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9章 銃弾と煙
01 舞台
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「ねぇ、ホランド警部が先に行っちゃったよ」
マーニーはそう言ったが、ジークは慌てる様子もなく受話器のあるところへと来た。
電話機にはボタンがあり、受話器を取って番号を押していく。
「どこかに電話?」
「この電話は特別で、自分の屋敷にある電話機で電話をかけると、その電話番号先の場所に一瞬で行くことが出来るんだ。ただ、一度来たことがある場所に限られるけどね」
電話が繋がると、二人の周囲の景色が徐々に姿を変え壁がどんどん迫ってきた。必然的にマーニーはジークとの距離が縮む。
景色はやがて中から外の風景へと変わり、ゆらゆらと歪んだ景色からガラスに変わった。
ガラス張りの電話ボックスだ。外見は白い。
「これでよし」
受話器を戻し「それじゃ行こうか」とジークは言った。
「ここはどこなの?」
電話ボックスから出た場所は、沢山の人と、大きな建物が並んでいた。
「ニューヨークだよ」
「ニューヨーク!?」
マーニーが驚いていると、そこにホランド警部が現れた。
「こんなところにいたのか? 急に二人が消えたから探したぞ」
マーニーは唖然とした。
いつの間に警部もアメリカに来ていた。明らかに自分達が早くアメリカについて警部を置いていったかと思ったのだ。
マーニーはジークに小声で「便利だね」と言った。
「だろ?」
「なんだ、二人して。まさか、私をからかってるんじゃないだろうな?」
「いいえ、違います警部。それより案内してもらえませんか?」
「ああ、こっちだ」
警部はそう言って案内を始めた。
場所がここからでは遠いからと警部はタクシーを頼んだ。それから三人はタクシーに乗り、ニューヨークにある劇場へと案内した。
「警部、ここにロバート・エルフマンのアジトがあるって言うんですか?」
「まぁ、見てろ」
そう言って、舞台のチケット売り場に警部が向かうと、受付の女性に警部は「大人3名、タイトルは『進化の悲劇』で」
すると、女性の目つきが変わった。三人をじっくり見てから、女性は「あちらの扉からどうぞ」と言った。
「ありがとう」と警部が言うと、受付の左側にある小さなドアに向かった。ドアが内側からカチャッと音がした。警部はドアを開けて、二人は警部のあとに続いた。
中は薄暗い地下へ続く階段があった。
「舞台を見に来たわけじゃないってことね」とマーニーが言うと、警部は「ああ」と返事した。
「今のが合言葉でね、受付の人にそれを伝えると今の扉が開けられるようになるってことだ」
「なる程。しかし、進化は分かりますがなんで悲劇何ですか?」
「さぁな。それは本人に聞いたら早いんじゃないのか?」
「では、そうするとします」
階段が終わり通路を進んでいくと、目の前にまた扉が現れた。
警部がドアをノックする。その際、決まったリズムで3回ノックした。
トン、トトン。
すると、扉が内側から開いた。
三人は中に入ると、そこは劇場だった。
「一般の観客は一階の劇場だが、ここはその下の、地下劇場になる」
警部がそう説明すると舞台のステージに急にライトがついた。
照らされたステージの上には赤いドレスを着た女性が立っていた。絶世の美女で、三人がここに来たタイミングで現れた。口元の右下近くにほくろがある。女性が今現れたのが偶然ではないとは直ぐにジークは分かった。自分達がここに来るのを待っていたんだ。
「流石は探偵さん。警察でもここまでたどり着いた人はそういないわ」
「ここにその警察がいるんだが」
「ホランド警部、勿論あなたのことを忘れてはいませんよ。ですが、探偵がいなければここまで熱意を持ってたどり着くことは出来なかったでしょう。当初の私達はあなたになんて興味なんてなかった。きっかけはあなたが連れてきた探偵よ。ただ、関係ない人物まで連れて来たのは想定外だったけれど」
「あなたは私達のことを知っているようですが、私はまだあなたのことを知りませんよ。どうですか? ご自分のことを説明してはくれませんか?」
「まだ、お互い初対面なのよ。初対面の女性にあなたは色々と質問するの? それは礼儀を知らないのと同じよ」
