570 / 583
第六章『主なき聖剣』
閑話『業秘める者共』
しおりを挟む
――一体どこまでが筋書き通りか分からないから、セイカはクライヴの事が時々怖くなる。こっちからすれば想定外の連続なのだが、とてもそうとは思えないほどにあの男は落ち着き払っていた。
『クラウスが力尽きたみたいだね。セイカ、あの子を予定通りに使ってやってくれ』
「まるで最初から、クラウスをここで死なせるつもりだったとしか思えないのよね……」
目も口も見開かれたままの生首を見つめながら、セイカは小さなため息を一つ。切断面があまりにも滑らかすぎるせいで逆に作り物のような雰囲気を纏うそれは、しかし確かにクラウスのものだった。
この男の持つ特異性はクライヴから聞かされていたが、それにしたってあまりいい印象がない男だ。いつだって傲慢で居丈高、クライヴに対して忠誠心の欠片もない。セイカ謹製の仮面で制御していた時はそこそこ便利な駒だったというのに、わざわざあれの支配から解き放った時は思わず冗談じゃないかと疑ってしまったほどだ。
「……これはこれは、見るも無残な死に様ですな」
あまりいいものでもない記憶をひっくり返していると、年相応にしわがれた声の老人が足音ひとつ立てずに並んでくる。『必要な人材だから』と半ば強引に同行させられたその男は、伸びに伸びた灰色の顎鬚を弄りながら亡骸を見下ろしていた。
最初から死体に見舞うことを見越していたのか、その服装は上から下まで真っ黒だ。スーツに長いズボンまで履いており、どうやら顔以外の部位で肌を晒す気はないらしい。さんさんと太陽が照り付ける中で平然とその服装をしていられるのも、老人特有の温度感の鈍さゆえだろうか。
「首から下は穴だらけ、最後はすっぱり首を一太刀だものね。出血量も尋常じゃないし、随分コテンパンにやられたものだわ」
「ええ、実に残念なことです。この死に方はあまりにも血液のロスが大きすぎる」
血は一滴でも多く回収しておきたかったのですが――と。
肩を竦めるセイカに、老人は眉をひそめながら応じる。事情を聴かされた時点で何となく察していたが、やはりクラウス自体の死を悼むつもりはさらさらないようだ。今まで見てきた同族の中でも純度が高い方であることを、セイカはここに来てようやく確信する。
「人一人、それもあんたと無関係じゃない奴が死んでるってのに薄情な事ね。それぐらいじゃないと向こうでは出世できないのかしら?」
「ええ、ご指摘の通りです。人情や哀れみなどと言う感情を持ったままでたどり着けるほど我々の求める真理は甘くない」
冗談のつもりで問いかけてみたのだが、老人から返ってきたのは大真面目な肯定だった。やはりこの男は『極まっている』と、セイカは嫌でもそう結論付けざるを得ない。
断じて己が常識人であると言い張るつもりはないが、それにしてもこの老人は頭のネジが数本飛んでいるように思える。そうなれることが一つの条件だというのならば、セイカには研究者としての才能などほとんどないと言っても過言ではなかった。
「なるほどね、あっちで幅を効かせる研究者たちは全員そんな風ってわけ。そりゃ『業の国』なんて陰口を叩かれるのも理解できるわ」
「それを言うならばセイカ殿、知恵を持つ者に業のないものなどいませんとも。知恵ある者は多かれ少なかれ知識欲に駆られ、未だ開かれてない知恵をわがものとしようと手を伸ばす。我々はそれを抑制することをやめたのみ、寧ろ人間として自然な生き方とすら言えるでしょう」
「お手本みたいな詭弁ね。主語を大きくしたところであんたたちの異常さが否定できるわけないじゃない」
「異常か正常かなどは多数決が決める物でしかないでしょう。誰もが知識欲に忠実な世界でもセイカ殿は同じことが言えるのですかな?」
