国を追われた元王妃は、今日も生き別れた夫を想う
かつて幼くして小国の王妃になったウツィアは、クーデターで国を追われ、彼女を逃すために行方不明になった最愛の夫・パヴェウを想いながら暮らしていた。十回以上季節は巡り、今年もまた、夫のいない結婚記念日がやって来る。たとえたった一人でも大切な日を祝おうと、豪華な晩餐を用意するべく買い出しに出掛けた彼女は、おしゃべりな油屋の女将から気になる噂を聞いてしまい……。
全3話。昨年のコバルト短編小説新人賞で落選したものを若干加筆修正したものです。
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