獅子の末裔

卯花月影

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7.手足之愛

7-1. 孤独の闇

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 翌日は豪雨だった。
 信長は家臣たちに命じて小谷城を囲むように陣城を作らせていたが、この雨では中断せざるをえない。敵も味方も身動きが取れなくなったかに見えた。
「若殿、一大事!上様が本陣より馬廻りのみ率いて朝倉勢の籠る大嶽おおづく城に奇襲をしかけたとの知らせでござります」
「何、この雨の中、奇襲?」
 一寸先も見えないくらいの暴風雨の中、兵を動かしたとは。
(さすがは上様)
 信長の戦略は、深く考え抜かれ、刃のように鋭く的確だ。信長をよく知っている忠三郎が驚いているほどであれば、敵は更に驚いているだろう。すべては信長の計算通りに動き、敵も味方も翻弄されている。忠三郎は改めてそのことを知り、信長の才覚に心から敬意を抱いた。

 強襲を受けた大嶽城は降伏。敵兵は朝倉義景のいる本隊へと逃れていった。信長は電光石火の勢いで付近にある丁野城も落とし、そこで家臣たちに敵が動いたら追撃するようにと下知した。
(すべては上様の手の内にある。これぞ、上様の偉大なる知略)
 忠三郎は、胸中でそう呟きながら、燃え立つような信念と尊敬の念で満たされるのを感じた。偉大な岳父・信長と共に泰平の世を築く。この忠誠心は決して揺るがされることはない。

「朝倉勢は士気が低いようで」
 ようやく雨があがり、物見の報告を受けた町野左近が姿を見せた。
「さもあらん。朝倉家臣への調略が進んでおると聞き及んだ。もしや、此度の出兵も家中の意見が割れ、浅井への義理だけで越前から腰をあげたにすぎぬのではなかろうか」
 だとすれば信長の奇襲により気勢を削がれた朝倉勢は越前への撤退を余儀なくされる。追い打ちをかける絶好の機会だ。伝令が告げた信長の下知は、そのことをさしているのかもしれない。
「爺。皆に命じて…」
 と振り返ると、町野左近が何者かを連れて帷幕の中に入ってきた。

「若殿。なにやら狼煙が上がった場所にこの者がおり、若殿に会わせよと…」
 町野左近が連れてきたのは、見るからに怪しげな僧侶。粗末な衣をまとい、背丈は低く、痩せ細っている。
 頭を覆う大きな笠の影が、顔のほとんどを隠し、垂れた口元だけが薄暗がりの中でぼんやりと浮かび上がっていた。
 僧侶が近づくと周囲の空気が微かにざわめいた。物陰にいた滝川助太郎が不穏な空気を感じ取り、瞬時に姿を現して忠三郎と僧侶の間に入った。
(旅の僧にも見えぬし、もしや、甲賀の素破…)
 その佇まいは、言葉にしがたい奇怪な雰囲気を醸し出していた。手に持つ錫杖が、静寂の中でかすかに音を立てるたびに、その音が耳に絡みつくように不快で、頭の中に嫌な残響を残す。
「わしが蒲生忠三郎じゃ。そなたは?」
 僧侶は笠の影から目を光らせ、忠三郎を見る。その姿は、どこか異様なものがある。人でありながら、人ではない者のように。

「重丸様の使いの者でござりまする」
 低く、しわがれた声でそう言った。
「重丸は…江北におるのか」
 やはりそうか。思った通り重丸は生きて、江北にいる。しかもわざわざ使いまで送ってきた。
(もしや心変わりしてくれたか)
 江南を離れ、日野に戻りたいと願っているだろう。忠三郎の胸に、再び淡い希望の光が蘇る。重丸は三万を超える大群を見て、抵抗が空しいと気づいてくれたのかもしれない。
「重丸はどこでどうしておる?」
「百済寺から逃れ、この先の寺に身を隠していたところ、流行り病にかかり明日をも知れぬお命。忠三郎様に一目会い、今生の別れを告げたいと仰せにござりまする」
「それはまことか…。この先の寺とは?」
 忠三郎が僧侶に問いかけると、滝川助太郎と町野左近が慌てて止めた。
「明らかに罠でござりましょう。忠三様、罠とお分かりになっていながら、かような怪しげな者に惑わされ、何故に命を捨てに行かれるので?」
「それは…」
 幼い頃に命を救われたから。音羽城で襲われたとき、重丸がいなければ、井戸の下から間道を抜けることはできなかった。あのまま母とともに討たれていたかもしれない。
(これが罠というのであれば、では、何故、あの時、わしを助けた)
 今、こうして無事でいるのも、あのとき重丸が手を取り、間道の出口まで導いてくれたからだ。
「止めるな、助太郎」
 三人がもみ合っていると、僧侶が無言で立ち上がり、助太郎と町野左近の後頭部を殴りつけた。
 二人が音をたてて倒れる。
 あまりの手際の良さに、忠三郎はあっけにとられて僧侶を見る。
「おぬし…やはり、甲賀の者か」
 僧侶の奥に潜む何かが、ひんやりとした風のように冷たく伝わってくるのを肌で感じる。顔をよく見ようとすると、どこかぼやけて焦点が定まらない。
「ご家中の者に気づかれる前に、早う参りましょう」
 僧侶に冷ややかに促され、忠三郎は頷いた。

