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しおりを挟む抵抗すると見れる態度の蝶子。それには男達の酌に触る。
「いい度胸だ………新月、光月……」
「始めていいんだね?」
「蝶子、いっぱい気持ち良くさせてあげる」
「!!」
月夜の了承が出たのか、新月は蝶子の耳の中に舌を入れて来た。光月は蝶子の蕾に力を強めた。
「んんっ!!………んん……」
「舐めてあげるよ、俺も」
光月のザラっとした舌も胸に感じ始めた。
「んん…………っっ」
「満月」
「はいよ~」
様子を見ていたのか、月夜の声で満月は蝶子の足を開く。裸になっているのだ、蝶子が隠したい場所を見られてしまう。
「ん!んんっ!」
「こらこら、力入れないの!」
満月の手が、足の太腿内側を強く押した。何故か、その場所は蝶子を疼かせる。
「足の疲れ、取ってあげる…………浮腫取ると緊張も解れるから~………今の押した所、子宮を疼かせるのよ~………主人が喜ぶ様に、いっぱい濡れてね……私達は蝶子の乙女を奪う事はしないわよ?………まぁ、アンタが私達の肉棒が欲しい、て言ったら分かんないけど、今はな~んにも魅力無いから、誰一人勃ってないけどねぇ……」
「満月、喋り過ぎだ」
「あら、ごめんね~」
満月の足の浮腫取りが痛気持ち良く、足ツボもしてくれる。
「んんっ………ん~っ!」
耳と胸、足がくすぐったさから、不思議な感覚に陥る蝶子。男に触られた事もなければ、舐められた事もないのだ。初めて感じる感覚で、息も粗くなる。
「三日月」
「あぁ」
「!!」
蝶子の腕を持っていたのは三日月だった。三日月も蝶子の腕を揉んでいく。背中には新月が居て触れないし、座っているので尻には触られないのだ。だから腕なのかもしれない。
「んんっ………」
男達に触られて、何分なのか何十分なのか、時間の感覚も無くなっている蝶子。喘ぎ声の様子から、月夜が再び声を出す。
「蝶子、お前の許婚………鬼龍院 隼人……だったか?」
「!!」
「…………あの男の事は忘れろ」
「んんっ!!」
蝶子は横に首を振る。新月が耳への愛撫をしていたので、新月と頭をぶつけるが、蝶子は気にしなかった。
「こら、蝶子!痛えよ!」
「んんんんんっ!!」
「あの男…………高蔵寺家が破産して、直ぐ様婚約を解消した男だぞ?」
「んんんっ!!」
蝶子は声が出せない為、何を言っているか分からない月夜が、口枷を外す。
「ぷはぁっ!!」
苦しかっただろう蝶子は息を大きく吐き、怒鳴った。
「隼人様はそんな方ではありません!!私との結婚を待ち望んでくれました!!………隼人様は…………隼人様…………ひっく……」
目隠しの隙間から涙が伝う。その声に男達は手を止める。そして月夜を何故か見る。
「………………惚れてるのか?……捨てられたのに」
「違います!!………た、例え……そうであったとしても…………そうでなくとも………隼人様は私に手を差し伸べて下さった…………でも………私は結婚前で許婚という立場で甘える訳にはいかないんです!!…………例え破棄になったとしても……隼人様に新しい縁談があったとしても………私が足枷になってはいけないんです!!名誉の為に話しますが、破棄は私からお願いし、家の事があるから、『鬼龍院家から婚約破棄を申して下さい』としてもらってるんです!!……隼人様は悪くありません!!鬼龍院家には落ち度も無いし傷付いている事もありません!!全ては高蔵寺家の責任なんですからら!!」
一気にまくし立て、肩で息をする蝶子。
「………………なら、覚悟するんだな……この身を、鬼龍院隼人にではなく、我々の主の為に純血を捧げろ………抵抗したら、食事は与えないからな」
「……………食事なんて要りません……」
「自害させるつもりはない。弱る迄食べないなら無理矢理口に入れる」
「……………に、逃げたら?」
「………そうなったら、高蔵寺家の再興出来る術は無くなるだろうな」
「逃げれないよ、蝶子………首輪は外さないからね」
蝶子と月夜の会話に割って入る新月。そして続けた。
「食事、排泄、入浴の管理も俺達の仕事だから、常に誰かが付いてるし、目隠しは絶対に外さないから、俺達が蝶子の目になるんでね」
「…………そ、そんな……」
「そういう事だ………再開しろ」
再び、4人の愛撫が始まる。口枷はされなくなったが、代わりに月夜の指が入れられた。蝶子の抵抗で、噛まれては困る為、月夜は4人に指示を出す。
「強めに愛撫してやれ………余裕が無くなる程にな………ほら、舐めろ」
ちゅぱちゅぱと、蝶子は月夜の指を舐める。
「練習は必要だな………下手だ」
「っ………!!」
「仕方ないよねぇ、男知らないんだから………でも、疼かせてるわぁ………蜜口、とろとろになってきて美味しそうよ?月夜」
満月が、月夜に報告する。足を愛撫しているからか、よく見える満月は舌舐め釣りをしている。
「満月…………ソコは触るなよ」
「分かってるわよ~、主人のだって」
「分かればいい………」
この日から、蝶子の調教が始まり、喘ぎ疲れる迄開放される事はなかった。
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