どこか楽しそうな笑みを浮かべながら、期待とともに老人はさらなる問いを投げかけてくる。この問答でさえもきっと、飢えに飢えている知識欲を慰めるために使われているのだろう。そう思うと、答えの代わりにため息が口から零れた。
「もういいわ。あんたたちとはあくまで共闘関係、ご丁寧に相互理解をしてあげる必要なんてない」
「ええ、完全な相互理解など理想家の抱く幻想でしかありませんからな。今もこうして戦いが起きているのが何よりの証拠です」
会話を打ち切りにかかったのにも関わらず、それに乗っかる形でさらに話は広がっていく。言っていること自体は正論に近いのかもしれないが、老人の背景を知った今それは実に空虚な響きを伴っていた。
噂は前々から耳にしていたが、想像以上のぶっ飛びっぷりだ。今セイカたちは同じ景色を見ているはずなのに、まるで観測する世界が一つズレているかのような違和感がある。これと真っ当に『交渉』して見せたクライヴがいったい何者なのか、セイカはますます分からなくなりつつあった。
「まあいいわ、無駄な話をするのもここまでにしましょ。早いとこ保全しないと血の量がもっと減っちゃうかもしれないわよ?」
「おお、それは確かに由々しき事態ですな。我が国の未来のためにもこの亡骸は少しでも良い状況で保存しておかなければ」
失念していたと言った様子で軽く頭を叩くと、老人はもう片方の手をスーツの懐へと突っ込む。そこから雑に取り出された小さな立方体は、着地するとともに全長二メートルほどの大きな箱へと変じた。
「空間魔術の応用理論を生かした収納装置です。この中に閉まっておけば使わない時は小さく、取り出すときは本来の状態のまま。おまけに品質保全機能までついている優れものですよ」
自らの成果を喧伝しながら、老人はひょいひょいとクラウスの亡骸を箱の中へと放り込んでいく。抜けた毛の一本まで回収し終えて蓋を閉めると、箱は音一つ立てずに元の小さなサイズへと戻った。
「約束通り、確かに回収させていただきました。失伝寸前の技術をこんな形で手中に収めることが出来るとは、やはり我々は知恵を究めるべくして生まれてきたのかもしれませんな」
「どうかしらね、ウチのボスは知識欲の味方ってわけじゃないし。もし約束を守る気がなかったら、せっかく手に入れた真理への手がかりとやらも置いて行ってもらう事になるわよ?」
念のためにと懐に忍ばせておいた魔銃をちらつかせて、着地を迎えようとしていた会話に待ったをかける。しかし老人の顔に恐れが浮かぶことはなく、寧ろただ愉しげに笑うばかりだった。
「ええええ、分かっておりますとも。むしろ『魔兵隊』の提供程度で代価になるならば我々としては安いものですからな」
設備投資を惜しまないのは我が国挙げての方針でして、とおどけた様子で老人は付け加える。仮にも人の死体を『設備』と言い切ってしまえるおぞましさはもちろんだが、それを得るための代価として生きた人間が当たり前のように選択肢に入ってくることが『業の国』のおぞましい本質を物語っている様な気がしてならない。
自分たちも道を外れている自覚はあるが、この男のそれはそれ以上に何か歪んでいる。人として持つべき平衡感覚が完全に壊れてしまっているような、あるいは自らの手で壊しているような。いずれにせよ、それが気味の悪いものであることだけは確かだ。
『あっちが共同戦線を張るのならこっちも他の所と共闘関係を結んじゃえばいい。いくら僕の部下が優秀だからって、二つの国を馬鹿正直に相手取ったらどうなるかは目に見えてるからね』
開戦前にそう語っていたクライヴの余裕の表情を今一度思い返す。『業の国』がこれほどネジの吹き飛んだ集団であることは、果たして筋書き通りなのか否なのか。どちらにしても、共闘関係を持ちかけることにしたクライヴの事は恐ろしく見えて来るばかりで。
(……本当に、大丈夫なんでしょうね?)
