溢れる愛の世界

蒼葉縁

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「なんで貴方が!?」
「ひっ龍神組の!?」
私のところにずかずかときて腕を引っ張られる
その手は熱くて溶けそうだ
「ちょっ,きゃっ!?」
クラスの人たちにぶつかりよろける
すると身体が浮く
「!?」
「きゃー!!!!」
友達の黄色い悲鳴が聞こえた
私はいわゆるお姫様抱っこをされている
落ちるのが怖くて私は彼の首に手を回す
彼は嬉しそうに笑い走り出した
しばらくして裏庭に着いた
私はゆっくりと降りて彼を見つめる
「何故?ここに………」
「俺も同じ学校,俺は同じ学年だっつぅーの」
わしゃわしゃと撫でられるこの感触が私は好き
彼は静かに止まり私の 目を見つめる
「好きだ,俺の女になれ」
「ッ!?あ…」
私は真っ赤になり固まった
彼はそれでも私の目からその目を離さない
私は顔を下に向け
「私もです………」
涙がポロポロと流れ落ちる
私の顔を上げて彼は静かに涙を拭いた
「泣くな,黒桜」
「だって,嬉しくて」
泣きやまない私を彼は抱き締める
その温もりが大好き
「黒桜」
「は…ん!?」
口に感じる柔らかな感触
私は身を硬くしたがそれでも受け入れる
「はっ,可愛い」
「ッ,うるさいです…」
あぁ,この世界が愛に溢れる
私は龍神組総長に愛されてしまった
もう逃れることは出来ない
この優しい檻の中で
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