「礼儀知らずを私に説教するならあなたはどうですか? あなたは私のことを少しは理解している。私からしてみれば、初対面の女性から自分のことをべらべらと話されればどう感じるのか、あなたなら想像出来ませんか?」
「詮索や問い詰めたりする探偵の方が正確は悪いと思いますが……いえ、今のは私の方が失礼でしたわ。初対面の人に悪く言うのはよくなかったわ。今のは謝ります」
「出来れば、ついでにあなたのことも少しは話していただけると助かるのですが」
「私のことについてはまだ話せられないわ。かわりに他の情報を教えます。あなた達が探しているロバート・エルフマンはここにはいません」
「なんだって!」と警部は言った。
「まだ、博士をあなた達につかまえさせるわけにはいかないの」
「それはあなた達の目的の為ですか? 進化薬の複製」
「ええ。まだ、充分な数とは言えない」
「いずれ起こる戦の為……分かりません。あなた達が本気で占いを信じている理由が」
「占いでも当たれば真実よ」
「当てずっぽうの偶然が当たればそれは事実でしょうが」
「なら、何を信じるわけ?」
「証拠でしょうか。真実と答えるのは無粋に感じたので」
「あら? 意外ね。探偵らしい答えでしょうけど、あなたは宗教は信じない人間? この国な熱心な信者が沢山いるわ」
「ええ、知ってますよ。しかし、私の国では熱心な信者は多いと言えるかどうか。いないとは言いませんが」
「あら、それは残念な国ね」
「残念ですか?」
「ええ、残念よ。信仰のない人に救いは得られない」
「それを聞いたらロバート・エルフマンに嫌われるのではありませんか? 彼は信者ではなかったと聞いてましたが。しかし、母親は違ったそうですが」
「博士が信じたのは進化論ですから」
「あなたはどうです?」
「全く、なんにでも興味を持つのですね。いいでしょう、答えるなら両方といったところですかね」
「なる程。それで、ロバート・エルフマンの居場所をあなたはご存知ですか?」
「ええ。しかし、教えるわけにはいきません。博士はまだ、進化薬を使って色々と実験をしてみたいそうで。あなたと同じくなんにでも興味を持ってしまう。探偵と博士とはだいぶ違うのに、どうしてこんなにも似ているのかしら?」
「分かりませんね。会ったことがないんですから」
「博士は猿に進化薬を与えたらどうなるのか興味があるようで、他の動物には何度かやりましたが」
「猿に進化薬を使ったら人間にでもなるのか!?」と警部は言ったので、ジークは首を横に振って否定した。
「猿が進化しても人間にはならないでしょう」
「博士も同じことを言っていました。逆に私は警部と同じことを考えていました」
「猿と人では違うからです」
「私には分かりません。猿も人も似ているのに。ああ! だからってわざわざ説明なさらなくていいです。そういったものに興味はありませんから。出来れば、博士には本来の目的に集中して欲しいぐらいです」
「生物兵器ですか」
「分かっているなら、わざわざ口に出すと馬鹿に見えますよ。ですが、ええ、その通りです。あなたは気づいているのでしょ? この先の未来が」
「それはまるであなたも分かっているような言い方ですね」
「分かりませんよ。ただ、信じているだけです」
「まだ、伺っていないことがあります。あなたの目的です。どうして私達をわざわざここで待っていたんですか?」
「ここに来るのは時間の問題だと分かっていました。私はある指令を受けています。大佐に」
「カーソン・パロット! ということは、指令は私達の殺害ですか? この場所なら気づかれずに私達を処分できる」
「しょ、処分!? 聞いてないんだけど」とマーニーは驚いているが、ジークはどこかそんな予感がしていた。
警告を受け、それを無視し、パロットの部下であるバーソロミュー・ムーア少佐を差し向けた。それも失敗したとくれば、今度は本気で潰しにかかる筈だと。
そして、その予感は的中した。
無観客の劇場に、物騒な武器を持ってぞろぞろと黒服の男達が現れ三人を囲んだ。
ジークはそれらを見回してから「カーソン・パロットがこの場にいないのが残念ですね」と挑発した。
「私ならいるぞ」
ステージの裏からそのカーソン・パロット元大佐と、見知らぬ軍人が現れた。
