どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
すれ違いの前半はもう、悪意が読み手には見えてるのに姫様には伝わらなくて、でも、手を差し伸べる王様が寄り添って町中を共に歩いたり海を見たりと姫様に寄り添う所がキュンとして、それからの方方からの悪意の奔流に流される2人がまた結びつくまでが怒涛の展開で、大変読み応えがありました。ハピエン大好き勢なので歓喜の涙を流させていただきました。幼い息子王子も可愛くて…いいお話をありがとうございます
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解除
遅ればせながら拝読読了いたしました。前半というよりほぼ八割がた苦しい展開でした。言葉の大切さと同時に言葉を超えて伝える想い、その想いにこめる熱量の大切さのようなものを感じる物語だと思いました。エレーヌの気付き、ゲルハルトの愛の深さに慰められました。ありがとうございました。
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