獅子の末裔

卯花月影

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11.旭日昇天の勢い

11-3. 驕慢の果て

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 江南の土地は、古来より豊かな水に恵まれ、人々の生活を潤してきた。
 清らかな川が幾筋も大地を縫うように流れ、鈴鹿の山々から湧き出る水は涸れることなく、静かにそして力強く大地に命を与え続けている。
 水面には陽の光がきらめき、岸辺には青々とした草木が繁り、その景色は四季を問わず豊かな彩りを見せる。

 この地の土壌は、何世代にもわたって水がもたらす豊かさを吸い込み、作物に溢れんばかりの実りを約束してきた。田畑では、穂を垂れる稲が風に揺れ、果樹の枝に重く実った果実が甘い香りを漂わせる。
 農夫たちはその恵みに感謝し、代々受け継がれる知恵と技術で、この豊かな土地を育ててきた。

 春には水路を満たす雪解け水が、田畑を潤し、夏には豊かな陽光とともに、水が作物に命を吹き込む。
 秋には黄金色の大地が、たわわに実った収穫で賑わい、人々はその実りを喜び、冬の到来を前にまた新たな一年の始まりを祝う。

 この地に住む者たちは、水の恵みに対する深い敬意を抱いている。人々は清らかな水をもたらす山々や、川を神聖なものと崇め、その豊穣を感謝している。
 しかし豊かであるがゆえに、江南がたびたび戦乱に巻き込まれてきたこともまた事実だ。繁栄がかえって争いの種となり、外敵や野心を抱く者たちがこの地を狙う。

(豊かであることが悩みの種かもしれぬ)
 ああは言ったものの、信忠の心配はただの杞憂とも思えなかった。
 南蛮から来る船が銃や硝石などの火薬材料を多く積んでいることも気にかかる。鉄砲生産により日野が潤うように、織田家の火力が増強されるごとに、堺およびポルトガル商人に富が集まっていることは見ていれば分かる。

「義兄上はこのこと、如何お考えで?」
 戦さを終え、安土の屋敷に戻った一益に尋ねた。義太夫は笑って、
「真面目くさりおって、如何した?日野商人たちが儲かれば蒲生家も懐暖かくなろう?嬉しい限りではないのか?」
「そうとばかりも言えぬ。豊かであれば、その分、敵も増えるというもの」
 信忠の心配もそこではないだろうか。

「勘九郎様やそなたの案じていることも一理ある。わしと快幹が千草峠の利権をめぐり、度々争ってきたことは存知のことであろう。国の繁栄は、外敵を増やす。それゆえ、商いにより得た利益により、さらに戦さの備えをする。その戦さの備えにより、更なる利益が生み出される。されど、それでは武器商人ばかりが私腹を肥やす仕組みになる」
「では…如何様にしたらよろしいので?」
「それは…」
 一益は少し考え、手にした扇子で床を叩く。
「わしよりも、そなたのほうが余程、知恵があろう。この日の本に泰平が訪れた折には勘九郎様と供に、よくよく考えてみるがよい」

「日の本に泰平が訪れた折…」
 一益の言うことは謎めいていた。
(その時には義兄上も、上様も、もはやこの世にはおらぬと、そう思われておるのだろうか)
 一益や信長が生きているうちは成し得ないことなのだろうか。泰平の世とは、そんなに遠い未来だろうか。

 信長が安土に居を構えて以来、忠三郎は戦場での働きよりも近侍として各地を飛び回ることが多くなった。
 危険が伴う他国へ行くことはなく、もっぱら織田家の家臣の元だ。それがある時は居城であり、ある時は戦場だった。
 使者は信長の代理であり、相手が織田家の重臣であっても城へ行けば、上座を譲られ、相手が平伏するのを待ち、顔を挙げたのを見届けてから信長の口上を伝える。戦場であれば、相手が床几を下りて片膝をつき、忠三郎の伝える言葉を聞く。

 その後は過剰なまでのもてなしを受ける。上質な酒に、宮中に出入りするような白拍子が今様を吟じ、気に入ったものを指名すると、夜伽を務めてくれる。
 必然的に帰るのは翌朝になるが、秀吉などは土産まで持たせるほど気をまわしている。
(それに比べ…)
 行くたびに簡素な扱いを受けるのは滝川家だ。

 親しい間柄というのもあるが、上使として扱われるのは信長の口上を伝える最初だけ。白拍子が出てくる筈もなく、顔を見せるのは義太夫、新介といった見慣れた一門衆。あとは常の如く、義太夫たちとともに、一汁一菜を口にし、時折、木の皮を煎じた、途方もなく苦い茶が添えられたり、安価なにごり酒が用意される。

「義兄上は誰が来ても同じか?」
 ある日、忠三郎が苦笑して尋ねると、義太夫が小首を傾げた。
「誰か来ても、とは?」
 長島を領してからも、膳に並ぶものは以前と変わらぬ、見慣れぬ野草の類ばかり。

