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26.筑紫の国
26-9. 移ろう夢
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薩摩を目指していた豊臣勢は四月下旬になり、肥後八代から兵を引くことになった。
肥後の国。いにしえより火の国として知られるこの地は、米の石高も多く、また海産物にも恵まれている。
忠三郎は陣中を見回った後、立ち止まり、辺りを見回した。
(ここは……)
風が、静かに頬を撫でる。吹き抜ける風の香りが、どこかひどく懐かしい。
左手を仰ぎ見れば、見慣れた山の稜線が、薄曇る秋空に溶け込んでいた。
(綿向山……)
幼き日、朝に夕に眺めていた古里の山だと気づく。
いつの間にか、日野にいる――。
遥かなる戦場から帰り着いたというのか。
ふと耳を澄ませば、遠くで虫の音が響く。
日中の陽射しにはまだ夏の名残があるものの、風は冷ややかに澄み渡り、どこかもの寂しい。
初秋の気配が、町を包み込んでいた。
(綿向山を見るのは、いつぶりであろうか……)
懐かしさに浸るのも束の間、城下の方角からただならぬ喧騒が聞こえてきた。
(何事であろうか……)
しかし、見回しても人影はない。
静けさと騒がしさが、相反するように混じり合っている。
致し方なく、自ら様子を見に行こうと一歩踏み出したその時――
「若。行ってはなりませぬ」
不意に、耳元で声がした。
振り向くと、そこには町野左近が、静かに控えている。
「城下で何が起きた?」
忠三郎の問いに、左近の表情は険しく、低く告げた。
「美濃・尾張の織田勢が攻め寄せてきたのでござります。見るも恐ろしき異形のものどもで……」
(異形の者……?)
脳裏に、遠い記憶が呼び覚まされる。
尾張――都から遥か離れた地より来た織田勢。
彼らは、初めて見るような異様な髪型をし、奇妙な衣をまとっていた。
(特に……)
素破を中心とし、盗人や流浪人の寄せ集めだった滝川勢には、異形の者が多くいた。
虫の音が遠のき、風がざわりと草を揺らす。
(では我らはこれから…)
かつての記憶が、胸中に暗い影を落とす。
あの異形の者たちに交じり、都を焼き、比叡山を焼き、百済寺を焼き払った。
燃え盛る炎、響き渡る悲鳴、崩れ落ちる堂塔。
悪夢のような日々が、まざまざと思い起こされる。
(されど、道を過てば滅びしかない。)
思えば、この世に永く存るものなど、一つとしてありはしなかった。
浅井、朝倉、長島願証寺、武田――。
かつて天下に名を馳せた者たちも、皆、歴史の闇へと沈んでいった。
なにより、足利将軍家さえも滅びたのだ。
(たかが近江の小国の大名に、何ができようか。)
忠三郎は、静かに目を閉じた。秋の風が吹き抜け、遠く、梢の葉を揺らしている。
六角、織田、そして豊臣。
目まぐるしく移り変わる世の中で、忠三郎はただ、時代の流れに取り残されぬように、もがき続けた。
その十余年――。
戦火に翻弄され、槍を手に、血を流し、幾度も死線を越えてきた。戦のたびに、誰かが斃れ、領地は奪われ、また奪い返し、そして再び炎に包まれる。
それでもなお、生き残らねばならなかった。
「泰平の世を作るものとなるどころか、我が家を守るだけで精一杯ではないか」
静かに、誰にともなくそう呟いたそのとき――
「若。それでも若は与えられし役目を果たさねばならぬ御身」
どこかで聞いた懐かしい声がした。
はっとして振り返る。
「佐助……」
遠い昔に去っていったはずの佐助が、今、目の前にいる。
寄裂の小袖。幅が狭く、股立の浅い袴。あのころと変わらぬ装いを身にまとい、あの日に別れた日から幾日もたってはいないかのような、そんな笑顔を見せた。
「わしが果たさねばならぬ役目とは?おぬしはわしに何ができると言うておるのか」
