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第14話(後篇):週末

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     偽妹(ぎもうと)
―憎い男に身体を開かれていく―



■第14話(後篇):週末



――昼過ぎ








アナルにたっぷり射精されたフミ。

ぐったりと横になりながら、体内に吐き出された
精液の温もりを感じていた。



(・・・すぐ染み込んじゃう・・・)



おなかを手でさすりながら、
精液がどう染みていくのかが不思議だった。




――しばらくまどろんだ後





「おい、買い物に行くぞ・・・」



ただの買い物ではなかった。



「・・・この変態・・・」


辛うじてフミはなじってみせたが、
抵抗はできなかった。


いつの間に用意したのか、
サトシはフミのアナルにバイヴをねじ込んだ。



「精液が垂れてきたら困るだろ?」


明らかに違う理由だった。








――車に乗るふたり




外見的にはフミはいつもと変わらない。
普段のような顔をできるのが自分でも信じられなかった。


しかし、服の下は違っていた。
アナルにはしっかりバイヴが仕込まれている。



シートに座ると、バイヴが押されて、
体内にさらに深く刺さり込む・・・。



(・・・っは・・・)


サトシの車とはいえ、自意識が顔に出すのを押しとどめる。



ローターを仕込まれているときとは違って、
下着を穿くことは許されなかった。


アナルにバイヴをくわえ込み、下着も穿かない。
それでも平然とした顔をした。




・・・ヴーン、ヴヴ~ン、ヴーン、ヴヴ~ン・・・


アナルバイヴは細かく振動し、絶えずアナルを刺激している。


外見は大人しそうな女子高●生そのものだが、
スカートの奥ではアナル調教をされているメスだった。






――車はコンビニに止まる。



サトシはつかつかと先に店内に入っていく。


フミは身体の動きが、アナルバイヴを刺激してしまう。
それを気遣きづかいながら、なるべくゆっくり店内に入っていった。



昼過ぎとあって、客も多い。
他人の視線が気になってしまう。


改めて、自分の異常さを思い知らされる。



客は思い思いに昼食を求めている。
フミと同じぐらいの年代の者もいる。


何も言わなければ、何も変なふうに振る舞わなければ、
フミがアナルにバイヴを咥え込んでいることなど分からない。

それでも、バイヴのことが頭から放れない。

腰が砕けそうになるのをこらえながら、
バイヴの形を鮮明に頭に描けてしまう。



そんな彼女の傍を客が通り過ぎる。


作業着姿の男性だった。
彼はちらりと視線を合わせてきた。


フミはすぐに視線を外したが、
動揺は隠せなかった。



(・・・見られてる・・・)



普段のフミなら、何でもないとやり過ごせただろう。


今はダメだった。

ひた隠しにしている秘密がバレているのではないか。
そんなことばかりが気がかりだった。


それだけなら、まだマシだった・・・。


すぐにでも店を飛び出したい衝動に駆られるのか、
といえば、そうではなかった。


見知らぬ男性の視線を受けたフミは
身体の奥に燃え上がるものを感じていた。



(・・・わたし・・・アナル調教されてるんですよ・・・)


他人の視線を感じながら、陳列ちんれつケースに目を落とす。


何が食べたいかなど分からなかった。
弁当を見ようとして身を少しかがめる。


それに圧迫されて、アナルバイヴが少し体内に押し込まれる。


・・・きゅっ・・・


それにアナルは敏感びんかんに反応してしまう。




(・・・あぁっ!・・・も、もう何でもいいっ・・・)


どんな弁当かもロクに確かめず、手に取る。



すぐ傍に手が伸びて、弁当を取る。
フミと同じぐらいの年代の男子だった。


一瞬ヒヤリとする。

彼もちらりと視線を合わせてくる。



全く知らない他人だったが、その彼にソウタの顔がだぶる。



(・・・見ないでっ!)


目を閉じて視線を外す。




(・・・ぅうん・・・見てて・・・)



ジワリとトーンの違う声でつぶやいてしまう。

少し屈んだままの姿勢で視線を隣りの彼に向ける。
彼は傍に立ったまま、手に取った弁当を品定めしているようだった。


熱い吐息の溜息ためいきをついて、髪を軽く掻き上げる。
彼に並んで同じように弁当に目を落とす。



・・・ヴーン、ヴヴ~ン、ヴーン、ヴヴ~ン・・・

店内はちょうどBGMが切り替わるタイミングだった。



一呼吸置いて、彼のほうに顔を向けた。





「・・・・・・・・・」




全く知らない彼が目を見開いていた。




フミが目を合わせたのは一瞬だった。
そのままレジに歩いていった。




・・・じゅんっ・・・


陰部からひときわ蜜があふれるのが分かった・・・。




レジは客が途切とぎれていて、すぐにスキャンしてもらえた。
レンジでの加熱をかれてうなづいた。


レジから少し横にずれて、加熱が終わるのを待つ。



レジには次の客が来る。
さっき、弁当コーナーにいた彼だった。


今度の彼は待っているフミをジロジロと
上から下までめるように見てきた。

その視線にフミはゾクゾクしてしまう。



(・・・この人・・・分かったんだ・・・)