クライヴはきっと『業の国』すら都合よく利用し、挙句の果てには使い潰すつもりでいるのだろう。だが、この老人のような人間が無数に集まる国が果たしてそんな大人しく制御されるものなのか。どこか何か、致命的な見落としがあるのではないか――
「……どうしましたセイカ殿、早くクライヴ殿の下へと戻りましょう。交渉が無事成立した旨と、『魔兵隊』の使い方をご教示して差し上げなければ」
「……ええ、そうね。そうするのがお互いのためだわ」
脳裏に浮かんだ疑問は老人によって有耶無耶のままで終わり、言語化しがたい違和感を覚えたままセイカは転移魔術の準備に入る。共闘関係を結ぶのが本当に正しい策なのかどうか、結局最後まで見定めることもできないまま。
――とても同じ『研究者』だとは思えない老人を連れて、セイカは拠点へと帰還した。
『クラウスが力尽きたみたいだね。セイカ、あの子を予定通りに使ってやってくれ』
「まるで最初から、クラウスをここで死なせるつもりだったとしか思えないのよね……」
目も口も見開かれたままの生首を見つめながら、セイカは小さなため息を一つ。切断面があまりにも滑らかすぎるせいで逆に作り物のような雰囲気を纏うそれは、しかし確かにクラウスのものだった。
この男の持つ特異性はクライヴから聞かされていたが、それにしたってあまりいい印象がない男だ。いつだって傲慢で居丈高、クライヴに対して忠誠心の欠片もない。セイカ謹製の仮面で制御していた時はそこそこ便利な駒だったというのに、わざわざあれの支配から解き放った時は思わず冗談じゃないかと疑ってしまったほどだ。
「……これはこれは、見るも無残な死に様ですな」
あまりいいものでもない記憶をひっくり返していると、年相応にしわがれた声の老人が足音ひとつ立てずに並んでくる。『必要な人材だから』と半ば強引に同行させられたその男は、伸びに伸びた灰色の顎鬚を弄りながら亡骸を見下ろしていた。
最初から死体に見舞うことを見越していたのか、その服装は上から下まで真っ黒だ。スーツに長いズボンまで履いており、どうやら顔以外の部位で肌を晒す気はないらしい。さんさんと太陽が照り付ける中で平然とその服装をしていられるのも、老人特有の温度感の鈍さゆえだろうか。
「首から下は穴だらけ、最後はすっぱり首を一太刀だものね。出血量も尋常じゃないし、随分コテンパンにやられたものだわ」
「ええ、実に残念なことです。この死に方はあまりにも血液のロスが大きすぎる」
血は一滴でも多く回収しておきたかったのですが――と。
肩を竦めるセイカに、老人は眉をひそめながら応じる。事情を聴かされた時点で何となく察していたが、やはりクラウス自体の死を悼むつもりはさらさらないようだ。今まで見てきた同族の中でも純度が高い方であることを、セイカはここに来てようやく確信する。
「人一人、それもあんたと無関係じゃない奴が死んでるってのに薄情な事ね。それぐらいじゃないと向こうでは出世できないのかしら?」
「ええ、ご指摘の通りです。人情や哀れみなどと言う感情を持ったままでたどり着けるほど我々の求める真理は甘くない」
冗談のつもりで問いかけてみたのだが、老人から返ってきたのは大真面目な肯定だった。やはりこの男は『極まっている』と、セイカは嫌でもそう結論付けざるを得ない。
断じて己が常識人であると言い張るつもりはないが、それにしてもこの老人は頭のネジが数本飛んでいるように思える。そうなれることが一つの条件だというのならば、セイカには研究者としての才能などほとんどないと言っても過言ではなかった。
「なるほどね、あっちで幅を効かせる研究者たちは全員そんな風ってわけ。そりゃ『業の国』なんて陰口を叩かれるのも理解できるわ」
「それを言うならばセイカ殿、知恵を持つ者に業のないものなどいませんとも。知恵ある者は多かれ少なかれ知識欲に駆られ、未だ開かれてない知恵をわがものとしようと手を伸ばす。我々はそれを抑制することをやめたのみ、寧ろ人間として自然な生き方とすら言えるでしょう」
「お手本みたいな詭弁ね。主語を大きくしたところであんたたちの異常さが否定できるわけないじゃない」
「異常か正常かなどは多数決が決める物でしかないでしょう。誰もが知識欲に忠実な世界でもセイカ殿は同じことが言えるのですかな?」
どこか楽しそうな笑みを浮かべながら、期待とともに老人はさらなる問いを投げかけてくる。この問答でさえもきっと、飢えに飢えている知識欲を慰めるために使われているのだろう。そう思うと、答えの代わりにため息が口から零れた。