忠三郎の戸惑いの声は、どこか頼りなげに揺れた。
佐助は、それをすべて見透かしているかのように、くったくのない笑顔を返す。
「若は大切なことを見失っておいでで。それも致し方なきことかと。されど、この先は更なる困難が待ち受けておりましょう。それゆえ、再び気力を取り戻されたときには、皆を力づけてくだされ」
更なる困難とは何か。
力づけねばならぬ者とは誰か。
佐助の言葉は、いつもどこか謎めいていた。
まるで、先の世を見通しているかのように――。
「佐助。おぬしは何を知っていて、この先の何が見えておると申すのか」
佐助は、微かに目を細めた。
そして、一瞬言葉を探すように沈黙したのち、ふと遥か向こうにそびえる山へと視線を向ける。
「若。あの山は、生きておる山で」
忠三郎もまた、その山に目を向けた。
どこまでも重厚に広がる山塊。
その頂から、ゆっくりと白き煙が昇っていた。
「生きている?」
「はい。あれは阿蘇なる山。時折、煙を吐く山にて、山が噴火したときには、土地の者どもは加持祈祷を行うとか」
阿蘇――。大地を震わせ、炎と煙を噴き上げ、時にはすべてを飲み込む、神威の山。
だがその荒々しさこそが、豊かな大地を生み、民を育む力ともなる。
忠三郎は、しばしその姿に目を奪われた。
「あの山が? さほどに頻繁に噴火すると?」
「それゆえに、この国は火の国と呼ばれるのでござります」
特にこの肥後の地は、温暖で穏やかだ。
青々と茂る木々、谷間を流れる澄んだ水、そして、何より大地は肥え、民が暮らすには適した土地に思えた。
(されど……)
古里の山河とは、大きく異なる。
ここに吹く風も、幼き日より慣れ親しんだ鈴鹿の山々の風とは違う。
優しさよりも、どこか荒々しさを孕み、肌に鋭く触れる風。
――まるで、この地そのものが生きているかのように。
「戻れるであろうか……わしは……」
思わず零れた言葉が、風に流されていく。
遠い目をして、彼方の景色を見つめる。
見知らぬ土地。
知らぬ風。
知らぬ土の匂い。
忠三郎はふと、背後を振り返る。
だが――
そこに佐助の姿は、もうなかった。
まるで、最初からそこにはいなかったかのように。
(佐助、またか)
また、おぬしは謎めいた言葉を残し、わしを置いて姿をくらませるのか。
――あの日の約束は、どうなった。
決してわしのもとを離れぬと、誓ったではないか。
幾度となく胸に抱き続けた思いが、再び口を突いて出た、そのとき――。
「殿! 殿、もうすぐでござります!」
突然、遠くで響く声。
はっとして、忠三郎は眠りの淵から引き戻された。
「長門……」
目を開けると、町野長門守が心配そうな顔で覗き込んでいる。
「殿、お気づきで。もう間もなく、到着でござります」
「到着?」
何のことか。
そう思った次の瞬間、自分が戸板で運ばれていることに気がついた。
(これは……)
手足は鉛のように重く、身体は熱に浮かされ、まるで炎に包まれているようだ。
(そうか、わしは……)
――あの夜。
陣払いを命じた夜、忠三郎はこれまでにない悪寒に震え、そのまま動けなくなった。
兵たちを蝕んでいた疫病が、ついに己の身にも及んだのだ。
「長門……兵は如何した」
かすれた声で問うと、長門は少し安堵したように口を開く。
「病に倒れた者の元へは、豊後より薬師やら何やらが大勢現れ、世話をしてくれておりまする」
「豊後?」
「はい。キリシタン繋がりで、殿が呼び寄せた者どもと聞き及びましたが……?」
思い当たることがない。
いつの間に、誰が――。
「他の者は?」
「殿が倒れたと知られては一大事。我が父が殿の身代わりとなり、兵を率いて国元へと向かっておりまする」
町野左近が忠三郎に代わり、皆を指揮し、国元への帰還を導いているようだ。
「では……我らはどこへ向こうておる?」
「豊後の病院で」
「豊後の病院?」
意識の奥、まだ夢の中にいるかのような朧げな感覚の中で、忠三郎は遠くを見つめた。
