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②年下の船頭−1
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料亭へ上がる為、船に乗ろうと船着場へ行ったら顔馴染みを見付けたので信乃は声を掛けた。
「慶太郎、お前がこんな時間に猪牙乗り場にいるなんて珍しいな」
「信乃さん。お久し振りです」
ぺこりと頭を下げた背の高い男は慶太郎と言って、まだ若いが腕の良い船頭だった。
普段は木場や両国の羽振りの良いお大臣を乗せているのだが、今日はたまたま早上がりをしたところだったらしい。
信乃は慶太郎に誘われて彼の船に乗り込みながら訊ねた。
「いいのか? もう上がるところだったんだろう?」
用事があるのでは、と気遣った信乃に慶太郎が明るい笑みを見せる。
「俺の用事の相手は三津弥です。大事な荷物を一刻も早く届けてくれと言われて、これから行くところですから」
「だったら早く出しな。ちんたらくっちゃべってるんじゃねぇよ」
気の短いところのある信乃に言われて慶太郎は小さく笑った。その表情に信乃は何となく居心地が悪くなって、もじもじと尻を落ち着かなくさせた。
慶太郎は日焼けした肌と髪でいつも明るく笑っている太陽のような青年だけれど、その芯には固い意志と激しい気性が隠れていると信乃は知っていた。
彼が客あしらいの為に身に付けた処世術に隠された本当の姿。それを見せられると信乃は自分というものが酷く小さく感じられていつも気後れを感じるのだ。
(やはり生まれって奴かね。捨て子で幼い頃から職人の修行をしてきた俺と、維新で廃止されるまでは武家だった家に生まれた慶太郎とはそりゃあ違ってて当然だ。眩しいのも仕方がねえ)
誰の前でも自堕落に、自由奔放に振る舞って嫌われても構わないと嘯く信乃の唯一に憚る相手。それが慶太郎なのだった。
何となく二人は黙ったまま同じ船に揺られ、店に着いたら口開けもまだで、信乃は慶太郎と一緒に三津弥の私室に通された。
「おい、いいのか? ケジメはどうしたよ」
親しくしていても客は客、という姿勢を崩さなかった三津弥の気の変わりように戸惑って信乃が訊ねた。
すると三津弥は幼馴染の慶太郎がいる所為か、砕けた態度で悪戯っ子のように笑った。
「お店が開く前に信乃さんに見て貰いたい物がありまして。あなたにこれの目利きをお願いしたいのです」
そう言うと三津弥は慶太郎の運んできた桐箱から大皿を取り出した。
「へぇぇ……こりゃあ、良い物だ」
信乃は一目見ただけでごくりと唾を飲み込んで言った。
朱い色だけで描かれた模様は精密ではないが力強さを感じさせ、異質な存在感を放っていた。
鳳凰という図案も珍しい。
「大陸の物だな。筆に大らかさが出ている」
ともすれば小さく纏まりがちな日本人の感性とは違う煌きを感じる。
大胆で、奔放で、自由で大らか。そこには見ているだけで笑ってしまうような楽しさがある。
「これは良い物だ」
もう一度言った信乃を見て三津弥が満足そうに頷いた。
それを見て信乃がハッとしたように我に返って声を引っくり返らせる。
「おい、まさかこれを店に出すのか?」
信乃の言葉に三津弥はあっさりと頷いた。
「それはうちは料理屋ですから、皿に料理を載せないでどうしますか」
「だってこれは料理を載せるような皿じゃないぜ!?」
まず値段が目の玉が飛び出る程に高い。もしも欠けでもしたら、普通の人間には一生掛かっても払い切れまい。
それにこの皿に負けないだけの料理を作れる料理人が果たしているものか。皿の存在感に負けない料理でなければ、とんだチグハグな印象を人に与える事になってしまう。
「では目利きのお代として、一番最初にあなたに供するのに使いましょうか」
「三津弥っ!」
そんな無様な姿を俺に見せるのか。そう気色ばむ信乃の膝を、宥めるように三津弥がポンポンと軽く叩いた。
「料理人が尻込みするようなら止めておきますけど――うちの料理人は結構な負けん気の強さなんです」
新しく入ったという料理人か、と信乃が確かめる前に三津弥が立ち上がった。
「早速に嗾けてきます」