「使者が久太郎や仙千代であっても、かような扱いか?」
「我が家も少し潤い、戦さの前は奉行衆がおらんでも魚がでるときがある」
 義太夫が胸を張り、瞳を輝かせながら、誇らしげに言う。
(聞く相手を誤ったか)
 話の次元が異なるようだ。義太夫にはもてなしの意味が分かっていないのではないか。

 致し方なく盃を傾けながら、義太夫と二人で他愛もない話を続け、忠三郎はふと、先日会った章姫のことを思い出した。
「義太夫。わしは天女の如き女子に会うた」
「天女?ほう?そのような女子がおったか?安土に?」
「然様。これはまさに天命ではなかろうか」
 信長は五畿内、そして近江や丹波、伊勢を行く行くは織田家連枝で固めようとしている。蒲生家が領する日野。忠三郎の正室である吹雪が男子を産めば、いずれ日野の地も信長の孫が領することになる。

 しかし事は信長の思惑通りにはいきそうになかった。当の忠三郎が吹雪に関心を持つことができず、顔を合わせるのは一族が揃う正月と蒲生家代々の先祖の法要のときのみ。これではいつまでたっても嫡男が生まれることはない。
(されど章姫殿であれば…)
 吹雪の妹、章姫が子を成してくれれば、吹雪が子を成すのと同じことになる。生まれた子を嫡男として育て、跡目を継がせればいい。

(何よりもあの姫は特別な姫)
 章姫の優雅な所作や吸い込まれるような瞳、物おじせず、思いをはっきりと口にする芯の強さ、どれ一つとっても姉の吹雪からは感じられない。
「これはまさに前世からの縁。定められた宿命が我らを導いたに違いない」
 忠三郎が大真面目に言うと、義太夫は笑いをこらえて頷く。

「前世からの縁とはまた大きくでたのう。して、かの姫君は何処の姫君じゃ?」
「章姫どのじゃ」
 忠三郎の口から章姫の名前が飛び出したので、義太夫はあやうく口に含んだ酒を吹き出しそうになりながら、無理やり飲み込み、激しくむせ返った。
「な、何?章姫様?!」
「そこまで驚くことでもあるまい。麗しい姫君を目にした瞬間、我が心は一瞬で焦れ、鼓動が高く鳴った。不覚にもわが胸の内に熱いものが湧き上がるのを感じたのじゃ」
 忠三郎は章姫を思い起こし、我と我が心に酔いしれて熱く語り始める。

「何をまかり間違うて章姫様などと言い出したのじゃ。上様の娘を側室にすると申すか?そのようなこと、まかり通るはずもない」
「そのことよ。義太夫、何かよい考えはないか?」
 義太夫は頭を抱えた。よりにもよって一益が可愛がっている章姫を側室にとは。
(やれやれ、困ったことになったわい。なんとか諦めさせねば、揉め事になりかねぬ)

 最近の忠三郎からは奉行衆顔負けの、身の程を弁えない挙動が見え隠れしている。
 信長の傍近くあって織田家の内情に触れ、信長の使者として立ち振る舞うことが増えたために、周りの者も忠三郎を特別視する。そのことで自らが権力を手にしたかのような錯覚に陥っているのようだ。
 これはなにも忠三郎一人に限らず、堀久太郎も、万見仙千代も、長谷川藤五郎も、皆、同じだ。このまま放置することもできない。何か一計を案じなければ。

 大陸から桃の節句が伝来したのは平安の頃と伝わる。桃そのものは、それよりももっと前、災いを除き、福を招く観賞用の花として伝わった。桃は桜の花が咲く頃、赤や白の鮮やかな花をつける。その花には利尿、むくみの効果があり、薬草としても名高い。
 忠三郎が佐助を偲んで信楽院に桃を植えさせたのは元服して日野に戻ったときなので、もう七年になる。桃は成長が早く、今では毎年春になると見事な花をつけている。
(この花を章姫殿にもお見せしたい)
 そう思い、枝を一本折ると、和歌を添え、町野左近に頼んで安土の滝川家の屋敷に送った。

 町野左近が安土に到着すると、滝川屋敷には折り悪く、一益が戻っていた。
(なんとも間の悪いことじゃ)
 まさか滝川家の屋敷に行って当主の一益を無視することもできず、致し方なく、一益の前に伺候する。
 桃の枝を手にした町野左近が広間に案内されてくると、一益は怪訝な顔をした。

「それは?」
「これは…その…我が家の若殿が、…義兄上様にお見せしたいと、そう申しまして…」
 苦しい言い訳をすると、一益が小首を傾げている。
 傍に控えていた義太夫が察して笑いをこらえ、
「殿。いにしえの頃、和歌に季節の折り枝を添えていたと申します。これはそれに倣ったことかと。常より敬愛する殿に、桃の花を見せようとは殊勝な心掛けで」

 助け舟を出したつもりかもしれないが、なんの助けにもなっていない。しかし、町野左近も言い訳が思い浮かばず、義太夫に便乗することにした。
「はい。義太夫殿の仰せの通りで。此度は和歌はござりませぬが…」
 章姫宛の和歌も懐に隠し持っている。
(かようなものを見せては、桃の枝が章姫様宛と発覚してしまう)

 密かに懐に忍ばせている恋の歌を一益宛と言うこともできず、町野左近は吹き出す汗をぬぐいながら、その場を取り繕おうとした。
「然様か…」
 平安のころ和歌に折り枝を添えて、やりとりをしていたことは一益も知っている。しかし、それは男女が想いを伝え合うときにしていた行為であり、男から男へ渡していたことは聞いたことがない。
「ではどこかに生けておいてくれ」
 一益はなおも不思議そうな顔をしていたが、義太夫は威勢のいい返事をして、桃の枝を手に奥へと下がっていった。


 奉行として都を任されていた織田家の三人の武将、佐久間信盛、滝川一益、原田直政。いずれも織田家の重臣であるが、信長の馬廻衆だった原田直政は妹が信長に見初められて以来、運が開けた。
 そのときはまだ信長の正室が輿入れ直後だったために正式に側室として迎えられることはなかったが生んだ子は男子にして、信長にとっては長子だった。

 子が生まれたことで、直政の妹は正式に側室として迎えられ、原田直政は信長から連枝として扱われるようになった。その後はとんとん拍子に出世し、家老の柴田勝家の娘を娶り、信長から官位と、九州の名家・原田氏の性を与えられた。
 馬廻衆から出世するものは多いが、その中でも群を抜いた出世頭だ。

 織田家の重臣たちと並んで京奉行を務めたのち、山城の守護、そして松永久秀、筒井順慶らとともに大和の国を治めるに至る。
 信長の信頼が厚く、大和の国では全権を委ねられている。

 忠三郎は信長の命を受けて大和へ行き、本願寺攻めについての信長の意向を伝えた。
 その後は御多分に漏れず、酒宴になり、都から呼び寄せた白拍子の舞が披露される。ここまでは他の織田家の武将のもとへ行ったときと何ら変わらなかったが、途中で雲行きが怪しくなってきた。

 それまで礼儀正しかった原田直政は、酒が入り、時間がたつにつれて不遜な態度が表に現れはじめた。
「遠慮のう飲むがよい。これほどの酒も女子も、山奥の日野ごときでは到底手に入るまい」
 原田直政はそう言い放ち、広間に高らかに笑い声を響かせた。信長の使者として訪れている忠三郎に対して、無礼と言ってこれほど無礼な態度はない。

「まことに原田殿のお心遣い、痛み入りまする」
 忠三郎は、胸の奥で煮えたぎる怒りを必死に抑え込み、表情一つ変えぬまま言葉を紡いだ。その心の内では、はらわたが煮えくり返るような憤りが渦巻いていたが、微塵もそれを見せることなく、笑顔を返した。
(上様の寵愛を受け、今や飛ぶ鳥を落とす勢いか)
 急激な出世により、その成功が自分の能力や才能だけによるものと錯覚し、実態以上に過剰な自信を持つものは少なくない。その過剰な自信は周りの者に対する尊重を失い、傲慢な態度となって現れる。

 その点では、あの羽柴秀吉という人物は、逆に過剰な程、周りに気を遣っている。出世により、妬みや嫉みの的となり、周りが悪意を持って陥れてくることがよくわかっているようだ。用心深く、いささか狡猾な面があからさまではあるが、反対に原田直政は隙がありすぎる。
(これでは一度の失敗で、転落することは目に見えている)

 分不相応な権力を手にしたことで、周りに対して妙な優越感を抱き、任された権威が己の価値を高めたと勘違いしている。その思い違いは意識せずとも高慢な態度となって表れている。
(ましてや相手はあの大坂本願寺)
 相手にしている大坂本願寺は経験の浅い原田直政ひとりの手でなんとかなる相手ではない。原田直政自身も、一筋縄ではいかぬ相手だと分かっている筈だ。

であれば、腰を低くし、周りに協力を仰ぎ、一致団結して事に当たらなければならないが、誰に対してもこの態度であれば、それは難しい。元々、大和を治めていた松永久秀や筒井順慶がこのまま黙って従っているとも思えない。
「わしはまだまだ出世する。山城、大和だけでは飽き足らぬ。畿内全域を我が手にお任せいただくよう、上様に願い出ておるのじゃ」
 原田直政はまるで天下を中に手を入れたかのように鼻息荒く、大言壮語する。
 その姿は、大広間に轟く自らの名声が無限の重みを持つと信じている疑わないようだった。
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