ってもらう事も大切か。今カルロが言ってくれた通り、僕たちは出来るだけ早く帝国にたどり着くことを目的としている。その条件の一つに『君が僕たちを認める事』があるのなら、少しでも早く達成できるに越したことはないよ」
普段の軽い口調はそのままに、しかしどこか真剣みを増した声色でガリウスは戦線の事情を語る。それは騎士団だけでなく、リリスやツバキにとっても同じ考えだ。……少しでも早く帝都にたどり着いて、クライヴ達の魔の手からマルクを救い出す算段を固めねばならない。
口を真一文字に引き結んでそれを聞き届けたカルロは、少し間をおいてから一度首を縦に振る。本人なりに真剣でいようと努めているようにも見えるその表情からは、それでも隠し切れない好奇心がありありとにじみ出ていた。
「ああ、それなら今から戦うべきだな。今オイラのことを認めさせることが出来れば、出発までの時間は大体半日近く短縮される。……それによ、オイラもそろそろ我慢の限界なんだ」
やがて本人も隠すことを諦めたらしく、頬を大きく吊り上げてカルロは身をこちらに乗り出す。微かに震えるその指先が、カルロの高揚を何よりも雄弁に語っているように思えて。
「オイラの勘が言ってるんだよ、お前たちは皆普通じゃねえ。具体的にどんな感じかは分かんねえけど、今まで戦ってきたどんな奴とも違うって雰囲気がビリビリ伝わってくる。……一人でいいんだ、早くオイラにその感覚が間違ってないって確かめさせてくれねえか?」
新しいおもちゃを前にした子供のような、あるいは大好物を前に『待て』をされている動物のような視線を向け、カルロは改めて共同戦線にそう提案する。皇帝の意志もカルロ自身の衝動も入り混じったその頼みをどうするべきか、この場にいる誰もが一瞬決めかねていた。
交渉の成否を人質にとられていないだけまだ良心的ではあるが、それでも到着してすぐに戦闘の申し出をするのは常識からは大きく外れている。だがしかし、リリスの目に映るカルロはどこまでも感覚で生きているような人間だ。何を優先して何を後回しにすべきなのか、カルロの中では格付けが既に終わっている。
カルロはきっと、帝国の人間の中でもさらに特異な位置に居ることだろう。カルロの行動を決定づける感覚が人並み外れて優れたものであることは、今までのやり取りの中でも何となく分かっていたことだ。それが戦闘となるとどんな輝きへと変わるのか、少し興味を持っている自分が居るのも確かで――
「――分かったわ。それなら、私が代表して相手をしてあげる」
その衝動が突き動かすままに、リリスは沈黙を破ってカルロの提案に応える。部屋にあったすべての視線が一瞬でリリスの方へと向いたのが、正面を見つめたままでもはっきりと分かった。
「話が分かる奴で助かるぜ! お前さんはひときわビリビリが強かったからな、手合わせできるってんなら大歓迎だ!」
高らかに快哉を上げ、カルロはとうとう完全にソファーから立ち上がって腕を天高く突き上げる。餘に素直な形で発露された感情にリリスがクスリと笑みを浮かべていると、その隣からケラーのどこか申し訳なさそうな声が聞こえてきた。
「……その、本当にいいのですか? 帝国の人間である私からしても、今の提案はあまりにも無礼が過ぎるものです。使命感や義務感で受けられているなら、気にする必要はないと私から助言させていただきますが――」
「私の意志で受けるって答えたんだもの、今更返事を覆すようなことはしないわよ。……帝国の、それも工程に直接仕えるような人間がどれだけの実力なのか、私も少し興味があるし」
ケラーの中にある罪悪感を出来るだけ否定できるよう、リリスは声色を意識的に明るくして答える。確かにケラーからすればカルロの提案にこちらが乗せられているような構図に見えるだろうが、ケラーが想像している以上にリリスがこの提案に乗り気なのも事実だった。
フェイの手ほどきを受けてから決して短くない時間が経ったが、未だその成果に出会えるような手合いと出会う事が出来ていないのだ。帝国に乗り込む前、そしてクライヴ達と事を構える前の試金石として、カルロ以上の適任もなかなかいないだろう。
「貴方たちが打算込みで戦いを挑んできたみたいに、私にも知っておきたいことがあるの。……お互いに利益があって戦うなら、ケラーが何かを気にする必要なんてないでしょう?」
「……そう、ですね。そう言ってくださるのであれば、私もいくらか気が楽です。無理やりそのような流れに持って行ったのと合意の上でそう言った流れになるのでは話が違いすぎますから」
