手を差し伸べてくれたこの人と、旅することにしました。

sniff

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act.3 心配性な人

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「あったり前だろ!!
毎度毎度、人の目を盗んで禁止区域に行きやがって、このバカ!!
外には野生の馬とか鳥やらの動物に、安全とはいえストームを警戒するに越したことはないし、それに山の中は一歩間違えば、道に迷って命を落としかねないんだぞ!!!あと、俺が言った“大人しく”ってのは“禁止区域に行かない、節度ある生活”をしろって意味だ・・!ちょっとはーーーー


「禁止区域って言っても、護身の為に結晶石も持って出かけてるし!!動物に関しては可愛くて、無害なのしかいないじゃん!!!目的地も目印めっちゃ付けてるから、迷子になんてなって無いし?!この話、散々言ってるじゃない!せっかく自主的に自宅謹慎してたのに、睡眠は邪魔されるし、、大袈裟すぎて、ほんとやんなっちゃう!」

「っだーーー!!睡眠を邪魔されてるのは俺だって一緒だ!!!!お前が所構わずいなくなるから、人数すくねぇのに村の警備形態を24時間体制にして、ずーーーーっと目を光らせてんだぞ!!!!あと最後まで人の話はちゃんと聞け!!とにかく・・お前が屁理屈をいくらボヤこうと、手を変え品を替え立ち入り禁止区域に行くハレリアが悪いのは変わらねぇんだからな!!反省はしろ!!」
⦅こぉんんの、クッソガキ・・!!⦆


「はいはい、私が悪いのは変わらないし、
やりすぎたことは反省しますよ~!
あと、明日から少々働かせていただきますねー!」


「ったく!!反抗期め!そんだけ元気があれば少々どころか
思いっきりこき使ってやるからな・・!!」


「あ~はいはいはい、わかったから帰った帰った!また明日ね」

『“はい”は、いっかい!!何度言えばわかる!!!はぁ・・。。。』

(・・・毎度毎度こいつは。。さすがに今回は俺が怒りすぎのかと反省してたんだが・・・本人が元気なだけ良かったか・・。)

全く反省の色が見えない相手の態度に
ため息まじりに頭を抱えつつも、内心はホッとしながら
ハレリアの家を出たオルベルであった。


「さって、邪魔者(オルべル)が帰ったけれど、今ので完全に目が覚めて寝る気分じゃ無くなったわ・・。仕方ないから、眠くなるまで自室で村の脱走計画考えてみよ!」


私の自室は、寝室を出てすぐ左側にある。
手狭な部屋には、テーブルと椅子と音のなる砂時計
あとは洋服を入れている収納棚がある。

テーブルの上には、私が住む村と村の周辺が描かれた全体地図と
この数日間、足繁く通った洞穴の内部を描いた、手書きの地図が丸まっている。


「さすがに明日から働くって言った手前、寝ずの晩を過ごして昼夜逆転になったこの生活を、ついでに元に戻さなきゃね・・。とりあえず、いい方法を考えなくちゃ。」

私は村の地図を広げ村の脱走と、禁止区域の遠征計画を目論むのであった。
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