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魔王様から奪われました

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『うええ…魔王様のバカ飲んでしまったじゃないで……んん!?……か、体が……あっ……ぅううにゃ…』
俺のスライムの体がどろどろと魔王様の手のひらで溶けたように熱く体の形が変わっていくのが分かった……
体が足が四本になり体が伸び耳見たいなものが頭にピクピク動き体の後ろの尻尾がゆらゆら揺れ目を閉じていた瞼を開き今の自分の姿を見た!
『にゃ!?魔王様お、俺猫になってしまったにゃっ…むぐっ!』
俺の話し方が猫語みたいになってる~思わず口を塞いでしまい、両手を見たら肉球が付いていた…俺は前世の時猫飼っていたからよく肉球をプニプニと触ってたっけ……おお、凄いと猫の体をマジマジ見ていた、ちゃんとフサフサの毛があり色は黒だった

ひょい、と俺の猫の姿に変わったのを抱いて見ていた魔王様がにゃっと笑った
「成功したな流石俺だな」
魔王様は自慢げに話しをして、俺の両脇を持ちだら~んと抱えられて俺の猫顔をじっ……と見ていた……魔王様顔が近いんだけど……
何故か魔王様が今やばい感じに思えてきて、俺の猫の両手を魔王様の顔に押し当てた

「……何故俺の顔を手で押さえるんだ」
『……何となく、押さえてしまった…にゃっ……』
この猫語どうにかならないかな…すんごく恥ずかしいけど…
俺の考えている事が分かる魔王様がクスクス笑いながら言った

「俺は可愛いと思うが嫌か?」
『か、可愛いって……魔王様また心読んだ……っんん!?』
魔王様が猫の俺のくちにキスしてきたー!?

『ぎにゃっ?ま、魔王様…んむむ……』
今度はくちが開いてる時に魔王様のくちが俺の中から魔王様に吸い取られて行く何かを流し込む感じがした

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