彼のなかではフミはどんなふうに見られているのだろうか。




『・・・このド変態女が・・・』


脳裏に彼の声が聞えるようだった。




・・・ピーッピーッピーッ・・・


レンジの加熱が終わった。
レジの店員は手際よく袋詰めして、フミに弁当を渡す。

彼は人の良さそうな男性で、おそらく大学生だった。
もしかしたらサトシと近い年齢かもしれない。




(・・・わたし・・・アナルで感じてるんですよ・・・)


弁当を受け取るとき、目を向けた。
一瞬店員と目が合う。


「ありがとうございました」


店員は笑顔でフミを見送った。


背中越しに、店員とあの男性の視線を受けながら、
レジを離れ、店を出た。



(・・・んっぐ・・・)


店を出る直前、軽く絶頂してしまった。
もしかしたら、顔に出ていたかもしれない。



コンビニを出て、少し歩いてから振り返った。



「ああ・・・」



フミは店の前のアスファルトに目が止まった。


明らかに水滴がいくつか落ちている跡だった。
さっき絶頂して愛液が垂れたに違いなかった。


(・・・あぁ・・・わたし・・・こんなに変態だったなんて・・・)


太腿ふとももに少し手を触れると、
しっかり愛液が垂れてきているのが分かった。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



――サトシの部屋




ふたり弁当を食べながら、空腹を満たした。

フミがサトシが買ってきたコンビニの袋に目をる。
弁当が複数、それ以外にも飲み物やパンなども入っていた。

それは、これからのことに備えてのことだと、
フミにも分かっていた。


フミはサトシが買い込んだ量にあきれていたが、
自分が何も考えずに選んだ弁当にも呆れていた。


・・・スタミナたっぷり焼肉弁当・・・


サトシがニヤニヤするのも当然だった。



「バイヴくわえてコンビニ行くのもなかなかいいだろ?」


「うるさい・・・」



やはりそれが目的だった。

アナルから精液が垂れないようにする、
というのは副次的なものに過ぎなかった。



「ひとり・・・バレたんですよ・・・絶対・・・」


「くくくっ・・・」




「もし知った人だったらどうしてくれるんですか・・・」



「開き直るしかないよなぁ・・・」



まるでサトシは他人事だった。
フミは心の底から軽蔑けいべつした。



(・・・わたし・・・ド変態女なんですっ・・・)


誰かの前でそんなことを宣言している姿が頭をぎる。
そんなことだけはどうしても避けなければならなかった。








・・・アナルセックスはただ交わるというだけではなかった。



トイレ以外はサトシとアナルでつながっていて、
フミは彼に抱えられて移動するか、四つんいになって移動するかだった。







「・・・こ、この変態・・・」


フミは何度もこの言葉を口にした。



それでも、肉棒を抜くなどということは、
フミの選択肢には無かった。




アナルがもうひとつの性器であることを、
フミは身をもって思い知らされた。







「いいか、お前のアナルはオレのモノだ・・・」



「・・・・・・・・・」



フミは何も言い返せなかった。


サトシの熱いドロドロの精液を何度もアナルに射精され、
直腸はすっかりサトシの匂いが染み込んでいる。




そのことは、もう彼の一部になってしまった錯覚さっかくを起こした。






直腸に淫らな紋章をきざまれた心地ここちだった。

サトシとフミしか知らない淫らな紋章だった。









・・・ぶりゅりゅりゅっ・・・



便意を感じて、トイレに行っても
出てくるのは精液ばかりだった。




(・・・っは・・・こんなにいっぱい射精されてるなんて・・・)


便器に落ちていく精液の量に呆れた。




(もうわたしの身体・・・精液でいっぱい・・・・・・)



サトシの濃厚な精液で身体中が満たされていると思うと、
たまらずゾクゾクした。






・・・くぱ・・・くぱくぱ・・・




精液が垂れなくなっても、
アナルは貪欲どんよくそうにうごめいていた。


まるでまだ物足りないとでも言っているかのようだった。












(つづく)
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