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神様にお願いしてから数日が経ち、俺は以前のようにすっかり元通り元気になっていた。
そんな俺を見てアキも嬉しそうにしている。
…親友だなんだと言っていたけど、俺はアキの事なんて何一つ分かってやいやしなかったんだな。
一人暮らしだって事も、動物が好きだって事も……何一つ。
まあ知ったところで今更ではあるんだけど。
あいも変わらず、俺はアキに飼われて未練がなんなのかわからずただ毎日を過ごしていた。
そして神様も。
全然進展ないね~なんて笑っててめちゃくちゃムカつく。
俺もいい加減そろそろこの生活に飽きてきたし、どうにかしようと思っている。
俺とアキについてだろ…?
アキが俺を好きで……俺は…。
ーーースキじゃない。
ただ、それだけ。それしか出てこなかった。
なぁ、神様。
これが正解じゃなかったら、他に何があんの?
「……わかったよ。今君がその姿だと何にも解決しないね。…一度あの体に戻すから、アキくんとお話ししてきなよ」
え?と思った時には光に包まれていて、気がつけば病院のベッドの上にいた。
「…っ…?」
「な、ナツ!?目が覚めたのか!?ちょっと待ってろ!」
長く眠っていたからなのか声が出せず少しだけ身動ぐとお見舞いに来ていたらしいアキがバタバタと病室を出て行った。
……今日も来てたのか。
というか神様はまじで唐突すぎる。
そんな俺を見てアキも嬉しそうにしている。
…親友だなんだと言っていたけど、俺はアキの事なんて何一つ分かってやいやしなかったんだな。
一人暮らしだって事も、動物が好きだって事も……何一つ。
まあ知ったところで今更ではあるんだけど。
あいも変わらず、俺はアキに飼われて未練がなんなのかわからずただ毎日を過ごしていた。
そして神様も。
全然進展ないね~なんて笑っててめちゃくちゃムカつく。
俺もいい加減そろそろこの生活に飽きてきたし、どうにかしようと思っている。
俺とアキについてだろ…?
アキが俺を好きで……俺は…。
ーーースキじゃない。
ただ、それだけ。それしか出てこなかった。
なぁ、神様。
これが正解じゃなかったら、他に何があんの?
「……わかったよ。今君がその姿だと何にも解決しないね。…一度あの体に戻すから、アキくんとお話ししてきなよ」
え?と思った時には光に包まれていて、気がつけば病院のベッドの上にいた。
「…っ…?」
「な、ナツ!?目が覚めたのか!?ちょっと待ってろ!」
長く眠っていたからなのか声が出せず少しだけ身動ぐとお見舞いに来ていたらしいアキがバタバタと病室を出て行った。
……今日も来てたのか。
というか神様はまじで唐突すぎる。
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