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激動♡

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「…………嫌ぁ……奥にぃ……」
「まだだ」

 暫くすると、ヒューマの手も秘部に来てくれているが、挿入はしてくれてはいない。しかも指はまだ浅い場所で、尻尾と共にくちゅくちゅ、としているだけだ。
 縄の食い込みと、指と尻尾でイケそうなのに、寸止めを繰り返しては、愛撫が再開する。何度もと、強請ってはいるメイリーンだが、ヒューマは一向に挿入らない。

「…………ど……して……」
「今、挿入ったら挿入りっぱなしになるがいいか?………休憩等与える気は無いぞ?」
「…………いいっ!……構わな……」
「残念だな………まだだ」

 メイリーンの足に当たっているヒューマの巨根があるのに、その姿は固くメイリーンが望む物だ。我慢しているのもメイリーンには分かっている。
 だが、ヒューマが言った言葉は最もで、一度挿入されたら、メイリーンを離さないのは目に見えている。だから、ヒューマはそう言うのかもしれない。

「…………まぁ、仕方ない……欲しいのは分かっているからな」
「あっ……」

 気配でヒューマが体勢を変えて、メイリーンの腰を抱える。

…………奥には行かん」
「ッああっ!」

 太腿に結ばれた縄を間にヒューマが秘蕾に先端を当て、準備と言わんばかりに、メイリーンを見下ろした。

「準備は出来てるぞ?」
「奥っ………下さいっ!」
だ………その代わり、こっちに尻尾を入れてやろう」
「っひゃっァァぁぁ……」

 もう、随分とご無沙汰な気がしてならない。馬車での房事から時間が経ち、風呂にも入り、髪を乾かしてから再開した房事だが、既に日を跨ぎ眠気もあるだろう時間なのに、燻らされ過ぎて眠くないメイリーンは、ヒューマの尻尾に抉られる様に、尻孔で受け入れ、我慢され続け過ぎて、直ぐに達する。

「フッ………もう、慣らさずとも尻尾は受け入れてくれるよな」
「あぁぁ、んふぁっ、はっ……」

 ヒューマの腰は動いていないのに、尻尾は抜き差しされ、欲しい所にはじわじわと来ていても足りなくて、それでも尻孔が気持ち良く、喘ぎ声が止まらない。
 蜜壺は相変わらず浅い場所に留まって、ピクッピクッ、とヒューマの巨根はメイリーンに反応して動いてはくれているのだが、この距離感がメイリーンはじれったく苛々し始める。

「意地悪っ!」
「……………何がだ?愛撫はしているだろう?気持ち良くなっているじゃないか」
「………そ…な……浅い場所…………じゃな……く……」
「それならば、お強請りしては如何だ?」
「し、してるではないですか!」
「いや?…………していないな」
「…………え?………」

 どう言えばいいのかがメイリーンに分からない。

「…………君のやらしく色っぽい口から、卑猥な言葉を聞きたくてな………だけじゃな……」
「っ!」
「言えば、こんな縄等ぶち切って、望む様に貪ってやろう」
「な、なんて………言えば………」
「…………考えろ………気に入った言葉がメイリーンから言わない限り、かな……」

 卑猥な言葉を言わせたいヒューマは、仄暗い部屋でギラついた瞳でメイリーンを見ていた。その瞳は猫科の獣人らしく瞳孔が開き光っている。半獣人姿でメイリーンと房事する事に慣れているヒューマは、その瞳だけで猫好きなメイリーンを魅了しているのも分かっていた。

「い………言えな……」
「それなら、今夜はこのままだな」
「い、嫌………」
「言えばいい………俺しか聞いていない」
「…………っ!」

 ヒューマから見るメイリーンの表情は、イキたくてイケないままの燻った顔が続き、いつも全身でヒューマの巨根を味わっているのに依存してしまったメイリーンの望む事は伝わっている。メイリーンの一声でヒューマは縄を引き千切り、最奥に到達する準備は出来ていた。