「こいつが気になるか? 少佐の弟でお前に復讐に燃えている」
「弟がいたのか!?」
「ねぇ、ジーク。ちょっと私達ヤバいんじゃない」
「確かに、これはちょっと想定外だ」
マーニーはそう言ったが、ジークは慌てる様子もなく受話器のあるところへと来た。
電話機にはボタンがあり、受話器を取って番号を押していく。
「どこかに電話?」
「この電話は特別で、自分の屋敷にある電話機で電話をかけると、その電話番号先の場所に一瞬で行くことが出来るんだ。ただ、一度来たことがある場所に限られるけどね」
電話が繋がると、二人の周囲の景色が徐々に姿を変え壁がどんどん迫ってきた。必然的にマーニーはジークとの距離が縮む。
景色はやがて中から外の風景へと変わり、ゆらゆらと歪んだ景色からガラスに変わった。
ガラス張りの電話ボックスだ。外見は白い。
「これでよし」
受話器を戻し「それじゃ行こうか」とジークは言った。
「ここはどこなの?」
電話ボックスから出た場所は、沢山の人と、大きな建物が並んでいた。
「ニューヨークだよ」
「ニューヨーク!?」
マーニーが驚いていると、そこにホランド警部が現れた。
「こんなところにいたのか? 急に二人が消えたから探したぞ」
マーニーは唖然とした。
いつの間に警部もアメリカに来ていた。明らかに自分達が早くアメリカについて警部を置いていったかと思ったのだ。
マーニーはジークに小声で「便利だね」と言った。
「だろ?」
「なんだ、二人して。まさか、私をからかってるんじゃないだろうな?」
「いいえ、違います警部。それより案内してもらえませんか?」
「ああ、こっちだ」
警部はそう言って案内を始めた。
場所がここからでは遠いからと警部はタクシーを頼んだ。それから三人はタクシーに乗り、ニューヨークにある劇場へと案内した。
「警部、ここにロバート・エルフマンのアジトがあるって言うんですか?」
「まぁ、見てろ」
そう言って、舞台のチケット売り場に警部が向かうと、受付の女性に警部は「大人3名、タイトルは『進化の悲劇』で」
すると、女性の目つきが変わった。三人をじっくり見てから、女性は「あちらの扉からどうぞ」と言った。
「ありがとう」と警部が言うと、受付の左側にある小さなドアに向かった。ドアが内側からカチャッと音がした。警部はドアを開けて、二人は警部のあとに続いた。
中は薄暗い地下へ続く階段があった。
「舞台を見に来たわけじゃないってことね」とマーニーが言うと、警部は「ああ」と返事した。
「今のが合言葉でね、受付の人にそれを伝えると今の扉が開けられるようになるってことだ」
「なる程。しかし、進化は分かりますがなんで悲劇何ですか?」
「さぁな。それは本人に聞いたら早いんじゃないのか?」
「では、そうするとします」
階段が終わり通路を進んでいくと、目の前にまた扉が現れた。
警部がドアをノックする。その際、決まったリズムで3回ノックした。
トン、トトン。
すると、扉が内側から開いた。
三人は中に入ると、そこは劇場だった。
「一般の観客は一階の劇場だが、ここはその下の、地下劇場になる」
警部がそう説明すると舞台のステージに急にライトがついた。
照らされたステージの上には赤いドレスを着た女性が立っていた。絶世の美女で、三人がここに来たタイミングで現れた。口元の右下近くにほくろがある。女性が今現れたのが偶然ではないとは直ぐにジークは分かった。自分達がここに来るのを待っていたんだ。
「流石は探偵さん。警察でもここまでたどり着いた人はそういないわ」
「ここにその警察がいるんだが」
「ホランド警部、勿論あなたのことを忘れてはいませんよ。ですが、探偵がいなければここまで熱意を持ってたどり着くことは出来なかったでしょう。当初の私達はあなたになんて興味なんてなかった。きっかけはあなたが連れてきた探偵よ。ただ、関係ない人物まで連れて来たのは想定外だったけれど」
「あなたは私達のことを知っているようですが、私はまだあなたのことを知りませんよ。どうですか? ご自分のことを説明してはくれませんか?」
「まだ、お互い初対面なのよ。初対面の女性にあなたは色々と質問するの? それは礼儀を知らないのと同じよ」
「礼儀知らずを私に説教するならあなたはどうですか? あなたは私のことを少しは理解している。私からしてみれば、初対面の女性から自分のことをべらべらと話されればどう感じるのか、あなたなら想像出来ませんか?」