ダメ押しと言わんばかりに片目を瞑って見せると、ケラーもそれに押し込まれるような形で首を縦に振る。それによって戦いの雰囲気はより色濃いものとなって、カルロは期待するような視線をリリスに向けてきた。
「助太刀してくれて助かるぜ、オイラが言うだけじゃこいつは絶対に折れてくれないからな。……そう言えば、まだ名前も聞いてなかったっけ?」
まるで世間話の延長線上のような軽い態度で、カルロはリリスの名前を問うてくる。そう聞かれて初めて、共同戦線側の自己紹介を少しもしていないことをリリスは思い出した。
期待の視線がこちらに向けられているのを感じながら、リリスはどう自己紹介したものか思案を巡らせる。だが、それは時間にしてほんの一瞬の事だ。王国に居ようと帝国に居ようと、どんな肩書とともに自分の事を語りたいかなんてわかり切っていることなのだから。
「私はリリス。リリス・アーガストよ。王都最強のパーティ『夜明けの灯』で、普段は冒険者として生活してるわ」
胸に手を当てて軽く会釈をしながら、リリスははっきりと『王都最強』を名乗って見せる。それにカルロの表情がピクリと動いたのを、リリスの目は見逃さなかった。
「……へえ、王都最強か。それはまた、とんでもない相手と戦うチャンスが転がり込んできたもんだ」
皇帝サマに後で超感謝しねえとな――と。
子供のように無邪気な喜びを全身ににじませながら、カルロはリリスの仕草を真似るように胸に手を当てる。……そして、初対面の時よりも丁寧な所作で頭を下げた。
「リリス・アーガスト、お前さんと戦えることを光栄に思うぜ。……お前さんから感じるビリビリしたもんの正体、どうか存分に俺に見せてくれ」
カルロの提案に真っ先に反応したケラーが、少し裏返った声を挙げながらそれを非難する。信じられないようなものを見るかのようなその瞳は、とても同じ陣営の人間を見ているとは思えなかった。
「いや言ったろ、これは皇帝サマからの頼みでもあるんだって。オイラ一人のワガママじゃねえし、皇帝サマなりの狙いがあるはずだ。……それを止めたいってんなら、お前にもそれ相応の理由が必要なんじゃねえか?」
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呆れたように肩を竦めるカルロに対して、ケラーは身を乗り出しながらさらに身を乗り出す。移動中変化に乏しかった表情がカルロの前では目まぐるしいほどに変化していて、こんな状況だというのにリリスはある種の新鮮さを感じずにはいられなかった。――今回に限ってカルロを指名したのは、ケラーの存在が関係しているのではと思わざるを得ないぐらいに。
「成程、そりゃまあ正論だな……。けどよ、お客人方は出来るだけ早く帝国に着きたいんだろ? オイラはまだ詳しく話を聞けてないからな、そこんところもう少し説明してくれねえか」
そんなケラーの反論にカルロは小さく唸り声を上げ、唐突に視線をリリスたちの方へと戻す。いきなり水を向けられたことに一瞬だけたじろぎながらも、戦線を代表してガリウスが口を開いた。
「そうだね、先ずはそのあたりを知ってもらう事も大切か。今カルロが言ってくれた通り、僕たちは出来るだけ早く帝国にたどり着くことを目的としている。その条件の一つに『君が僕たちを認める事』があるのなら、少しでも早く達成できるに越したことはないよ」
普段の軽い口調はそのままに、しかしどこか真剣みを増した声色でガリウスは戦線の事情を語る。それは騎士団だけでなく、リリスやツバキにとっても同じ考えだ。……少しでも早く帝都にたどり着いて、クライヴ達の魔の手からマルクを救い出す算段を固めねばならない。
口を真一文字に引き結んでそれを聞き届けたカルロは、少し間をおいてから一度首を縦に振る。本人なりに真剣でいようと努めているようにも見えるその表情からは、それでも隠し切れない好奇心がありありとにじみ出ていた。
「ああ、それなら今から戦うべきだな。今オイラのことを認めさせることが出来れば、出発までの時間は大体半日近く短縮される。……それによ、オイラもそろそろ我慢の限界なんだ」
やがて本人も隠すことを諦めたらしく、頬を大きく吊り上げてカルロは身をこちらに乗り出す。微かに震えるその指先が、カルロの高揚を何よりも雄弁に語っているように思えて。
「オイラの勘が言ってるんだよ、お前たちは皆普通じゃねえ。具体的にどんな感じかは分かんねえけど、今まで戦ってきたどんな奴とも違うって雰囲気がビリビリ伝わってくる。……一人でいいんだ、早くオイラにその感覚が間違ってないって確かめさせてくれねえか?」