風はまだ、あの日と変わらず吹いている。
どこか遠くへと、忠三郎を運んでいくように――。
肥後の国。いにしえより火の国として知られるこの地は、米の石高も多く、また海産物にも恵まれている。
忠三郎は陣中を見回った後、立ち止まり、辺りを見回した。
(ここは……)
風が、静かに頬を撫でる。吹き抜ける風の香りが、どこかひどく懐かしい。
左手を仰ぎ見れば、見慣れた山の稜線が、薄曇る秋空に溶け込んでいた。
(綿向山……)
幼き日、朝に夕に眺めていた古里の山だと気づく。
いつの間にか、日野にいる――。
遥かなる戦場から帰り着いたというのか。
ふと耳を澄ませば、遠くで虫の音が響く。
日中の陽射しにはまだ夏の名残があるものの、風は冷ややかに澄み渡り、どこかもの寂しい。
初秋の気配が、町を包み込んでいた。
(綿向山を見るのは、いつぶりであろうか……)
懐かしさに浸るのも束の間、城下の方角からただならぬ喧騒が聞こえてきた。
(何事であろうか……)
しかし、見回しても人影はない。
静けさと騒がしさが、相反するように混じり合っている。
致し方なく、自ら様子を見に行こうと一歩踏み出したその時――
「若。行ってはなりませぬ」
不意に、耳元で声がした。
振り向くと、そこには町野左近が、静かに控えている。
「城下で何が起きた?」
忠三郎の問いに、左近の表情は険しく、低く告げた。
「美濃・尾張の織田勢が攻め寄せてきたのでござります。見るも恐ろしき異形のものどもで……」
(異形の者……?)
脳裏に、遠い記憶が呼び覚まされる。
尾張――都から遥か離れた地より来た織田勢。
彼らは、初めて見るような異様な髪型をし、奇妙な衣をまとっていた。
(特に……)
素破を中心とし、盗人や流浪人の寄せ集めだった滝川勢には、異形の者が多くいた。
虫の音が遠のき、風がざわりと草を揺らす。
(では我らはこれから…)
かつての記憶が、胸中に暗い影を落とす。
あの異形の者たちに交じり、都を焼き、比叡山を焼き、百済寺を焼き払った。
燃え盛る炎、響き渡る悲鳴、崩れ落ちる堂塔。
悪夢のような日々が、まざまざと思い起こされる。
(されど、道を過てば滅びしかない。)
思えば、この世に永く存るものなど、一つとしてありはしなかった。
浅井、朝倉、長島願証寺、武田――。
かつて天下に名を馳せた者たちも、皆、歴史の闇へと沈んでいった。
なにより、足利将軍家さえも滅びたのだ。
(たかが近江の小国の大名に、何ができようか。)
忠三郎は、静かに目を閉じた。秋の風が吹き抜け、遠く、梢の葉を揺らしている。
六角、織田、そして豊臣。
目まぐるしく移り変わる世の中で、忠三郎はただ、時代の流れに取り残されぬように、もがき続けた。
その十余年――。
戦火に翻弄され、槍を手に、血を流し、幾度も死線を越えてきた。戦のたびに、誰かが斃れ、領地は奪われ、また奪い返し、そして再び炎に包まれる。
それでもなお、生き残らねばならなかった。
「泰平の世を作るものとなるどころか、我が家を守るだけで精一杯ではないか」
静かに、誰にともなくそう呟いたそのとき――
「若。それでも若は与えられし役目を果たさねばならぬ御身」
どこかで聞いた懐かしい声がした。
はっとして振り返る。
「佐助……」
遠い昔に去っていったはずの佐助が、今、目の前にいる。
寄裂の小袖。幅が狭く、股立の浅い袴。あのころと変わらぬ装いを身にまとい、あの日に別れた日から幾日もたってはいないかのような、そんな笑顔を見せた。
「わしが果たさねばならぬ役目とは?おぬしはわしに何ができると言うておるのか」
忠三郎の戸惑いの声は、どこか頼りなげに揺れた。
佐助は、それをすべて見透かしているかのように、くったくのない笑顔を返す。
「若は大切なことを見失っておいでで。それも致し方なきことかと。されど、この先は更なる困難が待ち受けておりましょう。それゆえ、再び気力を取り戻されたときには、皆を力づけてくだされ」
