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2章 箱の中身は
01 新たな旅の始まり
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「これがお前の取り分だ」
そう言ってホルトはジークに今回の報酬分を渡した。
既に他の仲間はお金を受け取りギルドを出ていた。
「これからどうするんだ?」
「お金も得たのでそれで武器を買おうかと思っています」
「ああ、そうだな」
いつまでも借り物の武器で戦うわけにはいかなかった。
そこへ、一人の若いスーツの男性がやって来た。
「ジークさんで?」
「あ、はい」
「私は役所の者でして、市長があなたにお礼を直接言いたいとのことで、どうでしょうか? 私と一緒に来てはいただけませんか?」
「えーと……」
「ジーク、俺のことはいい。行ってこいよ、英雄。また、どこかで会おう」
「はい!」
そう言って、ホルトとはここでお別れをした。
ホルトとはまるで長い付き合いだったかのようになんだか寂しく感じた。
私は役所の職員に連れられ、庁舎に向かった。
市長室に入ると、市長が両手を広げ歓迎してくれた。
「おお! 君がジークだね」
「はい」
「お会いできて嬉しいよ。君の噂はもう広がっているよ。既に知らぬ者はいないだろう。なんて言ったって、君は連続殺人事件を解決したんだからね!」
興奮する市長とジークは握手をした。
「さぁ、座って」
「はい」
「さて、切り裂きジャック事件で皆の不安を警察にかわって解消してくれたんだ。そのお礼をさせて欲しい」
そう言ってテーブルの上に置いたのは金ピカのチケットだった。
「これは寝台列車のプレミアチケットさ」
「寝台列車?」
「そうさ。これに乗り金持ちは旅を楽しむのさ。ご褒美としては最高のものさ。しかも、プレミアは欲しくてもそう簡単には手に入らないものなんだ。それを君にやろう。是非、楽しんでいってくれ」
「ありがとうございます」
後で知った話し、寝台列車のチケットには三種類あって、スタンダード、ファースト、プレミアがある。プレミアは寝台列車の最後尾の一番広い部屋一つのみとされ、市長の言う通り簡単には手に入らないものだった。
せっかくのご好意をいただいたので、一旦バトルは休み、その寝台列車の旅を楽しむことにした。
駅に到着したジークはその豪華な寝台列車を目にした。
蒸気機関車で客車の外は青色。中に入るとレッドカーペットと木製のドアが並んでいる。スタンダードの車両は二段ベッドで、ファーストは大きなベッドが一つある個室となる。また、テーブルに椅子もあり、窓からは外の景色を楽しめるようになっている。旅の醍醐味だ。
ジークは一番後ろの車両の扉から乗った。
そこには車掌がおり、車掌はジークをジロジロと見た。
「切符を拝見します」
「あ、はい」
ジークはそう言って切符を車掌に渡した。
車掌は一瞬驚く様子を見せてから「失礼しました、ジーク様ですね。本日はご利用ありがとうございます。何かありましたらお申しつけ下さい」
「あ、はい」
中に入ると、奥には大きな窓があり、最後尾を一望できるようになっていて、高級感あるベッドにソファーに机にクローゼットに……更にスリッパまである。
「おお……」
机の上にはこの列車の旅のパンフレットが置かれており、車両の案内もあった。
ファーストクラスの車両が2両、続いてスタンダードの車掌が1両、食堂車、最後が自分の車両となる。
食事は朝8時30分からと、夕方の18時からとなっている。
昼前には駅に到着するかたちだ。
すると、列車が揺れ始めた。
窓の外を見ると、徐々にスピードが上がり、駅では列車に向かって手を振る人々が見えた。
こうして、豪華な旅が始まったのだった。
そう言ってホルトはジークに今回の報酬分を渡した。
既に他の仲間はお金を受け取りギルドを出ていた。
「これからどうするんだ?」
「お金も得たのでそれで武器を買おうかと思っています」
「ああ、そうだな」
いつまでも借り物の武器で戦うわけにはいかなかった。
そこへ、一人の若いスーツの男性がやって来た。
「ジークさんで?」
「あ、はい」
「私は役所の者でして、市長があなたにお礼を直接言いたいとのことで、どうでしょうか? 私と一緒に来てはいただけませんか?」
「えーと……」
「ジーク、俺のことはいい。行ってこいよ、英雄。また、どこかで会おう」
「はい!」
そう言って、ホルトとはここでお別れをした。
ホルトとはまるで長い付き合いだったかのようになんだか寂しく感じた。
私は役所の職員に連れられ、庁舎に向かった。
市長室に入ると、市長が両手を広げ歓迎してくれた。
「おお! 君がジークだね」
「はい」
「お会いできて嬉しいよ。君の噂はもう広がっているよ。既に知らぬ者はいないだろう。なんて言ったって、君は連続殺人事件を解決したんだからね!」
興奮する市長とジークは握手をした。
「さぁ、座って」
「はい」
「さて、切り裂きジャック事件で皆の不安を警察にかわって解消してくれたんだ。そのお礼をさせて欲しい」
そう言ってテーブルの上に置いたのは金ピカのチケットだった。
「これは寝台列車のプレミアチケットさ」
「寝台列車?」
「そうさ。これに乗り金持ちは旅を楽しむのさ。ご褒美としては最高のものさ。しかも、プレミアは欲しくてもそう簡単には手に入らないものなんだ。それを君にやろう。是非、楽しんでいってくれ」
「ありがとうございます」
後で知った話し、寝台列車のチケットには三種類あって、スタンダード、ファースト、プレミアがある。プレミアは寝台列車の最後尾の一番広い部屋一つのみとされ、市長の言う通り簡単には手に入らないものだった。
せっかくのご好意をいただいたので、一旦バトルは休み、その寝台列車の旅を楽しむことにした。
駅に到着したジークはその豪華な寝台列車を目にした。
蒸気機関車で客車の外は青色。中に入るとレッドカーペットと木製のドアが並んでいる。スタンダードの車両は二段ベッドで、ファーストは大きなベッドが一つある個室となる。また、テーブルに椅子もあり、窓からは外の景色を楽しめるようになっている。旅の醍醐味だ。
ジークは一番後ろの車両の扉から乗った。
そこには車掌がおり、車掌はジークをジロジロと見た。
「切符を拝見します」
「あ、はい」
ジークはそう言って切符を車掌に渡した。
車掌は一瞬驚く様子を見せてから「失礼しました、ジーク様ですね。本日はご利用ありがとうございます。何かありましたらお申しつけ下さい」
「あ、はい」
中に入ると、奥には大きな窓があり、最後尾を一望できるようになっていて、高級感あるベッドにソファーに机にクローゼットに……更にスリッパまである。
「おお……」
机の上にはこの列車の旅のパンフレットが置かれており、車両の案内もあった。
ファーストクラスの車両が2両、続いてスタンダードの車掌が1両、食堂車、最後が自分の車両となる。
食事は朝8時30分からと、夕方の18時からとなっている。
昼前には駅に到着するかたちだ。
すると、列車が揺れ始めた。
窓の外を見ると、徐々にスピードが上がり、駅では列車に向かって手を振る人々が見えた。
こうして、豪華な旅が始まったのだった。
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