失恋した僕を救った小説家の担当になったので、今度は僕が先生を救います
「先生の言葉に救われた俺がここにいます。今度は俺が、先生を救いますから」
17歳の秋、ひどい失恋に絶望していた高槻茉理(まつり)を救ったのは、新進気鋭の作家・桐生美言(みこと)の小説だった。それから7年。夢を叶えて編集者となった茉理は、念願だった美言の担当に抜擢される。
しかし憧れの作家は、4作目で受けた酷評のトラウマから6年間もスランプに陥り、酒とゲームに溺れる自堕落な引きこもりとなっていた。
「期待されるのも、ファンも嫌だ」
冷たく拒絶されても、大型犬系編集者の茉理は諦めない。手料理で胃袋を掴み、部屋を掃除し、ファンとしてではなく一人の人間として泥臭く寄り添い続ける。
やがて明かされる美言の本音――。
原稿用紙の前で震える美言の手を取った茉理は、まっすぐに提案する。
「本物の感情が欲しいなら……俺と、恋愛しませんか?」
言葉と心を取り戻す愛と再生のBLストーリー。
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