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4章 犯人はゴースト
09 新たな情報
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後日、喫茶店で待ち合わせの時間通りに来ると、リッター刑事もタイミングよく現れた。
二人は席につき珈琲を注文した。
「ジークさん、とんでもないことが分かりましたよ。やはり、あなたの仰った通りでした! 逮捕し今は服役中の男が自白したんです。その男には莫大な借金があり、命を狙われていたんです。自分が刑務所に行くことになっても構わなかったのはその方が安全だと考えたからだそうです。それに、罪を被れば男が借金をしていた額を免除すると言われたそうです。だから、男は素直に従ったんです」
「誰ですか、それを持ちかけたのは」
「ガブリエル・エアードです」
「父親に金を貸していた男!」
「ええ、そうです! 奴を調べれば調べる程沢山悪い噂が出てくるんです。本当に悪党ですよ!」
「それで?」
「エアードは否認していますが、男の証言は証拠になります。男が言うには、テレサの父親は替え玉を用意するのに大金を用意しなければならなかったのですが、直ぐには用意出来なかった為にエアードは借金でいいと言ったそうです。それが奴の手口なんです! つまり、あいつが借金をしていたのはギャンブルではなく自分の替え玉を用意する為に必要な大金を借金をエアードにしていたんです。無理な借金をさせ、返せないと分かれば脅して、そいつを別の犯罪に利用する。そうやってエアードは闇の世界でうまく稼いでいたんです。問題はテレサ殺害の事件とどう関係があるのか?」
「まるで分かったような口調ですが?」
「ええ! まさにそうです。父親は借金返済に自分の娘をエアードに差し出し自分は逃げたんです。エアードは娘がいたことを知っていたかもしれません。奴は最初からテレサを利用するつもりで替え玉を持ちかけた可能性はあるでしょう。テレサは自分が父親の借金の為に差し出されたことを知る。しかし、素直に従わなかったので争い、ついエアードは持っていた銃で撃ったんです。エアードは護身用の銃を持ち歩いていたのであり得る話しだと思いますがどうですか?」
「流石です」
「そうです! 警察だってやる時はやるんです! 推理小説のような無能な警察ではないんです! いざとなれば探偵無しでも事件は解決出来るんです。これからエアードを自白させますよ。我々は奴を必ず有罪にしてみせます」
「では、今度は私の番ですね」
「無理なさらなくてもいいですよ」
「いえ、そうもいかないのです。何故なら新たに捜査線上に加えなければならない人物が出たからです」
「何ですって!?」
「その人物はレベッカの友人であるアビーです。彼女はレベッカとジュリエットと同じ孤児院にいました。レベッカとは同い年になり、ジュリエットを妹のように可愛がっていたんです。そんな可愛がっていたジュリエットの命を奪った犯人が捕まっていないと知ったらどうでしょうか? 彼女にも動機があります。それにリッター刑事、肝心なことをお忘れのようですが、テレサは誰かに監視をされていて更に怯えていたんですよ? リッター刑事の推理では、殺人事件はあくまでも衝動的であり計画的ではないことになります。ですがこの事件、これは計画的だと思いますよ」
「それについても今思えばその怯えも幻覚で本当は何もなかったのではありませんか? 彼女はなんと言っても正常ではなかったのですから! まぁ、我々にあとは任せて下さい」
リッター刑事はそう言うと遅れてやってきた珈琲を一口飲んでから席を立って店を出ていった。
すると、入れ替わるように今度はホルトが現れた。ホルトはジークを見つけると、先程リッター刑事が座っていた席に座った。
「どうかしたんですか?」
「なぁ、ジーク。お願いがあるんだ。前に俺一人でゴーストを狩りに行ったのを知っているだろ?」
ジークは頷いた。
「実はな、楽なクエストだと思っていたんだが、そこにゴーストの上位種が現れたんだ。前にも説明したと思うがゴーストの上位種は悪魔になるんだ。俺一人じゃ無理で他の奴にも頼んでみたんだが、皆忙しくてよ。人手を探してるんだ。どうだ、一緒にやってくれないか?」