新しいおもちゃを前にした子供のような、あるいは大好物を前に『待て』をされている動物のような視線を向け、カルロは改めて共同戦線にそう提案する。皇帝の意志もカルロ自身の衝動も入り混じったその頼みをどうするべきか、この場にいる誰もが一瞬決めかねていた。
交渉の成否を人質にとられていないだけまだ良心的ではあるが、それでも到着してすぐに戦闘の申し出をするのは常識からは大きく外れている。だがしかし、リリスの目に映るカルロはどこまでも感覚で生きているような人間だ。何を優先して何を後回しにすべきなのか、カルロの中では格付けが既に終わっている。
カルロはきっと、帝国の人間の中でもさらに特異な位置に居ることだろう。カルロの行動を決定づける感覚が人並み外れて優れたものであることは、今までのやり取りの中でも何となく分かっていたことだ。それが戦闘となるとどんな輝きへと変わるのか、少し興味を持っている自分が居るのも確かで――
「――分かったわ。それなら、私が代表して相手をしてあげる」
その衝動が突き動かすままに、リリスは沈黙を破ってカルロの提案に応える。部屋にあったすべての視線が一瞬でリリスの方へと向いたのが、正面を見つめたままでもはっきりと分かった。
「話が分かる奴で助かるぜ! お前さんはひときわビリビリが強かったからな、手合わせできるってんなら大歓迎だ!」
高らかに快哉を上げ、カルロはとうとう完全にソファーから立ち上がって腕を天高く突き上げる。餘に素直な形で発露された感情にリリスがクスリと笑みを浮かべていると、その隣からケラーのどこか申し訳なさそうな声が聞こえてきた。
「……その、本当にいいのですか? 帝国の人間である私からしても、今の提案はあまりにも無礼が過ぎるものです。使命感や義務感で受けられているなら、気にする必要はないと私から助言させていただきますが――」
「私の意志で受けるって答えたんだもの、今更返事を覆すようなことはしないわよ。……帝国の、それも工程に直接仕えるような人間がどれだけの実力なのか、私も少し興味があるし」
ケラーの中にある罪悪感を出来るだけ否定できるよう、リリスは声色を意識的に明るくして答える。確かにケラーからすればカルロの提案にこちらが乗せられているような構図に見えるだろうが、ケラーが想像している以上にリリスがこの提案に乗り気なのも事実だった。
フェイの手ほどきを受けてから決して短くない時間が経ったが、未だその成果に出会えるような手合いと出会う事が出来ていないのだ。帝国に乗り込む前、そしてクライヴ達と事を構える前の試金石として、カルロ以上の適任もなかなかいないだろう。
「貴方たちが打算込みで戦いを挑んできたみたいに、私にも知っておきたいことがあるの。……お互いに利益があって戦うなら、ケラーが何かを気にする必要なんてないでしょう?」
「……そう、ですね。そう言ってくださるのであれば、私もいくらか気が楽です。無理やりそのような流れに持って行ったのと合意の上でそう言った流れになるのでは話が違いすぎますから」
ダメ押しと言わんばかりに片目を瞑って見せると、ケラーもそれに押し込まれるような形で首を縦に振る。それによって戦いの雰囲気はより色濃いものとなって、カルロは期待するような視線をリリスに向けてきた。
「助太刀してくれて助かるぜ、オイラが言うだけじゃこいつは絶対に折れてくれないからな。……そう言えば、まだ名前も聞いてなかったっけ?」
まるで世間話の延長線上のような軽い態度で、カルロはリリスの名前を問うてくる。そう聞かれて初めて、共同戦線側の自己紹介を少しもしていないことをリリスは思い出した。
期待の視線がこちらに向けられているのを感じながら、リリスはどう自己紹介したものか思案を巡らせる。だが、それは時間にしてほんの一瞬の事だ。王国に居ようと帝国に居ようと、どんな肩書とともに自分の事を語りたいかなんてわかり切っていることなのだから。
「私はリリス。リリス・アーガストよ。王都最強のパーティ『夜明けの灯』で、普段は冒険者として生活してるわ」
胸に手を当てて軽く会釈をしながら、リリスははっきりと『王都最強』を名乗って見せる。それにカルロの表情がピクリと動いたのを、リリスの目は見逃さなかった。
「……へえ、王都最強か。それはまた、とんでもない相手と戦うチャンスが転がり込んできたもんだ」
皇帝サマに後で超感謝しねえとな――と。
子供のように無邪気な喜びを全身ににじませながら、カルロはリリスの仕草を真似るように胸に手を当てる。……そして、初対面の時よりも丁寧な所作で頭を下げた。
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