溺愛されても知らないから

「好きだ」——先輩・瀬名柊吾に告白されてから、もう半年。
日向奏汰は今日もかわすことができなかった。

うるさい。気持ち悪い。近づくな。
そう言いながら、気づけば側にいる。
先輩のコーヒーの好みを覚えていて、傘を忘れたときに差し出してしまって——
「迷惑です」と言いながら、手を振り払えない。

これは溺愛されて困っているだけの話のはずだった。
——のはずだった、のに。
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