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6章 恐怖のラブレター
05 計画
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ジークは席に戻り座った。
「では、その計画を話して下さい」
「ええ、いいわ。あなたもご存知の通り、ロバート・エルフマンは軍と強い繋がりがあるわ。その二つを繋げているのがカーソン・パロット元大佐。軍の中でも彼を無視出来ない理由があるの。それは退役軍人の新たな就職先を提供しているからよ。軍需産業のね。そして、生物兵器にも詳しいロバート・エルフマンの研究によって密かに新兵器の開発をカーソン・パロットは推し進めた。政治家の一部はその密かな動きに部分的に気づいてはいるものの、軍関連の支持を失うことを避けたい政治家は見て見ぬふりをした。既に退役した元大佐が軍にまだ影響を及ぼしているとも知らずに。私はその新兵器の開発を止めたいの。そんな兵器は世界で認められる筈がない。でも、新兵器の開発は他国にはない兵器を自分達は持つことを意味し、使用するかどうかはその後で考えればいい、それが元大佐の考えよ。でも、本当にそうなのかは謎よ。と言うのも、占い師ヴェラ・ミラーの予言は将来大きな戦争を経験することになると占ったの。元大佐はその予言を気にしていると思う。彼女の占いはよく当たるから。私は他の政治家達とは違うわ。でも、一人で立ち向かうには相手が悪過ぎるのも事実。だから、元大佐達の前では他の政治家達がしてきたように敵対しない素振りを見せていたの。逆に自分から近づいて深く彼らの証拠を掴もうとしたわ」
「とても危険なことですね」
「ええ。だから、脅迫が来た時は私はまさか元大佐達に気づかれたのかと思って本気になったの。で、あなたに何度も手紙を送ったのよ。でも、成果はあったわ。今まではロバート・エルフマンがどこにいて、どこで研究をしているのかが分かった。名も無い島よ。でも、その島には簡単には近づくことは出来ない。名目上は軍の管轄エリアで一般人は近づくことを禁止しているわ。でも、本当のところはその島にロバート・エルフマンがいる筈なのよ!」
「私はその島へ行きました」
「知っているわ。元大佐にかなり警戒されているわね、あなたは」
「そのようです。ただ、私はロバート・エルフマンを見ることは出来ませんでした」
「そう簡単に会える人物ではないわ。私みたいに潜り込まないと」
「なる程。それであなたは特別にロバート・エルフマンに会うことを許されたわけですね」
「ええ。でも、まさかその帰りにいきなり襲われるとは思わなかったわ」
「誰に襲われたのかは見なかったのですか」
「ええ。暗かったので」
「どうして狙われているにも関わらず、ボディーガードを付けずに外に出たりなんかしたんですか。いや、ロバート・エルフマンに会うためなら構わなかったということですか」
「滅多にないチャンスだったのよ! 犯人さえ邪魔しなければ」
「どういうことですか?」
「私が本当に狙われていることになった以上、犯人が捕まるまではロバート・エルフマンに会うことは完全に出来なくなったわ。いえ、もう元大佐は会わせることさえ認めないかもしれない。危うく、エルフマン博士を危険に晒すところだった。元大佐にとって博士は重要人物だから」
「全く危ない人ですね。ですがそれで一つだけ分かったことがあります。あなたに脅迫を送りつけてきた人物はあなたを完全に尾行していたことになります。ずっと、あなたの動きを監視していた。でなければ、あんなタイミングであなたを運良く襲撃するのは難しいでしょう」
「では、今も?」
「可能性はあります」
「でも、もう夜中に一人で出歩くことはなくなったから。犯人が捕まるまでは」
「そもそも何故あなたは博士に会うことが出来たんですか?」
「元大佐にとっては味方の政治家は多い方がいい。博士にとっては研究の資金源といったところです」
「まぁ、とにかくあなたが警察に真実を話せられないことは分かりました」
「それじゃ黙っていてくれるのね?」
「そうするしかないようです」