「ヒ、ヒューマ様………欲しいのです……」
「何が欲しい?」
「…………言わせないで……」
「聞きたいんでな………は何だ?」
「ッあああっ、ああっ」
「あぁ、動かし過ぎたな………くっ………こんな簡単にイクんじゃない、メイリーン」

 入口を軽く擦るだけで、甘い声で誘われ、ヒューマは生唾を飲んだ。

「…………さぁ、我慢出来ないんじゃないか?」
「…………お………願……い……です………ヒューマ様………その太い……逞しい……で………わたくし………を……激しく……イかせ……」
「……………っ!……じゃないだろ?」

 ヒューマも一瞬躊躇していたのか、と言われて、名称を聞きたい様だ。

「…………意地悪ですわ………奥寂しい……のに……」
「…………焦らし過ぎたな……すまない、泣くな」

 ブチッと縄を引き千切り、最奥に捩じ込まれた巨根。そして、メイリーンから溢れ出た涙を拭うヒューマ。

「ココか?メイリーン」
「あぁぁぁぁっ、そこぉ………も、もっとぉ………んんっ!」

 グリグリと、馴染ませながら奥を細かい律動で、弄り尽くし、ヒューマはメイリーンに覆い被さると、ねっとりと執拗にキスを繰り返しては、全身全霊にヒューマの思いの丈をぶつけられたメイリーンはそのまま悦楽の波に入っていった。
 何度も打ち付けられ、突き上げられ注がれても、ヒューマはメイリーンの中にずっと居る。

「あぁぁ、あっ、あん……」
「まだ、欲しくて堪らないみたいだな………」
「気………持ち………いいっ」
「では、ココと一緒に攻めてやれば、またイクか?」
「っあああっ!……一緒………は……」
「慣れろ………尻と一緒なのも慣れただろ?………胸と、この蕾の同時も好きな筈だ」

 弱い右胸と、秘蕾も激しく扱かれ、2つの孔はズブズブと出し入れされ、身体の緊縛から快感を逃がすのは声だけしか出来ないまま、メイリーンはヒューマに身体を委ね続けていた。

「イクっ!………イッて……あぁぁァァァッ!」
「俺も射精す!全部飲め!」

 メイリーンの蜜壺に、再び大量の白濁が流れ込み、繋がる隙間からコプッ、コプッ、と蜜と白濁が入りきらずに、メイリーンだけでなくヒューマの足の付け根や腹もねっとりと濡れていた。

「…………はぁ……はぁ……まだ……君が欲しい……」
「…………え……も、もう朝日昇って………ひぃぅ!」
「関係無い!」

 もう、縄が必要が無いのだろう。抵抗する体力も無くなったメイリーンに縛られた縄を解き、体位を変えて漲らせた巨根をメイリーンの中に戻してしまう。

「も………ぅ………無理………駄目ぇ……」
「体力を付けろ………番いになるんだ……婚姻したら、君の発情期の間は、常に注ぐつもりだからな」
「ま …………待って……本気で………こんなに?」
「嫌か?」
「…………て、手加減し……て………」
「無理だな………番いの証を刻むのに必要になる」

 マーキングされるのと違いがある様な言い方に、メイリーンの目がヒューマを睨む。冷静になったその目は、房事どころではないのだろう。
 疲れ眠い身体に鞭を打ち、ヒューマに付き合う房事はそろそろ切り上げて眠りたいメイリーンだ。思わず、ヒューマから逃れようと、身体を離そうと目論見ている。

「ど、どういう意味ですの?」
「番いの刻印を施すのに、条件が重ならなければならないからな………その説明はまたいずれ話してやる………今はこの昂ぶりを治めさせてくれ」
「っ!………ち、ちょっと!………本当に……もう、無理!」
「これで、一旦終わらせる!」
「ひゃぁぁっ!」

 結局、この場はヒューマにはぐらかされ、メイリーンが眠りに着いたのもあり、聞く機会を逃すのだった。

 
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