10 / 66
10話 はいぱーいけめん
しおりを挟む
主殿に到着したソフィアは王の間で待機させられた。
緊張はするが、期待はしていない。ケツ顎オヤジとの馬車の旅が楽しかったので、次が落ちるのはわかっている。ソフィアは冷めた気持ちでケツ顎ジモンと共に、白髪ゴリラを待った。法事ファッションの自分の結婚相手だし、人並み以下であるのは間違いないだろう。
だから、輝く銀髪をなびかせ、モデル体型の彼が入ってきた時は腰を抜かしそうになった。こんなの騙し討ちである。
(え、なに? ハリウッドスター!? 白髪ゴリラはっっ!?)
そのレッドカーペットを歩いていそうな人が王子様スタイルのジュストコールに身を包み、目の前に立ったものだからソフィアは泡食った。白髪ゴリラとは大嘘ではないか! この人に比べたら、元婚約者のエドアルドなんか一般人のチャラ男だ。
白髪→銀髪。ゴリラ→長身モデル体型。筋肉質。
「リヒャルト・ヴィルヘルム・フォン・ラングルトだ。お待ちしていたよ、ソフィア姫」
(なに? このずっと聴いていたいちょっと掠れた低音は……声までイケメンなの!)
すっかり動揺してしまったソフィアは挨拶も忘れ、その場に立ち尽くしてしまった。しかも、規格外のイケメンはこちらを凝視してくる。これもまた、綺麗な切れ長、高い鼻の完璧な黄金比率。蛇ににらまれた蛙……いや、ハイパーイケメンににらまれたソフィアは固まった。陰キャ女子はイケメンににらまれると石化する。
「ソフィア姫? どうされた?」
「……ハッ……し、失礼いたしましたっっ!! わ、わたくし、グーリンガム王国のソフィアと申しますっっ!! 以後、お見知りおきをっっ!!」
極度の緊張と混乱状態にあるソフィアはこんな意味不明な自己紹介をしてしまった──以後、お見知りおきを……ってなに? 戦国武将に初めて謁見した有能軍師ですか?──ソフィアが一人でノリツッコミしつつ、王弟リヒャルトを見ると、案の定ポカンとしていた。
「すっすみませんっっ!! わたくし、このような場が初めてなものですからっ! ご不快でしたら、どうぞ邪魔な壁掛けとでも思っていただいて結構です。なるべく隅っこで、お目汚ししないようにいたしますので!!」
「なんてことを言うんだ、君は?」
ポカンとしていたリヒャルトが怒を発したので、ソフィアは「やってしまった」と思った。
「失礼いたしました……ご無礼を……」
「無礼なものか。ソフィア……手を出して」
表情が和らいだと思ったら、リヒャルトは長い睫毛を伏せ、ひざまずいた。睫毛まで銀色だ。まさか、手にキスをされるとは……銀色の瞳に吸い込まれる。まんま、映画のワンシーンである。
「よく、我がリエーヴ王国に来てくれた。歓迎するよ、美しき花嫁」
(美しき……今、美しきって言った!?)
「あいにく国王陛下……私の兄だが、病床に伏していてね、これから共に挨拶へ行こう」
立ち上がったリヒャルトが当たり前のように肘を突き出し、横に並んだのでソフィアはまたも混乱した。これはたぶん、エスコートしますよ、という合図なのだろうが、父王ですらソフィアと腕を組んで歩いてくれたことはあまりない。いつも同伴させていたのは、母か妹のルシアだ。ましてや、元婚約者のエドアルド……別名レイパーと腕を組んだことは一度だってない。ソフィアはリヒャルトのたくましい腕に、自分の腕を絡ませることができなかった。
「そうか……私は敵国の王弟。腕も組んではくれないというわけだな……嫌われたものだ」
「い、いえっ……そういうわけでは……」
冷たい横顔のリヒャルトはあからさまに落胆していた。なにか失礼な態度を取ってしまったかと、ソフィアはビクビクする。その後、リヒャルトの態度はよそよそしくなり、ソフィアは無言で長い回廊を歩いた。
王の寝室に着くまで、リヒャルトはジモンと話した。ジモンは騎士団長を務めており、じつは国防において重要な役割を担っているらしい。脳内とはいえケツ顎呼ばわりし、気軽に話していい相手でもなかった。こんなわたくしの護衛役をさせてしまってごめんなさいと、ソフィアは心のなかでひたすら謝った。
寝室の前でジモンとは別れ、ソフィアはリヒャルトと入室する。
白髪ゴリラことリヒャルトが銀髪ハイパーイケメンだったせいで、偉い人と謁見する心積もりができていなかった。ソフィアの頭の中では白髪ゴリラ、ハイパーイケメン、ケツ顎、騎士団長のワードがグルグル回っており、混乱していたのだ。下手したら、王の前でNGワードを言ってしまう可能性もあった。
まさか、病状がそこまで悪いとは思いもしなかったのである。想像もしてなかった王の姿にソフィアは息を呑んだ。
弱弱しい金髪は半分くらい抜け落ち、白く乾燥した皮膚は老人に見える。くぼんだ目に白濁した瞳。長く伸びたヒゲがなんとも頼りなかった。起き上がることすらできない国王は、ソフィアの祖父母世代といっても過言ではないぐらい弱っていたのだ。リヒャルトと兄弟にはとても見えない。
謁見はすぐに終わってしまった。簡単な挨拶と「嫁に来てくれてありがとう」「そなたのおかげで戦争を中断することができた」と伝えられただけである。やはり、停戦の条件にソフィアの輿入れが含まれていたようだ。父の勝手な行動には今さら腹も立たなかった。
ソフィアは国王の冷たい手を握り、闘病中に謁見を許してくれたこと、グーリンガムまで迎えを寄越してくれたこと、こんな自分を嫁に迎え入れてくれたことに感謝の言葉を述べた。
国王は優しく微笑み、弱い力で手を握り返してくる。別れ際に「弟を……リヒャルトを頼む」と言われても、ソフィアはなんて返したらいいかわからなかった。
部屋を出て回廊を歩きながら、リヒャルトは状況を説明してくれた。
まずリヒャルトは先王が崩御の直前に生まれた子である。現国王とは二十も年齢差があった。今の王とは兄弟というより、親子のような関係性だったらしい。リヒャルトの年齢は二十五歳。夫になる人の年齢ぐらいは聞いておくべきだと思い、ソフィアは思いきって聞き出した。
現在、王の代わりに公務をこなし、政治的な役割を果たしているのはリヒャルトと宰相のセルペンスという男だという。
この様子だと王は長く持つまい。王には子供も、リヒャルトの他に兄弟もいない……ということは王が亡くなったあと、リヒャルトが王になり、ソフィアは王妃になる。この事実にソフィアは愕然とした。
ハイパーイケメンの嫁というだけでハードル高いのに、王妃とかムリである。
緊張はするが、期待はしていない。ケツ顎オヤジとの馬車の旅が楽しかったので、次が落ちるのはわかっている。ソフィアは冷めた気持ちでケツ顎ジモンと共に、白髪ゴリラを待った。法事ファッションの自分の結婚相手だし、人並み以下であるのは間違いないだろう。
だから、輝く銀髪をなびかせ、モデル体型の彼が入ってきた時は腰を抜かしそうになった。こんなの騙し討ちである。
(え、なに? ハリウッドスター!? 白髪ゴリラはっっ!?)
そのレッドカーペットを歩いていそうな人が王子様スタイルのジュストコールに身を包み、目の前に立ったものだからソフィアは泡食った。白髪ゴリラとは大嘘ではないか! この人に比べたら、元婚約者のエドアルドなんか一般人のチャラ男だ。
白髪→銀髪。ゴリラ→長身モデル体型。筋肉質。
「リヒャルト・ヴィルヘルム・フォン・ラングルトだ。お待ちしていたよ、ソフィア姫」
(なに? このずっと聴いていたいちょっと掠れた低音は……声までイケメンなの!)
すっかり動揺してしまったソフィアは挨拶も忘れ、その場に立ち尽くしてしまった。しかも、規格外のイケメンはこちらを凝視してくる。これもまた、綺麗な切れ長、高い鼻の完璧な黄金比率。蛇ににらまれた蛙……いや、ハイパーイケメンににらまれたソフィアは固まった。陰キャ女子はイケメンににらまれると石化する。
「ソフィア姫? どうされた?」
「……ハッ……し、失礼いたしましたっっ!! わ、わたくし、グーリンガム王国のソフィアと申しますっっ!! 以後、お見知りおきをっっ!!」
極度の緊張と混乱状態にあるソフィアはこんな意味不明な自己紹介をしてしまった──以後、お見知りおきを……ってなに? 戦国武将に初めて謁見した有能軍師ですか?──ソフィアが一人でノリツッコミしつつ、王弟リヒャルトを見ると、案の定ポカンとしていた。
「すっすみませんっっ!! わたくし、このような場が初めてなものですからっ! ご不快でしたら、どうぞ邪魔な壁掛けとでも思っていただいて結構です。なるべく隅っこで、お目汚ししないようにいたしますので!!」
「なんてことを言うんだ、君は?」
ポカンとしていたリヒャルトが怒を発したので、ソフィアは「やってしまった」と思った。
「失礼いたしました……ご無礼を……」
「無礼なものか。ソフィア……手を出して」
表情が和らいだと思ったら、リヒャルトは長い睫毛を伏せ、ひざまずいた。睫毛まで銀色だ。まさか、手にキスをされるとは……銀色の瞳に吸い込まれる。まんま、映画のワンシーンである。
「よく、我がリエーヴ王国に来てくれた。歓迎するよ、美しき花嫁」
(美しき……今、美しきって言った!?)
「あいにく国王陛下……私の兄だが、病床に伏していてね、これから共に挨拶へ行こう」
立ち上がったリヒャルトが当たり前のように肘を突き出し、横に並んだのでソフィアはまたも混乱した。これはたぶん、エスコートしますよ、という合図なのだろうが、父王ですらソフィアと腕を組んで歩いてくれたことはあまりない。いつも同伴させていたのは、母か妹のルシアだ。ましてや、元婚約者のエドアルド……別名レイパーと腕を組んだことは一度だってない。ソフィアはリヒャルトのたくましい腕に、自分の腕を絡ませることができなかった。
「そうか……私は敵国の王弟。腕も組んではくれないというわけだな……嫌われたものだ」
「い、いえっ……そういうわけでは……」
冷たい横顔のリヒャルトはあからさまに落胆していた。なにか失礼な態度を取ってしまったかと、ソフィアはビクビクする。その後、リヒャルトの態度はよそよそしくなり、ソフィアは無言で長い回廊を歩いた。
王の寝室に着くまで、リヒャルトはジモンと話した。ジモンは騎士団長を務めており、じつは国防において重要な役割を担っているらしい。脳内とはいえケツ顎呼ばわりし、気軽に話していい相手でもなかった。こんなわたくしの護衛役をさせてしまってごめんなさいと、ソフィアは心のなかでひたすら謝った。
寝室の前でジモンとは別れ、ソフィアはリヒャルトと入室する。
白髪ゴリラことリヒャルトが銀髪ハイパーイケメンだったせいで、偉い人と謁見する心積もりができていなかった。ソフィアの頭の中では白髪ゴリラ、ハイパーイケメン、ケツ顎、騎士団長のワードがグルグル回っており、混乱していたのだ。下手したら、王の前でNGワードを言ってしまう可能性もあった。
まさか、病状がそこまで悪いとは思いもしなかったのである。想像もしてなかった王の姿にソフィアは息を呑んだ。
弱弱しい金髪は半分くらい抜け落ち、白く乾燥した皮膚は老人に見える。くぼんだ目に白濁した瞳。長く伸びたヒゲがなんとも頼りなかった。起き上がることすらできない国王は、ソフィアの祖父母世代といっても過言ではないぐらい弱っていたのだ。リヒャルトと兄弟にはとても見えない。
謁見はすぐに終わってしまった。簡単な挨拶と「嫁に来てくれてありがとう」「そなたのおかげで戦争を中断することができた」と伝えられただけである。やはり、停戦の条件にソフィアの輿入れが含まれていたようだ。父の勝手な行動には今さら腹も立たなかった。
ソフィアは国王の冷たい手を握り、闘病中に謁見を許してくれたこと、グーリンガムまで迎えを寄越してくれたこと、こんな自分を嫁に迎え入れてくれたことに感謝の言葉を述べた。
国王は優しく微笑み、弱い力で手を握り返してくる。別れ際に「弟を……リヒャルトを頼む」と言われても、ソフィアはなんて返したらいいかわからなかった。
部屋を出て回廊を歩きながら、リヒャルトは状況を説明してくれた。
まずリヒャルトは先王が崩御の直前に生まれた子である。現国王とは二十も年齢差があった。今の王とは兄弟というより、親子のような関係性だったらしい。リヒャルトの年齢は二十五歳。夫になる人の年齢ぐらいは聞いておくべきだと思い、ソフィアは思いきって聞き出した。
現在、王の代わりに公務をこなし、政治的な役割を果たしているのはリヒャルトと宰相のセルペンスという男だという。
この様子だと王は長く持つまい。王には子供も、リヒャルトの他に兄弟もいない……ということは王が亡くなったあと、リヒャルトが王になり、ソフィアは王妃になる。この事実にソフィアは愕然とした。
ハイパーイケメンの嫁というだけでハードル高いのに、王妃とかムリである。
12
あなたにおすすめの小説
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
前世で孵した竜の卵~幼竜が竜王になって迎えに来ました~
高遠すばる
恋愛
エリナには前世の記憶がある。
先代竜王の「仮の伴侶」であり、人間貴族であった「エリスティナ」の記憶。
先代竜王に真の番が現れてからは虐げられる日々、その末に追放され、非業の死を遂げたエリスティナ。
普通の平民に生まれ変わったエリスティナ、改めエリナは強く心に決めている。
「もう二度と、竜種とかかわらないで生きていこう!」
たったひとつ、心残りは前世で捨てられていた卵から孵ったはちみつ色の髪をした竜種の雛のこと。クリスと名付け、かわいがっていたその少年のことだけが忘れられない。
そんなある日、エリナのもとへ、今代竜王の遣いがやってくる。
はちみつ色の髪をした竜王曰く。
「あなたが、僕の運命の番だからです。エリナ。愛しいひと」
番なんてもうこりごり、そんなエリナとエリナを一身に愛する竜王のラブロマンス・ファンタジー!
結婚結婚煩いので、愛人持ちの幼馴染と偽装結婚してみた
夏菜しの
恋愛
幼馴染のルーカスの態度は、年頃になっても相変わらず気安い。
彼のその変わらぬ態度のお陰で、周りから男女の仲だと勘違いされて、公爵令嬢エーデルトラウトの相手はなかなか決まらない。
そんな現状をヤキモキしているというのに、ルーカスの方は素知らぬ顔。
彼は思いのままに平民の娘と恋人関係を持っていた。
いっそそのまま結婚してくれれば、噂は間違いだったと知れるのに、あちらもやっぱり公爵家で、平民との結婚など許さんと反対されていた。
のらりくらりと躱すがもう限界。
いよいよ親が煩くなってきたころ、ルーカスがやってきて『偽装結婚しないか?』と提案された。
彼の愛人を黙認する代わりに、贅沢と自由が得られる。
これで煩く言われないとすると、悪くない提案じゃない?
エーデルトラウトは軽い気持ちでその提案に乗った。
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
王宮に薬を届けに行ったなら
佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。
カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。
この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。
慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。
弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。
「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」
驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。
「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」
※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
十年間虐げられたお針子令嬢、冷徹侯爵に狂おしいほど愛される。
er
恋愛
十年前に両親を亡くしたセレスティーナは、後見人の叔父に財産を奪われ、物置部屋で使用人同然の扱いを受けていた。義妹ミレイユのために毎日ドレスを縫わされる日々——でも彼女には『星霜の記憶』という、物の過去と未来を視る特別な力があった。隠されていた舞踏会の招待状を見つけて決死の潜入を果たすと、冷徹で美しいヴィルフォール侯爵と運命の再会! 義妹のドレスが破れて大恥、叔父も悪事を暴かれて追放されるはめに。失われた伝説の刺繍技術を復活させたセレスティーナは宮廷筆頭職人に抜擢され、「ずっと君を探していた」と侯爵に溺愛される——
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる