『静かなる魔法に、愛は触れた』

この物語は完結しました

魔法使いの名家に生まれながら、魔力を持たぬ娘――エルセリア・リュミエール。
「沈黙の令嬢」と呼ばれ、家の奥に隠されるように育てられた彼女は、自身が忌まわしき“無の魔法”を宿していると気づいていた。

ある日、王国の命で使節としてリュミエール家を訪れた青年――水の魔法塔の優等生ネイヴァン・セリフォード。
再会した二人は、幼い頃に一度だけ心を交わした記憶を胸に、次第に惹かれ合っていく。

だが、「無」は魔法塔にとって最大の禁忌。
塔と家、魔法と感情、理と愛のはざまで揺れる中、エルセリアの力が世界の均衡を揺るがす鍵だと明らかになる――。

これは、すべての魔法を静かに打ち消す少女と、すべてを受け入れたいと願う青年の、静かで強い恋の物語。
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