自棄に楽しそうな三津弥が部屋から出て行くと、ぐったりと信乃の肩の力が抜けた。
それを見て頃合いを見計らったように慶太郎が声を掛ける。
「信乃さん、お茶のお代わりをどうですか?」
よく知った幼馴染の部屋で慶太郎が鉄瓶を取り上げて言った。
信乃は無言のまま首を縦に振って茶を貰う。
コポポ、と小さな水音がして信乃の気持ちがふわりと和んだ。
慶太郎の所作はピタリと決まっていて美しかった。
(俺も茶の作法を習いはしたが、こういうものはついぞ身に付かなかったな)
その流れるようでいて的確な動作に見惚れつつ、信乃は淹れて貰った茶を啜った。
慶太郎は本来は口数の多い男ではないし、信乃も美物を見る時以外は自分からそうべらべらと喋るような男ではない。二人は黙したまま暫し茶を喫した。
障子越しに燃ゆる洛陽。段々と明度が落ちてきて物の輪郭が定かでなくなっていく部屋。
暖かく居心地の良い室内で、信乃は離れたところに端然と膝を揃えて座る男を見た。
三津弥ほどではないが背が高く姿が良い。稼ぎも良いし、彼もさぞや女が寄って来るだろうと思った。
「慶太郎は、そろそろ縁談でも出ていないのか?」
「……いえ、とんと」
「本当に? お前なら身元も確かだし、見合い話だって降るようにあるだろう?」
「身元と言ったって――矜持ばかり高くて扱い辛い両親がいるってだけの話です」
その皮肉な発言内容ほど表情に変化は無かったが、彼なりに鬱屈する想いはあるのだろうと信乃は思った。
「扱い辛い身内ってなぁ、厄介なもんだよなぁ。俺もこんちくしょうめって何度思ったか知れやしない。早く一人前になってとっとと出て行ってやる、こっちから捨ててやるんだと息巻いたりしてな。でも……結局、こっちが置いていかれちまったぁ」
淋しそうな様子の信乃に慶太郎が膝でにじり寄った。
「信乃さん、俺ぁ――」
「ああ、済まねぇ。いい歳して俺は何を言ってるんだろうな。年下のお前に気を遣わせるつもりなんて無かったんだが……忘れちくれ」
自分でもどうかしていたのだ、と苦笑しながら首を緩く振った信乃に慶太郎は伸ばし掛けた手をそっと握り締めた。
素早く立ち直る彼には他人の手助けなどいらない。そう突き付けられたようで、年の足らない自分は引くしかないと思う慶太郎だった。
「慶太郎、お前がこんな時間に猪牙乗り場にいるなんて珍しいな」
「信乃さん。お久し振りです」
ぺこりと頭を下げた背の高い男は慶太郎と言って、まだ若いが腕の良い船頭だった。
普段は木場や両国の羽振りの良いお大臣を乗せているのだが、今日はたまたま早上がりをしたところだったらしい。
信乃は慶太郎に誘われて彼の船に乗り込みながら訊ねた。
「いいのか? もう上がるところだったんだろう?」
用事があるのでは、と気遣った信乃に慶太郎が明るい笑みを見せる。
「俺の用事の相手は三津弥です。大事な荷物を一刻も早く届けてくれと言われて、これから行くところですから」
「だったら早く出しな。ちんたらくっちゃべってるんじゃねぇよ」
気の短いところのある信乃に言われて慶太郎は小さく笑った。その表情に信乃は何となく居心地が悪くなって、もじもじと尻を落ち着かなくさせた。
慶太郎は日焼けした肌と髪でいつも明るく笑っている太陽のような青年だけれど、その芯には固い意志と激しい気性が隠れていると信乃は知っていた。
彼が客あしらいの為に身に付けた処世術に隠された本当の姿。それを見せられると信乃は自分というものが酷く小さく感じられていつも気後れを感じるのだ。
(やはり生まれって奴かね。捨て子で幼い頃から職人の修行をしてきた俺と、維新で廃止されるまでは武家だった家に生まれた慶太郎とはそりゃあ違ってて当然だ。眩しいのも仕方がねえ)
誰の前でも自堕落に、自由奔放に振る舞って嫌われても構わないと嘯く信乃の唯一に憚る相手。それが慶太郎なのだった。
何となく二人は黙ったまま同じ船に揺られ、店に着いたら口開けもまだで、信乃は慶太郎と一緒に三津弥の私室に通された。
「おい、いいのか? ケジメはどうしたよ」
親しくしていても客は客、という姿勢を崩さなかった三津弥の気の変わりように戸惑って信乃が訊ねた。
