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恋より食べること③
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今夜開かれる侯爵家の披露宴にエリーゼは大きな屋敷に驚いていた。
「うあ~~…さすがお金持ち…どんなお料理が出るのか楽しみ」
カサッと草木がある所から歩く人が見えエリーゼは誰だろうと顔を向けた。
「…生徒会長?…と…誰?」
エリーゼはクロードがマリーベルでない女性と一緒にいるのを見て首を傾げた。
「エリーゼ、先に来ていたの?」
「あ、ロリーナとトムソン君」
エリーゼの側に親友のロリーナと彼氏のトムが一緒にいた。
エリーゼは草木の方を見たがクロードの姿はなかった。
「…見間違いだったかな?」
「どうしたの?」
「えっ、なんでもない、二人ともお似合いだよロリーナのドレス可愛い」
「ありがとう、エリーゼのドレスも素敵よ」
「ありがとう今夜はとても楽しみにしていたんだ~っ」
「私もよ、どんな料理があるのか楽しみ」
「ね~」
エリーゼとロリーナは料理やデザートの話しをして屋敷の中へ入った。
「…俺は?」
屋敷の中にある披露宴として使われる部屋へと入りエリーゼとロリーナは華やかな会場に笑顔を見せた。
「すご~い、綺麗…学園でいた皆の制服がドレスと正装の姿でいるのがなんだか不思議」
「ほんとよね…あっ、エリーゼ凄い料理とデザートが並んでる」長いテーブルには料理人とメイドがテーブルに料理を置く姿をじっと見ていた。
「俺を置いて酷いんだが」
「あっ、ごめんトムソン」
苦笑いをして彼氏にロリーナは謝っていた。
ザワザワと人が増え父親と思う人がクロードとマリーベルを連れ挨拶をした。
「皆様ようこそお出でくださいました。今夜は婚約を致しました二人を紹介します。わたくしの息子クロード・ブランとマリーベル・ロペス令嬢が婚約をする事になりました。皆様、時間が許します限りお楽しみください」
ワーと拍手と「おめでとう」の声が響きクロードとマリーベルの周りには人が集まった。
「素敵よね。美男美少で羨ましいな~」
「そうね」
「えっ!?エリーゼもう食べているの?」
エリーゼはお皿に料理を乗せパクパクと食べていた。
「しかし、うまそうに食べるよな…」
「トムソン君も食べる?」
「俺はいいよ」
「あ!おーい、トムソン」
学園の男子がトムソンに手を振り呼んでいた。
「ロット達が呼んでいるから、ダンスが始まったら迎えに来るから」
「うん、またね」
ロリーナはトムソンに笑顔で手を振った。
「私が一緒にいて良かったの?二人の邪魔をしているみたいで」
「良いの、たまには…エリーゼは好きな人はいないの?一緒にいると楽しいよ」
「私は、恋より食べている方が幸せだから…それにぽっちゃりの私に興味がある男子なんていないわよ」
「エリーゼぽっちゃりでも可愛いのに私が男子だったら誘うのにな」
「ふふふ、ありがとう。今の私は、この料理とデザートに囲まれただけでも幸せなの」
「食べ物が恋人みたい」
エリーゼとロリーナは豪華な料理を楽しんだ。
「うあ~~…さすがお金持ち…どんなお料理が出るのか楽しみ」
カサッと草木がある所から歩く人が見えエリーゼは誰だろうと顔を向けた。
「…生徒会長?…と…誰?」
エリーゼはクロードがマリーベルでない女性と一緒にいるのを見て首を傾げた。
「エリーゼ、先に来ていたの?」
「あ、ロリーナとトムソン君」
エリーゼの側に親友のロリーナと彼氏のトムが一緒にいた。
エリーゼは草木の方を見たがクロードの姿はなかった。
「…見間違いだったかな?」
「どうしたの?」
「えっ、なんでもない、二人ともお似合いだよロリーナのドレス可愛い」
「ありがとう、エリーゼのドレスも素敵よ」
「ありがとう今夜はとても楽しみにしていたんだ~っ」
「私もよ、どんな料理があるのか楽しみ」
「ね~」
エリーゼとロリーナは料理やデザートの話しをして屋敷の中へ入った。
「…俺は?」
屋敷の中にある披露宴として使われる部屋へと入りエリーゼとロリーナは華やかな会場に笑顔を見せた。
「すご~い、綺麗…学園でいた皆の制服がドレスと正装の姿でいるのがなんだか不思議」
「ほんとよね…あっ、エリーゼ凄い料理とデザートが並んでる」長いテーブルには料理人とメイドがテーブルに料理を置く姿をじっと見ていた。
「俺を置いて酷いんだが」
「あっ、ごめんトムソン」
苦笑いをして彼氏にロリーナは謝っていた。
ザワザワと人が増え父親と思う人がクロードとマリーベルを連れ挨拶をした。
「皆様ようこそお出でくださいました。今夜は婚約を致しました二人を紹介します。わたくしの息子クロード・ブランとマリーベル・ロペス令嬢が婚約をする事になりました。皆様、時間が許します限りお楽しみください」
ワーと拍手と「おめでとう」の声が響きクロードとマリーベルの周りには人が集まった。
「素敵よね。美男美少で羨ましいな~」
「そうね」
「えっ!?エリーゼもう食べているの?」
エリーゼはお皿に料理を乗せパクパクと食べていた。
「しかし、うまそうに食べるよな…」
「トムソン君も食べる?」
「俺はいいよ」
「あ!おーい、トムソン」
学園の男子がトムソンに手を振り呼んでいた。
「ロット達が呼んでいるから、ダンスが始まったら迎えに来るから」
「うん、またね」
ロリーナはトムソンに笑顔で手を振った。
「私が一緒にいて良かったの?二人の邪魔をしているみたいで」
「良いの、たまには…エリーゼは好きな人はいないの?一緒にいると楽しいよ」
「私は、恋より食べている方が幸せだから…それにぽっちゃりの私に興味がある男子なんていないわよ」
「エリーゼぽっちゃりでも可愛いのに私が男子だったら誘うのにな」
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エリーゼとロリーナは豪華な料理を楽しんだ。
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