カルメンはホッとため息をした。
「やはり、あなたを信じて正解だったようね」
「では、その計画を話して下さい」
「ええ、いいわ。あなたもご存知の通り、ロバート・エルフマンは軍と強い繋がりがあるわ。その二つを繋げているのがカーソン・パロット元大佐。軍の中でも彼を無視出来ない理由があるの。それは退役軍人の新たな就職先を提供しているからよ。軍需産業のね。そして、生物兵器にも詳しいロバート・エルフマンの研究によって密かに新兵器の開発をカーソン・パロットは推し進めた。政治家の一部はその密かな動きに部分的に気づいてはいるものの、軍関連の支持を失うことを避けたい政治家は見て見ぬふりをした。既に退役した元大佐が軍にまだ影響を及ぼしているとも知らずに。私はその新兵器の開発を止めたいの。そんな兵器は世界で認められる筈がない。でも、新兵器の開発は他国にはない兵器を自分達は持つことを意味し、使用するかどうかはその後で考えればいい、それが元大佐の考えよ。でも、本当にそうなのかは謎よ。と言うのも、占い師ヴェラ・ミラーの予言は将来大きな戦争を経験することになると占ったの。元大佐はその予言を気にしていると思う。彼女の占いはよく当たるから。私は他の政治家達とは違うわ。でも、一人で立ち向かうには相手が悪過ぎるのも事実。だから、元大佐達の前では他の政治家達がしてきたように敵対しない素振りを見せていたの。逆に自分から近づいて深く彼らの証拠を掴もうとしたわ」
「とても危険なことですね」
「ええ。だから、脅迫が来た時は私はまさか元大佐達に気づかれたのかと思って本気になったの。で、あなたに何度も手紙を送ったのよ。でも、成果はあったわ。今まではロバート・エルフマンがどこにいて、どこで研究をしているのかが分かった。名も無い島よ。でも、その島には簡単には近づくことは出来ない。名目上は軍の管轄エリアで一般人は近づくことを禁止しているわ。でも、本当のところはその島にロバート・エルフマンがいる筈なのよ!」
「私はその島へ行きました」
「知っているわ。元大佐にかなり警戒されているわね、あなたは」
「そのようです。ただ、私はロバート・エルフマンを見ることは出来ませんでした」
「そう簡単に会える人物ではないわ。私みたいに潜り込まないと」
「なる程。それであなたは特別にロバート・エルフマンに会うことを許されたわけですね」
「ええ。でも、まさかその帰りにいきなり襲われるとは思わなかったわ」
「誰に襲われたのかは見なかったのですか」
「ええ。暗かったので」
「どうして狙われているにも関わらず、ボディーガードを付けずに外に出たりなんかしたんですか。いや、ロバート・エルフマンに会うためなら構わなかったということですか」
「滅多にないチャンスだったのよ! 犯人さえ邪魔しなければ」
「どういうことですか?」
「私が本当に狙われていることになった以上、犯人が捕まるまではロバート・エルフマンに会うことは完全に出来なくなったわ。いえ、もう元大佐は会わせることさえ認めないかもしれない。危うく、エルフマン博士を危険に晒すところだった。元大佐にとって博士は重要人物だから」
「全く危ない人ですね。ですがそれで一つだけ分かったことがあります。あなたに脅迫を送りつけてきた人物はあなたを完全に尾行していたことになります。ずっと、あなたの動きを監視していた。でなければ、あんなタイミングであなたを運良く襲撃するのは難しいでしょう」
「では、今も?」
「可能性はあります」
「でも、もう夜中に一人で出歩くことはなくなったから。犯人が捕まるまでは」
「そもそも何故あなたは博士に会うことが出来たんですか?」
「元大佐にとっては味方の政治家は多い方がいい。博士にとっては研究の資金源といったところです」
「まぁ、とにかくあなたが警察に真実を話せられないことは分かりました」
「それじゃ黙っていてくれるのね?」
「そうするしかないようです」
カルメンはホッとため息をした。
「やはり、あなたを信じて正解だったようね」
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