すると三津弥は幼馴染の慶太郎がいる所為か、砕けた態度で悪戯っ子のように笑った。
「お店が開く前に信乃さんに見て貰いたい物がありまして。あなたにこれの目利きをお願いしたいのです」
そう言うと三津弥は慶太郎の運んできた桐箱から大皿を取り出した。
「へぇぇ……こりゃあ、良い物だ」
信乃は一目見ただけでごくりと唾を飲み込んで言った。
朱い色だけで描かれた模様は精密ではないが力強さを感じさせ、異質な存在感を放っていた。
鳳凰という図案も珍しい。
「大陸の物だな。筆に大らかさが出ている」
ともすれば小さく纏まりがちな日本人の感性とは違う煌きを感じる。
大胆で、奔放で、自由で大らか。そこには見ているだけで笑ってしまうような楽しさがある。
「これは良い物だ」
もう一度言った信乃を見て三津弥が満足そうに頷いた。
それを見て信乃がハッとしたように我に返って声を引っくり返らせる。
「おい、まさかこれを店に出すのか?」
信乃の言葉に三津弥はあっさりと頷いた。
「それはうちは料理屋ですから、皿に料理を載せないでどうしますか」
「だってこれは料理を載せるような皿じゃないぜ!?」
まず値段が目の玉が飛び出る程に高い。もしも欠けでもしたら、普通の人間には一生掛かっても払い切れまい。
それにこの皿に負けないだけの料理を作れる料理人が果たしているものか。皿の存在感に負けない料理でなければ、とんだチグハグな印象を人に与える事になってしまう。
「では目利きのお代として、一番最初にあなたに供するのに使いましょうか」
「三津弥っ!」
そんな無様な姿を俺に見せるのか。そう気色ばむ信乃の膝を、宥めるように三津弥がポンポンと軽く叩いた。
「料理人が尻込みするようなら止めておきますけど――うちの料理人は結構な負けん気の強さなんです」
新しく入ったという料理人か、と信乃が確かめる前に三津弥が立ち上がった。
「早速に嗾けてきます」
自棄に楽しそうな三津弥が部屋から出て行くと、ぐったりと信乃の肩の力が抜けた。
それを見て頃合いを見計らったように慶太郎が声を掛ける。
「信乃さん、お茶のお代わりをどうですか?」
よく知った幼馴染の部屋で慶太郎が鉄瓶を取り上げて言った。
信乃は無言のまま首を縦に振って茶を貰う。
コポポ、と小さな水音がして信乃の気持ちがふわりと和んだ。
慶太郎の所作はピタリと決まっていて美しかった。
(俺も茶の作法を習いはしたが、こういうものはついぞ身に付かなかったな)
その流れるようでいて的確な動作に見惚れつつ、信乃は淹れて貰った茶を啜った。
慶太郎は本来は口数の多い男ではないし、信乃も美物を見る時以外は自分からそうべらべらと喋るような男ではない。二人は黙したまま暫し茶を喫した。
障子越しに燃ゆる洛陽。段々と明度が落ちてきて物の輪郭が定かでなくなっていく部屋。
暖かく居心地の良い室内で、信乃は離れたところに端然と膝を揃えて座る男を見た。
三津弥ほどではないが背が高く姿が良い。稼ぎも良いし、彼もさぞや女が寄って来るだろうと思った。
「慶太郎は、そろそろ縁談でも出ていないのか?」
「……いえ、とんと」
「本当に? お前なら身元も確かだし、見合い話だって降るようにあるだろう?」
「身元と言ったって――矜持ばかり高くて扱い辛い両親がいるってだけの話です」
その皮肉な発言内容ほど表情に変化は無かったが、彼なりに鬱屈する想いはあるのだろうと信乃は思った。
「扱い辛い身内ってなぁ、厄介なもんだよなぁ。俺もこんちくしょうめって何度思ったか知れやしない。早く一人前になってとっとと出て行ってやる、こっちから捨ててやるんだと息巻いたりしてな。でも……結局、こっちが置いていかれちまったぁ」
淋しそうな様子の信乃に慶太郎が膝でにじり寄った。
「信乃さん、俺ぁ――」
「ああ、済まねぇ。いい歳して俺は何を言ってるんだろうな。年下のお前に気を遣わせるつもりなんて無かったんだが……忘れちくれ」
自分でもどうかしていたのだ、と苦笑しながら首を緩く振った信乃に慶太郎は伸ばし掛けた手をそっと握り締めた。
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