鋼の光

「この星に、未来はない」


核戦争で荒廃した地球に、一人の少女がいた。
少女は、両親を失い、妹を失い、少女たりうる心をも失っていた。
誰もが思った。放射能がきつい東京の路地で、この子は朽ちてゆくのか…と。
だが。
少女は孤児院に拾われ、暖かい食べ物を得、ぐっすりと眠れるベットを得、仲間を得、失っていた心を得…

「宇宙飛行士」になりたい…という夢を得た。

───始動する人類地球外移民計画。
目的地は、地球の衛星たる月、地球に最も近い惑星たる火星。

少女は、全地形対応型人型駆動兵装 “ マーズ・ジャッカル ”に乗り、固い絆で結ばれた孤児院仲間、だいぶ変人な開拓局長、宇宙飛行士になりきれなかった青年、どこかつかみどころの無い戦車長……などと共に、火星開拓に奔走する。

脅威である火星危険生命体、核戦争が人間へ及ぼした傷、それぞれが背負うもの…。

これは、そんな人間達が交錯させるドラマと、後世に伝えられるべき火星開拓を、ストーリー仕立てで記した……

運命の物語である。
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