更なる困難とは何か。
力づけねばならぬ者とは誰か。
佐助の言葉は、いつもどこか謎めいていた。
まるで、先の世を見通しているかのように――。
「佐助。おぬしは何を知っていて、この先の何が見えておると申すのか」
佐助は、微かに目を細めた。
そして、一瞬言葉を探すように沈黙したのち、ふと遥か向こうにそびえる山へと視線を向ける。
「若。あの山は、生きておる山で」
忠三郎もまた、その山に目を向けた。
どこまでも重厚に広がる山塊。
その頂から、ゆっくりと白き煙が昇っていた。
「生きている?」
「はい。あれは阿蘇なる山。時折、煙を吐く山にて、山が噴火したときには、土地の者どもは加持祈祷を行うとか」
阿蘇――。大地を震わせ、炎と煙を噴き上げ、時にはすべてを飲み込む、神威の山。
だがその荒々しさこそが、豊かな大地を生み、民を育む力ともなる。
忠三郎は、しばしその姿に目を奪われた。
「あの山が? さほどに頻繁に噴火すると?」
「それゆえに、この国は火の国と呼ばれるのでござります」
特にこの肥後の地は、温暖で穏やかだ。
青々と茂る木々、谷間を流れる澄んだ水、そして、何より大地は肥え、民が暮らすには適した土地に思えた。
(されど……)
古里の山河とは、大きく異なる。
ここに吹く風も、幼き日より慣れ親しんだ鈴鹿の山々の風とは違う。
優しさよりも、どこか荒々しさを孕み、肌に鋭く触れる風。
――まるで、この地そのものが生きているかのように。
「戻れるであろうか……わしは……」
思わず零れた言葉が、風に流されていく。
遠い目をして、彼方の景色を見つめる。
見知らぬ土地。
知らぬ風。
知らぬ土の匂い。
忠三郎はふと、背後を振り返る。
だが――
そこに佐助の姿は、もうなかった。
まるで、最初からそこにはいなかったかのように。
(佐助、またか)
また、おぬしは謎めいた言葉を残し、わしを置いて姿をくらませるのか。
――あの日の約束は、どうなった。
決してわしのもとを離れぬと、誓ったではないか。
幾度となく胸に抱き続けた思いが、再び口を突いて出た、そのとき――。
「殿! 殿、もうすぐでござります!」
突然、遠くで響く声。
はっとして、忠三郎は眠りの淵から引き戻された。
「長門……」
目を開けると、町野長門守が心配そうな顔で覗き込んでいる。
「殿、お気づきで。もう間もなく、到着でござります」
「到着?」
何のことか。
そう思った次の瞬間、自分が戸板で運ばれていることに気がついた。
(これは……)
手足は鉛のように重く、身体は熱に浮かされ、まるで炎に包まれているようだ。
(そうか、わしは……)
――あの夜。
陣払いを命じた夜、忠三郎はこれまでにない悪寒に震え、そのまま動けなくなった。
兵たちを蝕んでいた疫病が、ついに己の身にも及んだのだ。
「長門……兵は如何した」
かすれた声で問うと、長門は少し安堵したように口を開く。
「病に倒れた者の元へは、豊後より薬師やら何やらが大勢現れ、世話をしてくれておりまする」
「豊後?」
「はい。キリシタン繋がりで、殿が呼び寄せた者どもと聞き及びましたが……?」
思い当たることがない。
いつの間に、誰が――。
「他の者は?」
「殿が倒れたと知られては一大事。我が父が殿の身代わりとなり、兵を率いて国元へと向かっておりまする」
町野左近が忠三郎に代わり、皆を指揮し、国元への帰還を導いているようだ。
「では……我らはどこへ向こうておる?」
「豊後の病院で」
「豊後の病院?」
意識の奥、まだ夢の中にいるかのような朧げな感覚の中で、忠三郎は遠くを見つめた。
風はまだ、あの日と変わらず吹いている。
どこか遠くへと、忠三郎を運んでいくように――。
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