「もういいわ。あんたたちとはあくまで共闘関係、ご丁寧に相互理解をしてあげる必要なんてない」
「ええ、完全な相互理解など理想家の抱く幻想でしかありませんからな。今もこうして戦いが起きているのが何よりの証拠です」
会話を打ち切りにかかったのにも関わらず、それに乗っかる形でさらに話は広がっていく。言っていること自体は正論に近いのかもしれないが、老人の背景を知った今それは実に空虚な響きを伴っていた。
噂は前々から耳にしていたが、想像以上のぶっ飛びっぷりだ。今セイカたちは同じ景色を見ているはずなのに、まるで観測する世界が一つズレているかのような違和感がある。これと真っ当に『交渉』して見せたクライヴがいったい何者なのか、セイカはますます分からなくなりつつあった。
「まあいいわ、無駄な話をするのもここまでにしましょ。早いとこ保全しないと血の量がもっと減っちゃうかもしれないわよ?」
「おお、それは確かに由々しき事態ですな。我が国の未来のためにもこの亡骸は少しでも良い状況で保存しておかなければ」
失念していたと言った様子で軽く頭を叩くと、老人はもう片方の手をスーツの懐へと突っ込む。そこから雑に取り出された小さな立方体は、着地するとともに全長二メートルほどの大きな箱へと変じた。
「空間魔術の応用理論を生かした収納装置です。この中に閉まっておけば使わない時は小さく、取り出すときは本来の状態のまま。おまけに品質保全機能までついている優れものですよ」
自らの成果を喧伝しながら、老人はひょいひょいとクラウスの亡骸を箱の中へと放り込んでいく。抜けた毛の一本まで回収し終えて蓋を閉めると、箱は音一つ立てずに元の小さなサイズへと戻った。
「約束通り、確かに回収させていただきました。失伝寸前の技術をこんな形で手中に収めることが出来るとは、やはり我々は知恵を究めるべくして生まれてきたのかもしれませんな」
「どうかしらね、ウチのボスは知識欲の味方ってわけじゃないし。もし約束を守る気がなかったら、せっかく手に入れた真理への手がかりとやらも置いて行ってもらう事になるわよ?」
念のためにと懐に忍ばせておいた魔銃をちらつかせて、着地を迎えようとしていた会話に待ったをかける。しかし老人の顔に恐れが浮かぶことはなく、寧ろただ愉しげに笑うばかりだった。
「ええええ、分かっておりますとも。むしろ『魔兵隊』の提供程度で代価になるならば我々としては安いものですからな」
設備投資を惜しまないのは我が国挙げての方針でして、とおどけた様子で老人は付け加える。仮にも人の死体を『設備』と言い切ってしまえるおぞましさはもちろんだが、それを得るための代価として生きた人間が当たり前のように選択肢に入ってくることが『業の国』のおぞましい本質を物語っている様な気がしてならない。
自分たちも道を外れている自覚はあるが、この男のそれはそれ以上に何か歪んでいる。人として持つべき平衡感覚が完全に壊れてしまっているような、あるいは自らの手で壊しているような。いずれにせよ、それが気味の悪いものであることだけは確かだ。
『あっちが共同戦線を張るのならこっちも他の所と共闘関係を結んじゃえばいい。いくら僕の部下が優秀だからって、二つの国を馬鹿正直に相手取ったらどうなるかは目に見えてるからね』
開戦前にそう語っていたクライヴの余裕の表情を今一度思い返す。『業の国』がこれほどネジの吹き飛んだ集団であることは、果たして筋書き通りなのか否なのか。どちらにしても、共闘関係を持ちかけることにしたクライヴの事は恐ろしく見えて来るばかりで。
(……本当に、大丈夫なんでしょうね?)
クライヴはきっと『業の国』すら都合よく利用し、挙句の果てには使い潰すつもりでいるのだろう。だが、この老人のような人間が無数に集まる国が果たしてそんな大人しく制御されるものなのか。どこか何か、致命的な見落としがあるのではないか――
「……どうしましたセイカ殿、早くクライヴ殿の下へと戻りましょう。交渉が無事成立した旨と、『魔兵隊』の使い方をご教示して差し上げなければ」
「……ええ、そうね。そうするのがお互いのためだわ」
脳裏に浮かんだ疑問は老人によって有耶無耶のままで終わり、言語化しがたい違和感を覚えたままセイカは転移魔術の準備に入る。共闘関係を結ぶのが本当に正しい策なのかどうか、結局最後まで見定めることもできないまま。
――とても同じ『研究者』だとは思えない老人を連れて、セイカは拠点へと帰還した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる