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11話 セレブ生活始まる
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わたくしが王妃!? ケツ顎イケオジ、豪華馬車の旅からハイパーイケメンときて、ぶっ飛んだ展開である。ソフィアは動揺しまくった。
ピンチの時、風景に溶け込んで擬態する生物がいる。臆病なソフィアもしかり。リヒャルトは、壁と一体化しているソフィアを無視して話し続けた。
「宰相のセルペンスはここだけの話、曲者だよ。兄が元気なころはまだよかったが、最近はいやに口出ししてくるんだ」
宰相? 三銃士のリシュリューみたいなものか……悪役ツンヒゲ爺さんが思い浮かぶ。ソフィアの政治知識はその程度である。
「若いからとナメられることも多くてね、そのうえ黙ってはいられない性分だから、悪く言われているかもしれない。君が冷たい態度を取るのは、私の悪評のせいだろう?」
「……いえ、あ、その……」
「正直に言ってよろしい。気遣いは不要だ。君の国で私はどのように言われていた?」
「白髪ゴッ……奇人で気難しく偏屈と……」
「ふっ……当たってるじゃないか……で、君は実際に会ってみてどう思った?」
「とても綺麗な人だと……」
ソフィアは言ってしまってから「しまった」と思った。しかし、リヒャルトは切れ長の目を大きく開き、ソフィアの顔をのぞき込んでくる。
「あっ……また失礼なことを……ごめんなさい」
ソフィアの顔は高熱が出た時みたいに熱く、どうにかなってしまいそうだった。こちらを見ないで。頼むからやめてクダサイ──目を合わせたら、殺されるレベルだ。殺気ならぬイケメンオーラにヤられる。
綺麗だなんて、男性に伝える誉め言葉ではなかった。
「どうか、顔を上げて。私は怒っていないよ」
ソフィアはおそるおそる顔を上げた。リヒャルトの整った顔が真ん前にある。キスしようと思えば、いつでもできる距離だ。ソフィアはまた石化した。この銀色視線攻撃はヤバい。
「綺麗だなんて言われたのは初めてだから、驚いてしまった。いつもは冷たいだとか、近寄りがたいとか、尊大だとか言われるからね。君、ほんとにそう思ってるの?」
「ええ、それは間違いありません!……すみません、男の方に言う誉め言葉ではありませんね……」
リヒャルトの目元が優しく弧を描いた。顔から微光を発しているのではないかと錯覚する。これは……天界人だ──彼が声を立てて愉快そうに笑わなければ、ソフィアは本気でそう思っていたかもしれない。
「ふふっ……ふははははは……君は本当におもしろい人だね」
「そ、そうでしょうか? よくつまらないと言われますが……」
「それにその髪! 濃紺のショールによく合ってる。まるで、冬の暁のようだよ。情熱的でセクシーで……思わず見とれてしまった!」
「は!? 情熱的!? せくしー!?」
赤毛をそんなふうに誉められたのは生まれて初めてである。これまで、みっともない色だと言われ続けてきたのだ。ソフィアは全力で否定した。
「ないないないないない!」
「なにがないのだ??」
「わたくしの醜い赤毛をディスるのはやめてください。汚い、恥ずかしいと、幼いころからさんざん言われ続けてきたんですから!」
「ディスる……?」
「とにかく、わたくしの髪は汚いんです! 顔だってそばかすだらけだし、いいとこなしなんですから無理に誉めないでくださいっ!」
ありえない展開に溺れるのは危険だと、ソフィアの体内では警戒アラートが鳴り響いていた。
(絶対にありえないっ!! こんなイケメンがわたくしのことを褒めるなんてっっ!! きっと、からかってるんだわ!)
ソフィアはリヒャルトに背を向けた。恥ずかしいやら腹立たしいやら、怖いやらで、もうなにがなんだかわからない。すると、悲しげな声が追いかけてきた。
「すまない……本当に思ったことを言っただけなのだが……どうか、嫌いにならないでほしい」
(えっ!?)
ソフィアが振り向くと、リヒャルトはちょうど、うしろを向いたところだった。
「侍女を数人与えよう。部屋の案内は彼女たちにさせる。わからないことは全部侍女に聞けばいい。そこでしばらく待っていてくれたまえ」
リヒャルトはもうソフィアのほうへは向かず、ズンズン行ってしまった。
※※※※※※
ソフィアがリエーヴ王国に来て、数日が過ぎた。ドレスは何着も作ってもらい、赤毛は毎日丁寧に結い上げられる。
実家の王城にいた時とは雲泥の差である。妹ばかりがドレスを作ってもらい、夜会にもほとんど参加しないソフィアは「必要ないでしょ」「興味ないでしょ」と作ってもらえなかった。
そんなことはどうでもいいのだが、心配なのは置いてきてしまった侍女のルツのことだ。約束どおり、機織りの一員に加えられただろうか? 自分ばかり贅沢して、なんだか申し訳ない気分になってくる。
ソフィアはルツに手紙を書いた。絶対に心配しているだろうだから、こちらは毎日湯浴みもしてもらっているし、信じられないくらい良い待遇なので心配はしなくていいと。
別れの日にもらったオカリナをギュッと握る。手へ伝わる冷気は寂しさに比例する。ソフィアは編んでもらったショールを羽織った。
不安材料はいくつかある。まず、入城前に見た荒れた農地や王都の荒んだ状況だ。実家の王国よりこちらのほうが貧乏かと思われる。
(それなのに、こんなに贅沢させてもらっちゃって大丈夫なの??)
諸侯たちへの紹介も兼ねてソフィアは連日連夜、夜会に顔を出さねばならなかった。ほぼ初めての社交は疲れる。皆が皆、ケツ顎ジモンのようならいいのだが、貴族同士のやり取りは苦手だった。ソフィアは恥をかかぬよう、なるべく黙っているように努めた。
それと懸念事項はもう一つ。結婚後、夫のリヒャルトが一度も寝室を訪ねてこない。これはもしや、白い結婚なのでは?……とソフィアはおびえた。じつは初日に機嫌を損ねてしまったらしく、あまり会話もできないでいる。進展といえば、腕を組むくらいは、なんとかできるようになった。しかし、近接で目を見て話すことはできない。
夜会では腕を組んで仲良し夫婦を装い、二人きりになったとたん沈黙する。仮面夫婦であった。
(そりゃあ、わたくしが女性としての魅力に欠けるのはわかるけど、あんまりだわ……)
OL→王女→公爵夫人に転生しても、干物女という悲劇……
とにかく国の運営は厳しいのにちがいないのだから、現状だけでも把握したい、無駄な贅沢をしている場合ではないとソフィアは思った。
そして、晩餐の席には必ず同席するので、今日こそは聞き出そうと心に決めた。
晩餐の長テーブルは二十人は座れる大きさだ。マナーとは不思議なもので、その長テーブルの両端に夫婦は座る。距離にして七メートル。
(ただでさえ、話しかけるのはハードル高いのに、この距離は無理ゲーよ)
前世より、ソフィアは発表やプレゼンが苦手なタイプである。さらに、話しかける相手はハリウッドスターばりのハイパーイケメン。
大臣、宰相といったお偉いさんが同席することも多いのだが、今日は幸い二人きりだった。これは行くしかあるまい! 当たって砕けろだ!
「リ、リヒャルト様っっ!」
手を上げ、発表のごとくソフィアは声をかけた。リヒャルトは突然の発言にひるんでいる様子だ。銀睫毛をパチパチさせている。あれ? 案外、離れていたほうが平気かも──ソフィアは勢いづいた。新事実。イケメンは遠距離のほうがまだ話しやすい。
「どうしたのだ? なにかあったのか??」
「国の財政について、詳しく教えていただきたいのですっ!」
「……藪から棒に何を言うのかと思えば……」
「現在、陛下に代わり、国の運営を任されているのはリヒャルト様でしょう? ならば、その妻であるわたくしも知る権利があると思うのですっっ!!」
「ふむ……」
リヒャルトはしばし、両手の人差し指同士をかち合わせて思考した後、わかったと承諾した。
「その代わりといってはなんだが……明日、農地を視察するんだ。よろしければ、同行していただけないだろうか?」
「もちろん、喜んで!」
ソフィアの緊張は解けた。イケメンでも話そうと思えば、話せるものである。数メートル離れた位置からなら……。
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綺麗だなんて、男性に伝える誉め言葉ではなかった。
「どうか、顔を上げて。私は怒っていないよ」
ソフィアはおそるおそる顔を上げた。リヒャルトの整った顔が真ん前にある。キスしようと思えば、いつでもできる距離だ。ソフィアはまた石化した。この銀色視線攻撃はヤバい。
「綺麗だなんて言われたのは初めてだから、驚いてしまった。いつもは冷たいだとか、近寄りがたいとか、尊大だとか言われるからね。君、ほんとにそう思ってるの?」
「ええ、それは間違いありません!……すみません、男の方に言う誉め言葉ではありませんね……」
リヒャルトの目元が優しく弧を描いた。顔から微光を発しているのではないかと錯覚する。これは……天界人だ──彼が声を立てて愉快そうに笑わなければ、ソフィアは本気でそう思っていたかもしれない。
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「そ、そうでしょうか? よくつまらないと言われますが……」
「それにその髪! 濃紺のショールによく合ってる。まるで、冬の暁のようだよ。情熱的でセクシーで……思わず見とれてしまった!」
「は!? 情熱的!? せくしー!?」
赤毛をそんなふうに誉められたのは生まれて初めてである。これまで、みっともない色だと言われ続けてきたのだ。ソフィアは全力で否定した。
「ないないないないない!」
「なにがないのだ??」
「わたくしの醜い赤毛をディスるのはやめてください。汚い、恥ずかしいと、幼いころからさんざん言われ続けてきたんですから!」
「ディスる……?」
「とにかく、わたくしの髪は汚いんです! 顔だってそばかすだらけだし、いいとこなしなんですから無理に誉めないでくださいっ!」
ありえない展開に溺れるのは危険だと、ソフィアの体内では警戒アラートが鳴り響いていた。
(絶対にありえないっ!! こんなイケメンがわたくしのことを褒めるなんてっっ!! きっと、からかってるんだわ!)
ソフィアはリヒャルトに背を向けた。恥ずかしいやら腹立たしいやら、怖いやらで、もうなにがなんだかわからない。すると、悲しげな声が追いかけてきた。
「すまない……本当に思ったことを言っただけなのだが……どうか、嫌いにならないでほしい」
(えっ!?)
ソフィアが振り向くと、リヒャルトはちょうど、うしろを向いたところだった。
「侍女を数人与えよう。部屋の案内は彼女たちにさせる。わからないことは全部侍女に聞けばいい。そこでしばらく待っていてくれたまえ」
リヒャルトはもうソフィアのほうへは向かず、ズンズン行ってしまった。
※※※※※※
ソフィアがリエーヴ王国に来て、数日が過ぎた。ドレスは何着も作ってもらい、赤毛は毎日丁寧に結い上げられる。
実家の王城にいた時とは雲泥の差である。妹ばかりがドレスを作ってもらい、夜会にもほとんど参加しないソフィアは「必要ないでしょ」「興味ないでしょ」と作ってもらえなかった。
そんなことはどうでもいいのだが、心配なのは置いてきてしまった侍女のルツのことだ。約束どおり、機織りの一員に加えられただろうか? 自分ばかり贅沢して、なんだか申し訳ない気分になってくる。
ソフィアはルツに手紙を書いた。絶対に心配しているだろうだから、こちらは毎日湯浴みもしてもらっているし、信じられないくらい良い待遇なので心配はしなくていいと。
別れの日にもらったオカリナをギュッと握る。手へ伝わる冷気は寂しさに比例する。ソフィアは編んでもらったショールを羽織った。
不安材料はいくつかある。まず、入城前に見た荒れた農地や王都の荒んだ状況だ。実家の王国よりこちらのほうが貧乏かと思われる。
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