探偵主人公

アズ

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4章 犯人はゴースト

11 情報提供者

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 ギルドに戻るとホルトが受付へ行きクエストの報告を伝えに行った。
 ジークは椅子に座ってホルトが話を終えるのを待っていると、そこにホランド警部が現れた。
「ホランド警部!? いつ、戻られたんですか?」
 ホランド警部は向かいの椅子に座った。
「昨日だ。事件についてはリッターから聞いた。また、随分厄介な事件に巻き込まれたようだな」
「ワシントンに行っていたそうですね」
「ああ。それじゃそっちの方を先に話すか」
「?」
「俺がワシントンに行ったのには単に旅行とかじゃない。ある人物を追っていたからだ。その人物の名はロバート・エルフマン。生物学者だ。だが、奴には裏の顔がある。恐らくな。俺はそう見ている。まぁ、とにかくそいつは危険でな、怪しい研究をしているらしいというところまではなんとか嗅ぎつけたが、情報提供者が何者かによって殺害されちまった。クリスマスの日にだ」
「え、それって……」
「そう、お前さんがいたあのパーティの日だ。そして、お前さんの推理通り私も元大佐の仕業だと考えている。私だってな警察だ。事件を未解決のままにしておくわけにはいかない」
「あの、ちょっとよく分からないのですが、元大佐とその生物学者は関係があるのですか?」
「元大佐を動かしているのがそいつだと思われる」
 そこに、ホルトが受付を済ませ戻ってきた。
 ジークは立ち上がる。
「受付は済ませた。なんだ、お前には事件がつきまとうのか? まぁ、いい。ほら、これが報酬だ」
 そう言って、金の入った袋を渡した。ジークはそれを受け取った。
「それじゃ、俺は行くよ」
「あぁ、また」
 ホルトは手を振りながらギルドを出た。
「ジーク、奴は危険だ。放ってはおけない。刻一刻とその危機は近づいている。奴は進化論を信じ、あらゆる生物の進化を追い求めている。もし、情報提供が事実なら、奴は強制的に生物を次の進化させる技術を得ようとしている。いや、得ているかもしれん。お前さんが戦ったウルフの中に一体大型がいた筈だ。情報提供者が言うには既に実験は行われている。もし、そんな技術を得たらどんなことに使われるか分かったもんじゃない。どうせよからぬことに使われるのがオチだ」
「警部はそれを阻止したいのですね」
「そうだ。お前ならそれが可能かもしれん」
「どうしてですか?」
「元大佐がわざわざお前に直接警告したんだぞ。それはつまり、連中がお前を警戒しているってことだ。そんなお前にだから頼みたい」
「ええ、分かりました」
「ありがとう」
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