 これまで信長は何度も浅井長政の居城・小谷城を攻略するため兵をあげてきた。
 しかし険しい山の頂にある小谷城を容易く落とすことができない。今回の戦さがこれまでと異なるのは、これまで頑強に抵抗してきた山本山城主・阿閉貞征がいち早く降伏したことだ。山本山が落ちたことで焼尾砦も降伏し、砦の将に道案内をさせたことで、これまで朝倉勢が駐屯していた大嶽おおづく城を落とすことができた。

 大嶽おおづく城を落としたことで、織田勢により北国街道が封鎖された。浅井はこれで完全に孤立。例え朝倉勢が援軍に来たとしても、浅井勢と合流することはできない。
(今度こそ、朝倉、そして浅井を完全に打ち破ることができる)
 一益はそう思い、信長の下知に従って朝倉勢追撃の手筈を整えていた。そこへ義太夫と滝川助太郎が飛び込んできた。
「殿!一大事にて」
「如何した。朝倉勢が動いたか?」
「さにあらず。鶴がどこぞへ消えてしもうたと、助太郎が…」
 義太夫が奇妙なことを言い始める。
「消えたとは?」
「妖術やもしれませぬ」
 義太夫が神妙な顔をして、ますます可笑しなことを言う。
「妖術?」
 一益が床几に腰かけたまま尋ねると、助太郎が片膝ついて、いきさつを話し始めた。
「まこと怪しげな僧侶が現れ、あっという間に我らを殴って忠三様を連れ去ったのでござります」
 助太郎は慌てふためいているが、義太夫は幾分、拍子抜けしたようだ。
「おぬしが妖術と申す故、まことに妖術使いが現れたかと喜んでおったが、これはとんだぬか喜びをさせられたわい。助太郎、それは妖術ではのうて、おぬしが不覚をとっただけではないか」
 義太夫が指摘すると助太郎はグッと詰まり
「そう…とも申しますが…。あれはただの僧侶ではありませぬ。まことこの世の者とも思えぬ異形の者」
「どう聞いても、甲賀の素破であろう。つまらぬのう」
「義太夫殿、忠三郎様が連れさられたというのに、つまらぬとは如何なものかと」

 助太郎は大真面目だというのに、義太夫はおどけた様子で
「わしはまだ妖術なるものを見たことがない。一度見たいと思うていたところじゃ」
 このままでは、また二人がいい争いになりそうだ。一益は軽く手を振り二人を制する。
「鶴はその僧について行ったのであろう」
「恐らくは…」
 助太郎が申し訳なさそうに言うと、義太夫は助太郎を小突いて
「如何したのじゃ。おぬし、素破であろう?鶴ごときを見失うなどと」
「いえ。忠三様おひとりであれば見失うことはありませぬ。されどあれが素破とすれば相当な使い手。我らが気を失っている隙を見て、実に見事に行方をくらましたので」
 助太郎が不覚を取ったのであれば、大げさな話でもなく、そこそこの手練れと思われた。
「やれやれ、致し方ない。滝川家一の素破、滝川義太夫の出番かのう」
 義太夫がやる気満々で床几から立ち上がる。

「義太夫、待て。闇雲に探しても見つかるまい。彦一郎を連れていけ。あやつは鼻が利く」
「彦一郎?鼻が…あぁ、なるほど」
 忠三郎は志野流香道の香匠・建部隆勝から香道を習っており、普段から髪に香を薫いている。
 日野を訪問した折に忠三郎が茶室で香木を薫きながら、話してくれたことがある。
『香のもたらすものの一つが、静中成友せいちゅうじょうゆう
『静中に友と成る、とは?』
『静けさの中で安らぎを友とし、孤独なこころを癒す。と心得ておりまする』
 なんとも忠三郎らしい答えだった。

 しかし戦場において甲冑に香を薫き染めるのは忠三郎だけではない。武家のたしなみとして世に広く浸透しているが、忠三郎が好む香は自分で調合した香であり、独特の匂いがあった。
「確かに、彦一郎は常より腐った魚は食わぬほど鼻が利くようで」
「義太夫殿、彦一郎殿でのうても腐った魚は食いませぬぞ」
 腐った魚を例えに出すとは。おおよそ雅な静中成友せいちゅうじょうゆうとは程遠い。
 義太夫と助太郎が幔幕の外へ消えていく。この山中のどこかに重丸と、そして一益の一子・三九郎も潜んでいるだろう。
(今回も取り逃がすのか)
 しかし今は朝倉勢追撃が優先される。六角の残党ごときにかまけている暇はない。まずは物見を送り、朝倉勢の動きに目を光らせなければ。

 義太夫が助太郎、木全彦一郎とともに蒲生勢が陣を張る山裾まで走っていくと、木全彦一郎はいち早く林の中を駆け出していった。
「もう嗅ぎ分けたか!山犬も真っ青の恐ろしい嗅覚じゃ」
「義太夫殿。戯れておる暇はありませぬ。急いで後を追わねば、木全殿を見失いそうで」
「鶴は夜目が利かぬ。松明なしで、そう遠くへ行ったとは思えぬ」
 自称・滝川家一の素破はこんなときでも緊張感がない。
「常より莫逆の友と言うておきながら、忠三様のお命が危ういというのに案じてはおられぬので?」
「案じておるからこうして走っておるのじゃ」
 と言いつつも、無言で駆けていく木全彦一郎と比べると、先ほどから何の緊迫感も感じられない。
「義太夫殿!」
「そう焦るな。重丸には鶴は討てぬ」
 義太夫が意外なことを言うので、助太郎はエッと驚き、
「それは何故に…」
「殿がそう仰せであった。わしはよう知らん」
 助太郎が話し出したときから、義太夫は余裕ある態度だった。忠三郎の命が脅かされているとは思っていないのだろう。それにしても一益は何故、そう思っているのだろうか。
 助太郎がなおも義太夫に問おうとしたとき、にわかに銃声が鳴り響いた。
「義太夫殿、今の音は…」
「これは想定外じゃ。急ごうぞ」
 木全彦一郎が消えた方向へと走っていくと、開けたところに出た。甲賀者と思しき数名がすでに倒されており、倒れた重丸と、そのすぐ傍で重丸に取り縋る忠三郎の姿があった。
「鶴!無事か!」
 忠三郎が目を真っ赤にして振り向く。すでに重丸はこと切れている。即死のようだ。
(ふぇぇぇ。心の臓を一発で…)
 この暗がりで、一発で仕留めるとは並の腕前とは思えない。これは余程の射撃の名手だろう。
「鶴、しっかりいたせ」
 何が起きたと言うのか。まずは動揺する忠三郎を落ち着かせて話を聞くことにした。

 時は町野左近と助太郎が倒れ、忠三郎が僧侶の後につづいて姿を消したところまで遡る。

 夜目の効かない忠三郎は、月明かりだけを頼りに僧侶のあとに続いた。声をかけるのも躊躇われ、ただ黙ってついていくと、僧侶はにわかに立ち止まり、こちらを向いた。
 僧侶の背後の暗がりの中に、小さな祠が浮かび上がっているのが見えた。
「寺ではなかったのか」
 忠三郎が笑って問うと、僧侶は冷笑する。
「寺などないと、最初からお分かりの筈」
 その瞬間、何か冷たいものが背中を這い上がるような感覚がした。僧侶の目は笠に隠れて見えないが、確かにこちらを見ている。心の奥底を見透かしているかのように。すべてを知っているかのような、得体の知れない威圧感を放ち、持っていた杖を構えた。
(仕込み杖か)
 仕込み杖とは刀を杖に見立てたもの。噂に聞いたことはあったが実物を見るのは初めてだった。
 物陰からは待っていたかのように重丸が姿を現した。
 見ると、足を引き摺って刀を杖代わりにしている。
「重丸…その足は?」
 忠三郎が問うと、重丸が嘲笑い、やがて笑い収めて忠三郎を睨んだ。
「白々しい。全て己にやられたのじゃ!」
「違う!わしは…」
「蒲生勢が百済寺を焼き払うのをこの目でしかと見ておるわ」
 そのときなのだろうか。忠三郎を討とうと覚悟を決めたのは。なおも忠三郎が何か言おうとすると、周りの木々から不審な素破と思しき数名が姿を現した。
(本気でわしを討つ気か) 
 忠三郎はすべてを理解した。重丸の瞳には、かつて忠三郎を守り、導いてくれた優しさはもうなかった。
「おぬしは本気で…本気でわしを…」
 言葉は喉の奥で絡まり、声にならない。重丸と過ごした日々が、一瞬のうちに頭を駆け巡る。
 幼い頃の無邪気な笑い声、母と三人で過ごした穏やかで幸せなひととき。だが、それらすべてが今、冷酷な現実の前で無力なものに感じられる。血が通った肉親であったはずの重丸が、今や自分の命を奪おうとする敵であるという事実は、あまりにも残酷だった。
 重丸は怒りに燃えた目で忠三郎を睨んで刀を抜く。重丸のその手には、忠三郎を迷いなく討つ覚悟が宿っている。
「鶴!この期に及んでまだ争いごとを避けると申すか。おぬしは敵を前にして刀も抜けぬ腰抜けか!」
 戦場で多くの敵を斬り伏せてきた。しかし、今は刀を抜くことを躊躇している。戦場で向かい合う敵とは違う。これが重丸でなければ、即座に刃を向けていたはずだ。だが、相手は幼き日に忠三郎を救ってくれた重丸だという事実が、忠三郎の手を重く縛り付け、心の中に鋭い痛みを残している。
「重丸…」
 怒りも憎しみもなかった。ただ、底知れぬ悲しみと虚しさが滲み出してくる。
 重丸の鋭い視線は、忠三郎に選択を迫っていた。どちらかが生き残り、どちらかが死ぬ。血に塗られた兄弟の物語に終止符を打つ瞬間が、確実に近づいているのを肌で感じる。

 そのとき、忠三郎の真横にいた素破が虚空を掴んで仰け反った。
 木全彦一郎だ。
 彦一郎は、返す刀でその横の素破を切り伏せる。気づいた素破たちが彦一郎に襲いかかる。
 呆気にとられていると、重丸が刀を振りかざした。忠三郎が向き直り、鞘ごと刀を掴んだとき、山間に銃声が響いた。

 忠三郎は時折、言葉を詰まらせながらも、途切れ途切れに事の顛末を話した。その心はすでに疲労し、どこかへ置き捨てられたように虚空へと消えていく。
 黙って話を聞いていた義太夫は、しばしの沈黙の後、改めて躯を確認した。
「こやつが重丸か?」
 忠三郎が力なくうなずく。僧侶はやはり素破だったようだ。
「ここでわしを待っておった」
 倒れている素破たちは、重丸の護衛だったのか。それとも忠三郎を討つために潜んでいたのだろうか。
「そう己を責めるな。百済寺から逃がすため、焼き討ちを知らせたのであろう?」
 忠三郎は聞いているのかいないのか、俯いたまま微動だにしない。
「このようなことができるのは…一人しかおらぬ…」
  月明かりで遠くから命中させられるのは、一益しかいないと、そう言っている。
(確かに、かように腕の立つものといえば、わしか、殿か、彦一郎…されど、わしと彦一郎はここにおる。帰するところ、殿しかおらぬと)
 しかし一益は何と言っていたか。重丸には忠三郎は討てないと、そう言っていた。それが分かっていながら、重丸を始末するとは思えない。
(いや、もしやこれは…)
 重丸の身体を調べてみると、思った通り、信長を狙撃した時と同じ二つ玉だった。糸を使って二つの弾丸をくくりつける二つ玉。命中率を上げ、殺傷力を高めるときに用いる。
「やはりそうか」
 義太夫がはっきりと確信して木全彦一郎を見ると、弾傷を見た彦一郎も頷く。
「何故に…何故に義兄上はこのようなことを…」
 義太夫はおや、と首を傾げたが、ふと、風が変わったのを感じた。
(朝倉勢が動いたか)
 一益は他の織田家諸将とともに、先陣を命じられていた。早く戻らなければ信長に叱責されてしまう。義太夫は忠三郎の隣にしゃがみ、
「重丸の亡骸は我が家のものに命じて信楽院に運ばせようほどに。そろそろ戻らねば…おぬしは一軍の将ではないか」
 風が冷たく吹き抜ける。 忠三郎は再び、亡骸にそっと手を伸ばした。重丸の体からはもう生命の温もりが奪われつつある。 重丸の笑顔が遠い過去の記憶として、頭の中に浮かんでは消えていく。
 二人を引き裂いたものは何だったのだろうか。そして自分たちにはこの結末しかなかったのだろうか。取り留めのない問いを何度も繰り返すが、その答えは見つからない。ただ、心の奥に巣食う悲しみが、忠三郎を深い孤独の闇へと引きずり込んでいった。
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