緊急クエストかとジークは思ったが、ホルトの頼みだ。
「勿論、受けるよ」
「助かるぜ、相棒」
二人は席につき珈琲を注文した。
「ジークさん、とんでもないことが分かりましたよ。やはり、あなたの仰った通りでした! 逮捕し今は服役中の男が自白したんです。その男には莫大な借金があり、命を狙われていたんです。自分が刑務所に行くことになっても構わなかったのはその方が安全だと考えたからだそうです。それに、罪を被れば男が借金をしていた額を免除すると言われたそうです。だから、男は素直に従ったんです」
「誰ですか、それを持ちかけたのは」
「ガブリエル・エアードです」
「父親に金を貸していた男!」
「ええ、そうです! 奴を調べれば調べる程沢山悪い噂が出てくるんです。本当に悪党ですよ!」
「それで?」
「エアードは否認していますが、男の証言は証拠になります。男が言うには、テレサの父親は替え玉を用意するのに大金を用意しなければならなかったのですが、直ぐには用意出来なかった為にエアードは借金でいいと言ったそうです。それが奴の手口なんです! つまり、あいつが借金をしていたのはギャンブルではなく自分の替え玉を用意する為に必要な大金を借金をエアードにしていたんです。無理な借金をさせ、返せないと分かれば脅して、そいつを別の犯罪に利用する。そうやってエアードは闇の世界でうまく稼いでいたんです。問題はテレサ殺害の事件とどう関係があるのか?」
「まるで分かったような口調ですが?」
「ええ! まさにそうです。父親は借金返済に自分の娘をエアードに差し出し自分は逃げたんです。エアードは娘がいたことを知っていたかもしれません。奴は最初からテレサを利用するつもりで替え玉を持ちかけた可能性はあるでしょう。テレサは自分が父親の借金の為に差し出されたことを知る。しかし、素直に従わなかったので争い、ついエアードは持っていた銃で撃ったんです。エアードは護身用の銃を持ち歩いていたのであり得る話しだと思いますがどうですか?」
「流石です」
「そうです! 警察だってやる時はやるんです! 推理小説のような無能な警察ではないんです! いざとなれば探偵無しでも事件は解決出来るんです。これからエアードを自白させますよ。我々は奴を必ず有罪にしてみせます」
「では、今度は私の番ですね」
「無理なさらなくてもいいですよ」
「いえ、そうもいかないのです。何故なら新たに捜査線上に加えなければならない人物が出たからです」
「何ですって!?」
「その人物はレベッカの友人であるアビーです。彼女はレベッカとジュリエットと同じ孤児院にいました。レベッカとは同い年になり、ジュリエットを妹のように可愛がっていたんです。そんな可愛がっていたジュリエットの命を奪った犯人が捕まっていないと知ったらどうでしょうか? 彼女にも動機があります。それにリッター刑事、肝心なことをお忘れのようですが、テレサは誰かに監視をされていて更に怯えていたんですよ? リッター刑事の推理では、殺人事件はあくまでも衝動的であり計画的ではないことになります。ですがこの事件、これは計画的だと思いますよ」
「それについても今思えばその怯えも幻覚で本当は何もなかったのではありませんか? 彼女はなんと言っても正常ではなかったのですから! まぁ、我々にあとは任せて下さい」
リッター刑事はそう言うと遅れてやってきた珈琲を一口飲んでから席を立って店を出ていった。
すると、入れ替わるように今度はホルトが現れた。ホルトはジークを見つけると、先程リッター刑事が座っていた席に座った。
「どうかしたんですか?」
「なぁ、ジーク。お願いがあるんだ。前に俺一人でゴーストを狩りに行ったのを知っているだろ?」
ジークは頷いた。
「実はな、楽なクエストだと思っていたんだが、そこにゴーストの上位種が現れたんだ。前にも説明したと思うがゴーストの上位種は悪魔になるんだ。俺一人じゃ無理で他の奴にも頼んでみたんだが、皆忙しくてよ。人手を探してるんだ。どうだ、一緒にやってくれないか?」
緊急クエストかとジークは思ったが、ホルトの頼みだ。
「勿論、受けるよ」
「助かるぜ、相棒」
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