「詮索や問い詰めたりする探偵の方が正確は悪いと思いますが……いえ、今のは私の方が失礼でしたわ。初対面の人に悪く言うのはよくなかったわ。今のは謝ります」
「出来れば、ついでにあなたのことも少しは話していただけると助かるのですが」
「私のことについてはまだ話せられないわ。かわりに他の情報を教えます。あなた達が探しているロバート・エルフマンはここにはいません」
「なんだって!」と警部は言った。
「まだ、博士をあなた達につかまえさせるわけにはいかないの」
「それはあなた達の目的の為ですか? 進化薬の複製」
「ええ。まだ、充分な数とは言えない」
「いずれ起こる戦の為……分かりません。あなた達が本気で占いを信じている理由が」
「占いでも当たれば真実よ」
「当てずっぽうの偶然が当たればそれは事実でしょうが」
「なら、何を信じるわけ?」
「証拠でしょうか。真実と答えるのは無粋に感じたので」
「あら? 意外ね。探偵らしい答えでしょうけど、あなたは宗教は信じない人間? この国な熱心な信者が沢山いるわ」
「ええ、知ってますよ。しかし、私の国では熱心な信者は多いと言えるかどうか。いないとは言いませんが」
「あら、それは残念な国ね」
「残念ですか?」
「ええ、残念よ。信仰のない人に救いは得られない」
「それを聞いたらロバート・エルフマンに嫌われるのではありませんか? 彼は信者ではなかったと聞いてましたが。しかし、母親は違ったそうですが」
「博士が信じたのは進化論ですから」
「あなたはどうです?」
「全く、なんにでも興味を持つのですね。いいでしょう、答えるなら両方といったところですかね」
「なる程。それで、ロバート・エルフマンの居場所をあなたはご存知ですか?」
「ええ。しかし、教えるわけにはいきません。博士はまだ、進化薬を使って色々と実験をしてみたいそうで。あなたと同じくなんにでも興味を持ってしまう。探偵と博士とはだいぶ違うのに、どうしてこんなにも似ているのかしら?」
「分かりませんね。会ったことがないんですから」
「博士は猿に進化薬を与えたらどうなるのか興味があるようで、他の動物には何度かやりましたが」
「猿に進化薬を使ったら人間にでもなるのか!?」と警部は言ったので、ジークは首を横に振って否定した。
「猿が進化しても人間にはならないでしょう」
「博士も同じことを言っていました。逆に私は警部と同じことを考えていました」
「猿と人では違うからです」
「私には分かりません。猿も人も似ているのに。ああ! だからってわざわざ説明なさらなくていいです。そういったものに興味はありませんから。出来れば、博士には本来の目的に集中して欲しいぐらいです」
「生物兵器ですか」
「分かっているなら、わざわざ口に出すと馬鹿に見えますよ。ですが、ええ、その通りです。あなたは気づいているのでしょ? この先の未来が」
「それはまるであなたも分かっているような言い方ですね」
「分かりませんよ。ただ、信じているだけです」
「まだ、伺っていないことがあります。あなたの目的です。どうして私達をわざわざここで待っていたんですか?」
「ここに来るのは時間の問題だと分かっていました。私はある指令を受けています。大佐に」
「カーソン・パロット! ということは、指令は私達の殺害ですか? この場所なら気づかれずに私達を処分できる」
「しょ、処分!? 聞いてないんだけど」とマーニーは驚いているが、ジークはどこかそんな予感がしていた。
警告を受け、それを無視し、パロットの部下であるバーソロミュー・ムーア少佐を差し向けた。それも失敗したとくれば、今度は本気で潰しにかかる筈だと。
そして、その予感は的中した。
無観客の劇場に、物騒な武器を持ってぞろぞろと黒服の男達が現れ三人を囲んだ。
ジークはそれらを見回してから「カーソン・パロットがこの場にいないのが残念ですね」と挑発した。
「私ならいるぞ」
ステージの裏からそのカーソン・パロット元大佐と、見知らぬ軍人が現れた。
「こいつが気になるか? 少佐の弟でお前に復讐に燃えている」
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